猫アレルギーを克服する方法
それでは猫アレルギーを克服するための4つの方法をご紹介します。
- こまめな清掃でアレルギー物質を減らす
- アレルギー物質が付着しやすい繊維用品を極力置かない
- 食事睡眠運動の生活習慣を整える
- 手洗いやブラッシングでアレルギー物質を減らす
こまめな清掃でアレルギー物質を減らす
窓を開けて空気を入れ換えたり、ただ掃除機をかけるだけでは猫アレルギーの原因物質を減らす事はできません。猫のフケや抜け毛はとても舞いやすいので、舞うことのないよう丁寧に掃除をしましょう。天井にも原因物質は付着しているので、掃除をするときはまず天井から始めるのが好ましいです。
また、掃除機をかける前には拭き掃除をすると良いです。ソファーやクッションにはコロコロを使うことで抜け毛などが取り除けます。一度に大掃除するのではなく、毎日ちょっとした時間にこまめに掃除をすることが猫アレルギー克服への近道ですね。
HEPAフィルター付の空気清浄機の使用もおすすめです。HEPAフィルターは粒子の半径が0.3μmでもほとんどキャッチすることができるので、目に見えないアレルギー物質を減らすには効果的です。また空気清浄機は各部屋に1台ずつ置くことで、より効果的にアレルギー物質を取り除けます。もちろん定期的にフィルターの掃除を行うことは大切です。
アレルギー物質が付着しやすい繊維用品を極力置かない
猫アレルギーで悩んでいる方は、リビングや寝室など普段過ごす部屋を思い出してみてください。もこもこのカーペットを敷いていたり、衣類やぬいぐるみなどがたくさん置いてあることはありませんか?アレルギー物質が付着しやすい繊維用品を極力置かないことも、猫アレルギーを克服する対処法の1つです。
カーペットには8割ほどのアレルギー物質が見つかることもあるので、ビニール製のカーペットを使用するか、もしくはフローリングのままの方が良いでしょう。フローリングの場合は猫が足を痛めないように専用のシートを敷くなど工夫が必要です。
布団やカーテンもアレルギー物質が付着しやすいです。布団や枕は定期的に洗い、カーテンも2~3か月に1回は洗うようにしましょう。
食事睡眠運動の生活習慣を整える
生まれたときから猫と一緒に生活していると猫アレルギーになりにくいのは、アレルギーの原因物質に対する免疫がつくからです。毎日しっかり食事や睡眠を摂り、適度に運動をして体力をつけることで猫アレルギーに対する免疫力の向上、アレルギーの克服につながります。
病院に行くとアレルギー薬として抗ヒスタミン薬が処方されることがありますが、残念ながら薬の役割はアレルギー症状を和らげるだけで猫アレルギーを完治させることはできません。やはり日常の生活習慣が大切であり、自身で行う体質改善をやるのとやらないのではアレルギーを克服できるスピードも変わってくると思います。
手洗いやブラッシングでアレルギー物質を減らす
猫の顔にはアレルギー物質が多いとされています。猫に触れた後はそのままにせず、きちんと手を洗うように心がけましょう。
また、猫のブラッシングをこまめに行うことも猫アレルギーの克服方法として有効です。
綺麗にするには猫を洗えば良いのではと思う人がいるかもしれませんが、実は1回洗ったとしてもアレルギー物質になり得るフケや抜けた被毛は常に出るので、2日ほどで元通りになってしまいます。週に1~2回のペースで洗ってあげたいところですが水が嫌いな猫も多いので、ドライシャンプーでアレルギーの原因になるものを取ってあげてください。
猫アレルギーになる原因と仕組み
猫アレルギーの人は猫のフケや抜け毛に含まれる「アレルギー誘発物」に反応してアレルギー症状を引き起こしています。
玄関に入った途端、ここは猫がいる家だと分かってしまう人がいるように、猫に直接触れてなくても空中に舞うアレルギー誘発物が原因でアレルギー反応が出てしまいます。
ですので、猫アレルギーを克服するには、今回ご紹介したような対策を取って、これらの「原因を減らすこと」が重要と言えるでしょう。
まとめ
猫アレルギーの人が猫と同じ空間で生活するためには、毎日の掃除を行うなどの努力とそれを踏まえた上でも飼いたいと思う責任感と覚悟が必要です。ただし、アレルギーがひどくなると呼吸困難を起こすなど重篤になる場合がありますので、かかりつけの病院で猫の飼育が可能かどうかの判断を必ず仰ぐようにしてください。途中で症状が悪化して猫を手放さなくてはならない事態が起こるとお互いにつらい思いをします。
最初はアレルギー物質に対して気にかけることが多くて慣れないかもしれませんが、日常生活の一部にしてしまえば猫との生活を楽しむ気持ちを方が大きくなるはずです。
猫アレルギーを克服して猫がいる毎日を楽しみましょう!
女性 にゃコロ
つい先日、子供がお友達と我が家で遊ぶ約束をしてきましたが、猫アレルギーの為に断念したところです。
動物を飼うと、当然フケや抜け毛などが部屋に蓄積するのは避けられませんが、一緒に生活する上で、日々のお掃除をこまめに心掛ける事や、空気清浄機を稼動する事、カーペットや布製品を避ける事は、気持ち1つで出来てしまいます。
我が家では、ジョイントカーペットを使って、洗い換えをしています。布製品は毛や埃が蓄積する上に、愛猫がツメ研ぎをしてしまうので、お掃除のしやすさと取り替えの便利さなど、効率的に暮らすのを主体にしています。
ちょっとした気遣いは必要ですが、猫アレルギーでも、どうしても猫と一緒に暮らしたい方には、猫と上手く付き合う事と、自分のアレルギー体質を上手にコントロールする事を実践して、トラブルなく生活して貰いたいです。
ただし、生き物を飼う事に責任を持つ事が大前提でのお話です。重度な猫アレルギーや、症状に不安があるのであれば、断念する事も選択肢に入れて、無理なさらない事をおすすめします。
40代 女性 ここね
たしかに、カーペットをやめてみたり、掃除をこまめにしたりしました。喘息がひどかったのですが、しだいにましになりました。
20歳くらいまでは、薬をたくさん飲んでいさたが、だんだんお薬の量が減り、今は一錠でよく、効いています。暮らしの中のちょっとした工夫でアレルギー発作を軽減することもできます。
30代 女性 みきこ
目が腫れて、咳が出ました。中学生でしたのでそれが、猫アレルギーだということだとわかり、ショックでした。しかし、猫ちゃんが好きな気持ちはかわらなかったので、家の中を自主的に掃除したり猫ちゃんのブラッシングをこまめにしたり、洗濯や掃除を手伝いました。
そうしているうちに、なんだか症状がましになりまして今は、喘息や目がかゆくなったりもあまり出なくなりました。なので、のびのびと猫ちゃんを2匹飼えています。猫アレルギーを克服するには、好きだと言う気持ちと積極的に治療を頑張るのが大切だと思います。