「寒くないように」葉っぱの毛布で野良猫を温める子供たち|野良猫と少女の優しい関係

体の上に葉っぱを乗せたまま動かない猫の姿に驚く女性

2021年12月20日、シンガポールに住むある女性は定期的に行っている野良猫の世話のためにその場所を訪れ、側溝の蓋の上に微動だにせず横たわる猫の姿を見てとても驚きました。

猫の体の上には葉っぱが置かれ、その周りにはきちんと円を描くように葉っぱが置かれています。

見るからに奇妙なこの光景を見て、女性は最初猫が死んでいるのかと思いましたが、猫の体が動くのを見てほっとしました。

実は、猫の上に葉っぱを置いた犯人は周辺で遊んでいた2人の少女でした。

少女たちに理由を尋ねると、雨が降りそうだったため猫が寒くなるのではないかと心配だったとのこと。

そこで2人は葉っぱを使って猫の家と毛布を作ろうとしたそうです。

女性は少女たちの優しい気持ちが嬉しくなり、しばらくそこで少女たちと猫の話をしていました。

野良猫と人間の素敵な信頼関係

ちなみに、猫の名前は「プレシャス」といいます。

話をしている途中で、少女のひとりはプレシャスを温めるには葉っぱがまだ足りないと言って葉っぱを集めに行ってしまいました。

女性は、葉っぱを体に乗せて寝そべる猫の写真をさっそくSNSに投稿し、子供たちの優しい気持ちに直接触れることができてとても素敵な1日になったとコメントしました。

また、プレシャスが子供たちにされるがままになっており、子供2人が側にいるにもかかわらず今にも眠りに落ちそうな様子も嬉しかったそうです。

子供が動物に対し優しさを示す姿を見るのはとても心温まるものです。

おそらくプレシャスは子供たちに何の悪意もないことが分かっていたからこそされるがままになっていたのでしょう。

野良猫と子供たちの優しい関係になんとも心が和みますね。