10月14日は「鉄道の日」。2021年10月14日の鉄道の日では、和歌山駅ホーム内にて、あるどうぶつをモチーフにした時計が設置されました。
とてもかわいくて見るだけでほっこり和んでしまう時計ですが、いったいなんのどうぶつをモチーフに作成されたのでしょうか。そして、その時計を作られた理由について解説します。
10月14日は「鉄道の日」! でもなんで?
遡ること時代は明治5年。太陰暦を廃止し、太陽暦を採用したことにより、
- 1年を365日
- 365日を12の月へと割る
- 4年ごとに閏年を設ける
- 1日を24時間と割り振る
といった現在の暦と時間、閏年を定めました。
そのことにより、旧暦である明治5年12月3日を明治6年1月1日へと定めたのでした。
日本が新しい暦で盛り上がるなか、新橋から横浜間にかけて、はじめての鉄道が開通します。
これが「鉄道の日」のはじまりでした。
和歌山には三毛猫の駅長さんがいる
和歌山電鉄には駅長さんとして働く一匹の三毛猫がいます。その名は「ニタマ」ちゃん。多くの人に癒しと笑顔を提供するニタマちゃん。
そんなかわいらしい駅長をモチーフにした時計が、沿線を盛り上げるべく、2021年10月14日の鉄道の日に、和歌山電鉄に設置されました。
14日にはニタマちゃんが除幕式を行い、ロープを引きました。
新しく完成した時計は、直径70㎝で黒と茶色の耳に白いひげが3本あしらわれ、ニタマちゃんの愛くるしさをうまく表現されています。
和歌山電鉄は現在、新型コロナウイルスの影響により、乗客数が例年の7割前後へと急落。
2021年12月には新たな観光列車も導入し、観光需要を掘り起こそうと奮起しています。
これにあわせて、ニタマちゃんをモチーフにした時計が設置されたのでした。
たくさんの人に幸せと笑顔を運ぶ駅長に会いに行ってみよう
駅長として活躍するニタマちゃんは「(時計を設置してもらい)うれしいニャー」とご満悦。和歌山電鉄の小嶋光信社長も「コロナ禍で閉塞感が続いているが、ねこの時計をきっかけに乗りに来てくれたらうれしいです」と話します。
ワクチンのおかげで少しずつ元に戻りつつある日本に、とても和やかなニュースですよね。
少しずつ外出できるようになったときは、和歌山電鉄のニタマ駅長の時計を見に足を運んでみてはいかがでしょうか?