子猫譲渡のためのクラウドファンディング
栃木県宇都宮市とふるさと納税ポータルサイトの「さとふる」は、新たな猫に関するプロジェクトを発足し、資金確保のためのクラウドファンディングを立ち上げました。
その名も「宇都宮市に収容された離乳前の子猫を救いたい!!プロジェクト」
宇都宮市内に収容された離乳前の子猫を、宇都宮市内の動物病院で病気の有無診断を行う。
そして健康な状態で譲渡可能な状態まで飼養のうえ、宇都宮市へ返還し、新たな飼い主への譲渡に繋げるという事業です。
動物の命を尊重し、人と動物が共生する社会を目指すプロジェクトの概要とは?
今回、このプロジェクトを開始する背景には、公益社団法人栃木県獣医師会に対し、公益的かつ専門的な立場から、地域の動物愛護活動や「人と動物の共生する社会の実現」に向けた取り組みが期待されている、ということが関係していると言います。
殺処分や収容される多くが離乳前の子猫であることから、このプロジェクトには「子猫の健康面や体力面の検査を行った後、新たな飼い主さんに譲渡される」といった内容や、「猫の逸走・迷い猫の発見及び殺処分の防止を図るためのマイクロチップ登録推進」なども盛り込まれています。
寄付の使い道について
さて、気になる寄付の使い道についてですが、離乳前の子猫を飼育支援する活動に充てるとのことです。
やはり飼い主のいない離乳前の子猫の譲渡となると、健康面や体力面の不安が懸念されます。
そのような観点から、宇都宮市内の動物病院にて診察(子猫のウイルス疾患の検査など)、治療、さらには譲渡可能な状態までの飼養(キャットフード代、ミルク代、飼育管理費など)にかかるお金に使われるということです。
このクラウドファンディングの目標金額や募集期間について
それでは、このクラウドファンディングで目標とされている金額や募集期間についてご紹介します。
まず、このクラウドファンディングとしての募集期間は、2021年11月1日から始まっており、2022年1月31日まで受け付けています。
次に、プロジェクト達成とする目標金額については、260万円とされています。
宇都宮市の統計によれば、市保健所の2019年の殺処分数は、犬と猫を合わせ今までで最小の5匹だったと言います。しかしそれでも0ではない以上、寄付を通じて少しでも「殺処分ゼロ」に貢献できるのであれば嬉しいですね。