愛猫の盗み癖が徐々にエスカレートして飼い主も困惑
ニュージーランドのクライストチャーチでは、最近様々なものを巧みに盗んでくる飼い猫のキースが話題になっています。
飼い主のランボルド夫妻によると、キースが盗みに手を染め始めたのは3年ほど前からで、近所の物干し綱からブラジャーを盗ってきたり、地元クライストチャーチのヒースコート川から生きたウナギを捕ってくるようになったそうです。
盗み癖はさらに悪化し、最近ではマリファナの吸引器具や怪しげな白い粉の入ったジップロック袋を持ってきました。また、裏口のフェンスに女性用下着が引っかかっていたことも。
さらには、物干し綱にかかっていた洗濯物を綱ごとすべて持ってきたこともあります。
飼い主のジニー・ランボルドさんは地元ニュースサイトの取材を受け、「キースにはダイアモンドや現金の方がいいって言ったんですけど」と冗談めかして語りますが、今のところそういったものは盗ってきていないそうです。
持ち主に返してもまた同じものを盗んでくる生粋の盗人
ランボルド夫妻は、近所の人たちが盗まれたものを回収できるよう、キースが盗んだものをプラスチックの箱に入れ、謝罪のメモを付けて表玄関前に置いておきます。
ですが、キースは同じものを何度も盗む癖があるため、せっかく持ち主に返却してもあまり意味がないのだとか。
特に気に入っているのが、地元の小売商人のスチールキャップの付いた靴です。
この男性は靴に2.5kgの重しを置いているにも関わらず、それでもキースは1回に片方ずつ誰にも見られずに自宅まで引きずってきます。
近所の人たちはそんなキースに怒ることはなく、むしろ面白がっているそうです。
ただし、キースが最近盗んだものには地元当局も注意を向けています。
警察のスポークスパーソンによると、「特にキースが最近盗ってきたマリファナの吸引器具が懸念されます。この器具は警察が押収し、入手元についてキースに事情を聴取する予定です」とのことです。
ついに警察まで介入することになるとは…。手がかかる子ほど可愛いとはいうものの、きっと飼い主さんも気が気ではないでしょう。