飼い猫が突然行方不明に!一家総出で捜索活動
イギリスで2カ月間行方不明だった飼い猫が瀕死の状態で発見され、その後奇跡的な回復を遂げて話題となっています。
飼い主のビアンカ・バーチェットさんによると、普段から1回に1時間以上外出することがない飼い猫の「ソー」が、ある日突然家に帰らなくなりそのまま2か月間行方不明となっていたとのこと。
飼い主一家は迷い猫のビラを300枚も作って近所中に張り付け、生後5カ月になる赤ん坊をベビーカーに乗せてまで愛猫の行方探すべく、家々を訪ねて回りました。
そして8週間後、ソーを発見したと報告しに来たのは通りの向かいで家の工事を行っていた作業員でした。
なんと、ソーは工事中の床板の下に挟まり動けなくなっていたのです。
獣医師も驚くほどの驚異的な生命力
ビアンカさんが工事中の家に入ると、作業員は床板を剥がしてやせ細った猫を引き出してきました。彼女は愛猫の変わり果てた姿を見て思わず泣き崩れたそうです。
一方、作業員はすぐにソーを箱に入れて自分の車に飛び乗り、地元の動物病院へ連れて行ってくれました。
獣医師は、ソーが瀕死の状態であることや脳に障害が生じている可能性があることを説明したうえで、「生存については期待しない方がよい」と言いました。
しかし発見から3日後、なんとソーは峠を越え一命をとりとめました。そして飼い主に会い、60日ぶりに撫でてもらうことができたのです。
獣医師によると「こんなにもひどい状態で生き延びた動物は見たことがない」とのこと。
その後ソーは7カ月間の治療の末、現在ではほぼ完全に回復しています。
「ソーが回復して徐々に以前の彼らしい姿に戻っていくのを見ると信じられない気持ちになります」と言うビアンカさんは、愛猫の生命力の強さに驚きを隠せません。
九死に一生を得て見事生還したソー君。元気になって本当によかったですね。