トウモロコシ畑でできた巨大猫の迷路
米国には「コーンメイズ」と呼ばれるトウモロコシ畑の一部を切り取って作られた迷路の名所がいくつかあります。
そしてウィスコンシン州ロディにあるトレイネン農場もそのひとつで、毎年デザインが変わります。
農場主のアレン・トレイネンさんによると2021年は「思考実験」がテーマで、「シュレディンガーの猫」や「ひも理論」、「ゼノンの飛矢不動説」などがモチーフとなっていました。
ただしこちら、一見すると猫が主役とも思えるかわいいデザインで、そこまで難しい意味が込められているとは分かりません。
アレンさん曰く、「この迷路はアート作品であり、屋外の避難場所であり、社会実験でもある」ということです。
毎年デザインを決めるのはアレンさんの妻アンジーさん。
最初に方眼紙に書き込まれたデザインを約6ヘクタールのトウモロコシ畑で再現します。
楽しみ方は様々、ほどよくたっぷり楽しめる「コーンメイズ」
迷路に入って出てくるまでの所要時間は、およそ45分から2時間ほど。かなり時間を要するとあって、地図も用意されています。
ただし、地図は使ってもよし使わなくてもよし、楽しみ方は様々。道には目印となる杭も打たれています。
アレンさんは一般的な飼料用のトウモロコシを植えていますが、植付け時期の遅い長期栽培の品種を使用するため秋に入っても緑のままだそうです。
農場への入場料から得る収入は、切り取ったトウモロコシによる収入分を上回るとのこと。
11月半ばまで開催されていたこのコーンメイズを多くの人が楽しみました。
2022年はどんなデザインの迷路ができるのか楽しみですね。