野良猫の食べ物
大人の野良猫は自分で食べ物を見つけて食べますが、子猫では母乳や母猫が獲ってきた食べ物を食べています。もし母猫がいなくなってしまった場合は、不幸にも餓死する事もあるでしょう。外の世界は厳しいですね。
野良猫の食べ物は、住んでいる地域によっても異なります。自然が多ければそこに住む生き物を獲って食べることが多いでしょうし、都会に住む野良猫は、人間の残した食べ物を食べることが多くなるでしょう。それでは、具体的に何を食べているのか、みていきましょう!
野良猫に人気のある食べ物
野良猫に人気投票を行なった訳ではありませんが、良く食べている食べ物には、どんな物があるのでしょうか?
鳥や哺乳動物
小鳥やネズミ、モグラなどの哺乳動物は、猫の恰好の獲物となります。中にはカラスを捕まえるツワモノもいるとか。飼い猫でも外出をする猫の場合、捕まえた獲物を飼い主さんにプレゼントしてくれる、という話を良く聞きます。猫からすると、狩りが上手く出来ない飼い主に代わりに捕まえてきてあげたよ、という感覚のようですが、飼い主からしてみると喜んで良いのだか、複雑ですね。
爬虫類や両生類
トカゲやカエルなども、良く捕まえる生き物のようです。あの鋭い猫の洞察力で、サッと捕まえるのでしょう。たまに猫の口から獲物の足が出ていた、という目撃談もあります。
色々な虫
虫も、猫にとっては重要な食料となります。特にバッタがお気に入りだとか?他にも蝶やカマキリも、食べますよ♪苦手な人の多いゴキブリも、です!我が家でも、帰宅したらゴキさんと思われる、脚が散乱していた事がありました☆元野良猫はゴキブリも食べてしまいます〜
人間の残飯
夜な夜な、人間が残した残飯を漁っている猫達も多いでしょう。燃えるゴミの日は、猫にとってはウハウハな日です。ですが最近は、猫やカラス除けネットが掛けられるなど対策をされてしまっているので、漁れずにトボトボと帰る事も多いとか。そんな日は、グーグーと鳴るお腹の音と共に、ふて寝をしているかもしれません。
エサやりおばさんやおじさんからの愛情?
猫にとってエサやりおばさんおじさんは、きっと天使に見えている事でしょう。その天使達があげる食べ物は、天使によって違いますが、近所の人達からすると、残念ながら迷惑な行為でもあります。
「地域猫」と言って野良猫に去勢・避妊手術を施した上、エサやり当番を決めてお世話する取り組みもありますので、もし猫達の天使になりたい場合は、自治会や地域の行政に相談すると良いでしょう。
雑草など
栄養摂取の為というよりかは、毛づくろいで飲み込んだ毛を出す為、草を食べる事があります。農薬などがかかった草を食べ、死亡してしまう事もあるようです。
野良猫に食べ物を与える事で生態系を破壊!?
野良猫が野生動物を捕食する事で、生態系を破壊している、という意見がアメリカで起きた事があります。2013年に公開された野良猫による野生生物への影響を述べた論文の影響があったようですが、その論文のデータは偏った点がある事も指摘されており、結局の所、本当に生態系を破壊しているのか、はっきりはしていないようです。
ただ、猫は他の肉食動物と違い、空腹でなくても狩りをするという事実があります。生命維持の為に獲物を狩るのではなく、無駄に獲物を殺してしまうのです。理由ははっきり分かっていませんが、その無益な殺生が猫を良く思わない人達からすると、「生態系を破壊している」と思えてしまうのかもしれません。
余談ですが猫は、多すぎる獲物を持ち運んだり、土に埋めたりする習性があります。後でお腹が空いた時に食べよう、というつもりのようです。ですが、特に土に埋めた食べ物は、埋めた場所を忘れてしまうことが多いようです(笑)。しっかりしているのだか抜けているのだか、面白い猫の性質が伺えます。
我が家の猫も、1匹は未だに埋める習性が抜けず、残した食べ物を一生懸命、床を前脚で掘り掘りして埋めようとします。いくらやっても絶対に埋まらないのですが、きっと愛猫なりのご馳走さまなのかな、と思い、お皿を片付けるようにしています(笑)。たまに埋まったかニオイを確認して、そのニオイに食欲を刺激され、埋めるつもりがまた食べてしまうのも、ご愛嬌です♪
野良猫の食べ物に関するまとめ
食べ物があまりない環境でも、野良猫は必死に生きています。我が家の子も、保護した当初はガリガリで毛ヅヤもなく、食べ物をあまり食べていない事が伺えました。野良猫の寿命は飼い猫よりも短く、長生きでも5年程度と言われていますが、野良猫と人が幸せに共存出来る世の中にしていけると、良いですね!野良猫の現状を考えるとこの先に、そんな社会が実現する事を、願わずにはいられません。
女性 Keiko
20代 女性 ミミキュウ
約3~5年と、その短い寿命の理由には、交通事故が一番だと思いますが、食べ物問題も大きいと感じます。
おうちで飼われている猫ちゃんは、栄養バランスがしっかりと考えられたキャットフードを食べている反面、野良ちゃんは、小鳥にネズミ、虫に残飯。
どれだけの菌が繁殖しているか、計り知れない食べ物で、1日1日を必死に生きているんです。
本能で、うちの猫も家の中に入り込んだ、ヤモリや蜘蛛を狩る事はあります。
でも、それを食べる姿を見た事はありません。
空腹だったら、それを食べるかもしれないけれど、その必要がないくらい、イエネコちゃんは飼い主さんに守られているんだな、と思いました。
食べ残しについては、猫あるある!です★
存在を忘れてしまうのも、猫あるあるですねー。
野良ちゃんの生活に、美味しいごはんと、安心できる寝床が少しでも増えてくれれば、と願いたいです。
30代 女性 tonakai
40代 女性 しほ
近所のおばあさんがカリカリを少しあげていますが、たいがいは生ゴミを漁って食べているようです。夏場はゴキブリの足が残されていたりします。うちの近所は役所からの貼り紙があり公認の野良猫ちゃんが何匹かいます。チップをいれたり、避妊去勢手術はもちろん予防接種も終えているのだそうです。それ以外の猫ちゃんは、捕まえて健康診断と避妊去勢手術と予防接種を受けて返されます。里親探しはその後になります。皆さんの努力は素晴らしいと思います。