Q:猫もしつけることはできるの?
A:犬のしつけよりも難しいといわれていますが、猫にもしつけはできます。猫を飼い始めたら、一緒に生活するうえで必要な基本的なしつけはしましょう。
猫に必要なしつけとは?
猫は犬と違って飼い主さんとのトレーニングを楽しめるわけではないので、「お手」「おすわり」などを覚えてもらうのは難しいです。
日常生活の中で必要になるしつけだけできれば十分と考えてください。
猫に必要なしつけはトイレトレーニング、爪研ぎの場所を覚える、噛み癖を直す、イタズラ防止が基本です。
電気コードをかじる、危ない場所に飛び乗るなどイタズラは猫の身に危険が及ぶ場合もあるので、安全に暮らすためにもダメなことはダメとしっかり教えましょう。
猫のしつけのコツ
猫がトイレや爪研ぎを失敗したり、イタズラをしたりしても叩くなどの体罰をしてはいけません。
感情的に怒るのではなく、落ち着いて「ダメだよ」とわかりやすい言葉で注意した方が伝わります。
悪いことをしたら時間を置かず、その場ですぐに注意してください。後になってから叱られても、猫は何について叱られているのかが理解できません。
また、ご家族の中でしつけのルールを統一することもポイントです。同じイタズラをしても、お父さんは注意しないのにお母さんには注意されるといった違いがあると、猫が混乱してしまいます。
注意するときに使う言葉も統一した方がわかりやすいでしょう。
人が猫に合わせることも大事
猫と人の安全で快適な暮らしのために、基本的なしつけは必要です。悪いことをした時には叱り、その分いい子にできたら思い切り褒めてあげてください。
また、猫と暮らすには「人が環境を猫に合わせる」ことも重要です。
イタズラされると危険な電気コードはカバーで保護する、倒されると割れてしまう鉢植えやインテリアは猫が過ごす部屋には飾らないなど、猫が暮らしやすいように配慮をしましょう