猫を飼育する際、一緒に他の動物も飼いたいと思う方も多いのではないでしょうか。
基本的に猫は単独での暮らしを好む生き物で、ペットによっては猫と飼育相性が悪い動物も存在します。
今回は代表的なペットたちは猫と一緒に飼育できるのか、について解説していきます。
①犬
犬に関しては猫と一緒に飼育が可能です。ただし、自分とは違う生き物である犬に対し、猫が警戒してしまうことが予想されます。
初めはケージ越しに対面させ、少しずつ慣れさせましょう。
また性格などの相性によっては住み分けする必要もあります。
②フェレット
昨今、人気が高まりつつあるフェレット。実は比較的、猫と飼育相性がいいとされています。
フェレットと猫は「長時間睡眠」など共通点が多いためライフスタイルも似通っており、簡単に倒せるほど小型でもないため、猫からイタズラに攻撃される可能性は他動物より低いと言えます。
③魚
魚も猫と一緒に飼育することは可能です。ただし想像つくかもしれませんが、優雅に泳いでいる魚に対し猫がちょっかいをかける恐れがあります。
水を苦手とする印象がある猫ですが、水槽に手を入れる程度であれば普通に行います。
猫と魚を一緒に飼育する場合は、水槽に必ずフタをして猫がイタズラできないよう対策を施しましょう。
④ハムスターなど小型げっ歯類
ハムスターなど小型げっ歯類は、猫との相性が好ましくありません。
基本的に猫は狩りをする生き物です。ネズミを追いかけ捕まえるイメージが強い猫ですが、ハムスターも例外ではありません。
動くハムスターに対して攻撃してしまう恐れがあることから、一緒の飼育は難易度が高いため避けたほうがいいでしょう。
⑤鳥類
ハムスター同様、インコなどの鳥類も猫との飼育は難しいです。
鳥類も猫にとっては狩りの対象で、野生の本能が刺激され襲ってしまう危険性が高いです。
⑥ウサギ
意外かもしれませんが、ウサギも猫との飼育は相性が良くないと言われています。
ウサギはハムスターや鳥ほど小型ではないため一見飼育も大丈夫なように思えます。しかし、実はストレスに弱い繊細な生き物。
猫がウサギとじゃれるつもりで飛びかかってくることがありますが、ウサギにとっては「襲われてしまう」という感覚に陥ってパニックとなり、結果ストレスに繋がることで健康を損なう可能性が高くなります。
そのため一緒に飼うことが難しいとも言われています。
基本的に猫は単独飼育、もしくは住み分けを推奨!
今回の内容をまとめると以下になります。
- 犬、フェレットは比較的一緒に飼いやすい。
- 魚は飼育可能だけど、イタズラ対策が必須。
- ハムスター、鳥類、ウサギは同時飼育はおすすめしない。
猫の中には小型動物と一緒に暮らしている子もいます。
社会化形成期である生後2か月前後から一緒に暮らしてきている動物に対しても受け入れやすいとも言われており、全く不可能という訳でもありません。
とはいえ、単独生活を好む猫と他動物を同じ環境で飼育するのは好ましくないため、住み分けなどの工夫が求められます。