猫のゆるキャラ「ぽかにゃん」がひと際目を引くラッピングバス
長野県南西部にある南木曾町で24日、町制施行60周年を記念して新たにデザインされた町有マイクロバスのお披露目式がありました。
このバスには南木曾の各名所の風景や伝統行事、様々な工芸品をはじめとする南木曾の魅力が可愛いイラストで描かれており、「歴史とひのきの薫る里」南木曾の魅力が一目でわかるデザインとなっています。
また、バスの後方には南木曾の伝統的な防寒着である「なぎそねこ」のイメージキャラクター「ぽかにゃん」が大きく描かれています。
南木曾町の伝統工芸品・蘭檜笠(あららぎひのきがさ)を持ち招き猫のポーズをとるぽかにゃんがひと際目立つこのバスは、道行く人の目を大いに楽しませてくれそうです。
今回のバスラッピングの事業費は約80万円、長野県の交通会社・アルピコ交通がラッピングを手掛けました。
お披露目式では町民代表として地元園児35人がバスを見学。可愛い「猫バス」に大興奮の様子です。
南木曾の冬には欠かせない「なぎそねこ」の魅力
南木曾町に昔から伝わる「なぎそねこ」は簡易な半纏のような防寒着で、表身頃がなく背中だけが温まるようデザインされています。
家事などの作業の邪魔にならずずっと着ていられるため、地元の人にとってなくてはならない部屋着だそうです。
そんな「なぎそねこ」をPRするため2011年に生まれたのが、イメージキャラクターの「ぽかにゃん」。
特大のなぎそねこを着て蘭檜傘を持ったぽかにゃんは南木曾町の公式キャラクターでもあります。
ぽかにゃんが描かれたバスがのどかな町中を走る姿に、見た人は思わず心が和みそうですね。