多くの人々に親しまれる市民農園に住む1匹の黒猫
イギリスのバーミンガムにある「ウォルソールロード・アロットメント」と呼ばれる市民農園は、長年にわたり人々に親しまれてきた市民の憩いの場です。
この農園に住みつく黒猫のロバートは多くの人々に可愛がられ、農園の事務を担当するベティ・ファルージャさんは「Robert the allotment cat」というツイッターアカウントで、日頃からロバートの姿を紹介していました。
このため、ロバートには世界中にファンがおりツイッターには、約3万6千人のフォロワーがいます。
そんなロバートは最近、眼に潰瘍ができたために角膜移植の手術を受けました。これを知った世界中のツイッターフォロワーからは激励の声と支援金が届いており、その多さにファルージャさんも驚いています。
ファルージャさんは当初、ロバートの治療費ために支援を募るのは気が進まなかったものの、実際には支援を募る前からPayPalなどで支援金が届いていたそうです。
また、激励の声はオーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、カナダ、EU、そして日本など世界各国から続々と届いています。
世界中から届き続ける多くの声援と支援
ファルージャさんは、ロバートがいくら特別な猫であるとはいえ、実際に会ったこともない人々に対しこれほどの影響力があるとは思いもしなかったと言います。
手術を無事に終えたロバートは現在、農園の一区画を所有するケイト・ミリントンさん宅で療養しており、完全に回復するまではここで面倒を見てもらうとのこと。
ロバートの支援金はすでに目標額である1万ポンド(約150万円)に達していますが、ロバートのサポーターからは引き続き激励の声と支援金が寄せられています。
余った支援金については、農園に住んでいる他の猫たちのために動物の医療基金に寄付される予定です。
たとえ飼い主がいなくても、こんなにも多くの人から愛される猫もいるのですね。ロバートが日頃から多くの人々を幸せな気分にしてきたことがよく分かります。