アニコムと神戸市が里親募集や災害時ケアでタッグ|人とペットの共生実現をめざして

アニコムと神戸市が動物愛護推進のために事業連携!

ペットの飼育放棄や犬猫の殺処分は現代社会で大きな問題のひとつになっています。

特に猫は飼い主に捨てられて野良猫になってしまったり、野良猫が子猫を産んで飼育管理されない状態の猫の数が増えてしまうなど、保護または処分となるケースが後を絶ちません。

猫が好きな方や猫を飼っている方、何より動物福祉に関心のある方にとって非常に心が痛む現状です。そのような中で、動物愛護のための取り組みを推進する企業や市町村も多くなっています。

2022年1月13日には、アニコムホールディングス株式会社と神戸市が「動物愛護推進等の事業に関する事業連携協定書」を締結したことが報告されました。

アニコムと神戸市、これまでの動物愛護への取り組み

この度、動物愛護推進のために手を取り合うことが決まったアニコムと神戸市ですが、これまでにもそれぞれが動物の命や人との共生をサポートするために取り組んできたことがあります。

アニコムはペット保険のアニコム損保を子会社に持つ会社として、動物の尊厳を軸にした動物福祉や保護犬猫の譲渡活動支援などを行っています。

熊本大地震や西日本豪雨の際にはペットの災害支援に尽力し、犬や猫の命と暮らしを守るために貢献しました。

神戸市は人と動物の共生を大切にしており、2017年には日本で初めて人と猫の共生を目標とした「神戸市人と猫との共生に関する条例」を施行しました。

その後も2021年に「こうべ動物共生センター」を開設し、動物とのかかわりを学び広めていく場として活用しています。

2021年11月には保護猫・みおが初代センター長に就任し、保育園の園児たちから首輪と応援メッセージが贈られるという子どもと猫の微笑ましい交流も。

アニコムと神戸市の連携により期待される取り組み

今後ますます動物愛護を広め、人と犬猫の共生を実現するためにアニコムと神戸市はどのような取り組みをしていくのでしょうか。

まずはアニコムグループが運営する里親募集サイト「hugU(ハグー)」を利用して、神戸市の保護犬猫の譲渡を促進していくことがあげられます。

これは、保護動物が新しい家族と出会い幸せな暮らしをスタートするためのサポートです。

また大規模災害時には、人間だけでなくペットの命と健康も守ってほしいところ。どうぶつ診療車や獣医師の派遣により、犬や猫のケアも十分に行えるようになると期待されています。

他にも人と動物が健康かつ尊重し合って生活していくために、アニコムグループの動物医療や研究ノウハウが大いに役立つことでしょう。

神戸市での動物愛護の取り組みが広まり、日本全国そして世界中が犬や猫と共生する社会になっていくことを願います。