オーストラリアの『乗馬する猫・モリス』がSNSで注目|9年以上続く馬と猫の強い絆

出会うべくして出会った馬と猫

オーストラリアの農場で暮らす馬の「チャンピー」と猫の「モリス」は、大の親友です。

飼い主のジェニファー・ボイルさんはSNSにこの2頭の仲良しぶりを投稿するとともに、頻繁にチャンピーの背中に乗って散歩するモリスの姿を記録しています。

チャンピーとモリスが最初に出会ったのは2013年1月のこと。ボイルさんがモリスを動物シェルターから迎え入れたことが出会いのきっかけでした。

当時ボイルさんは、モリスが屋外で過ごしたことがあるかどうかもよく分かりませんでしたが、彼女がモリスを玄関ポーチに出して自由にさせると、彼はすぐに社交的なチャンピーと仲良くなりました。

チャンピーはあっという間にモリスが大好きになり、モリスを決してひとりで放っておかなかったそうです。

以来、2頭はいつも一緒にいる大親友となりました。

背中への飛び乗りは1回かぎりと思いきや…

 

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チャンピーに出会って間もなく、モリスは自分がチャンピーの背中に飛び乗ることができることを知りました。

チャンピーも喜んでモリスを自分の背中に乗せてあげます。

当初ボイルさんは、モリスによるこの乗馬は1回限りのお遊びだと思っていましたが、すぐにそうではなかったことが分かりました。

ボイルさんは、「チャンピーがモリスを背中に乗せることが彼らの友情にとってこんなにも大切な要素になり、その後9年間も頻繁に行われることになるとは思いもしませんでした。この2頭の間には本当に信じられないくらい強い絆があるのです」と言います。

日頃から様々なことを一緒に行う猫と馬

ただし、彼らの絆を示す証はこれだけではありません。この1匹の猫と1頭の馬は、普段から様々なことを一緒に行っているのです。

モリスは家の中に自分用の水飲み皿があるにもかかわらず、チャンピーと一緒に馬用の水入れから水を飲みたがります。

また、毛づくろいをしてくれる同種の同じ大きさの友達がいるにもかかわらず、チャンピーとモリスはしばしば互いの毛づくろいをするそうです。

ボイルさんは、モリスとチャンピーの友情によって世界に喜びの輪が広がっていることをとても嬉しく思っています。

「種の違いも大きさの違いも関係なく素晴らしい友情を築くふたりに、様々な場所にいる多くのフォロワーが共鳴しているのでしょう。人間もこんな風に様々な違いを越えて仲良くできたらいいですね」

そうボイルさんは語りました。