長崎バイオパーク動植物園に「砂漠の天使」降臨!世界最小クラスの『野生スナネコ』一般公開開始

可愛すぎる野生猫に注目が集まる!

12月24日、長崎県西海市にある動植物園「長崎バイオパーク」で小型の野生猫スナネコ2頭の一般公開が始まりました。

今回公開された2頭は、それぞれ栃木県の那須どうぶつ王国と兵庫県の神戸動物王国からやって来た「ハディーヤ(メス)」と「マフ(オス)」です。

いずれも2020年生まれの現在1歳になるスナネコで、今回の来園は種の普及啓発とともに繁殖の目的も兼ねています。

長崎バイオパークの伊藤雅男園長も、「コロナ禍で客足が落ち込んでいる中でぜひとも招き猫になって欲しい」と期待を寄せているとのこと。

ちなみに、今回の長崎バイオパークでの一般公開に先駆けて沖縄県名護市の「ネオパークオキナワ」でも18日からスナネコ2頭の一般公開が始まっていますが、こちらも繁殖目的のため那須どうぶつ王国から借り入れたそうです。

ペットには不向きな「砂漠の天使」

スナネコは、主にアフリカ北部などの砂漠地帯に生息しています。

「砂漠の天使」とも言われ非常に可愛らしい見た目をしていますが、鋭い牙を持った気性の荒い野生猫のため決してペット向きではないそうです。

大きな耳と横長の顔が特徴的で、熱い砂から足を守るため肉球の間にも毛がみっしり生えています。

また、今回公開された2頭はすでに成猫ですが、体長は40cmにも満たず体重は約2kgと非常にコンパクトな体つきです。

さらに、スナネコは夜行性のため昼間は寝ていることが多いようです。

2頭が動き回る様子は長崎バイオパークのライブ配信動画でもご覧いただけますので、「癒されてみたい」と思う方は、ぜひ動画を拝見してみてください。