猫アレルギーでも飼える猫とは
猫アレルギーでも飼える猫の種類は「ハイポアレジェニックキャット(低刺激性猫)」と呼ばれています。猫を飼いたいのに猫アレルギーを持っているため、諦めている方がいると思います。猫アレルギーの原因はなんだか知っていますか?猫アレルギーの原因は、「Fel D」という糖タンパク質です。猫の唾液、フケ、尿、うんち、肛門腺分泌液などに微量に含まれています。猫アレルギーでも飼える猫とは、このFel Dの生産量が少ない猫種や、被毛の特徴などによって、アレルゲンが広がりにくいという猫のことです。ただし、猫アレルギーでも飼える猫は、猫アレルギーを持つ方全員が飼えるというわけではありません。猫アレルギー対策を行うことなど、工夫することで飼える可能性があるということです。
猫アレルギーでも飼える猫の種類
猫アレルギーでも飼える猫種のおすすめは以下の9種です。
猫アレルギーでも飼える猫種 サイベリアン
ハイポアレジェニックキャットの中でサイベリアンはとても有名です。Fel Dは8種類あり、その中のFel D1という成分をアレルゲンとする方が多いのですが、サイベリアンはFel D1の生産量が少ないため、猫アレルギーでも飼える猫として知られています。
猫アレルギーでも飼える猫種 ロシアンブルー
短毛種で、他の猫と比べて抜け毛が少ない種類です。抜け毛が少ないということは、グルーミングで唾液によってアレルゲンがついた被毛が広がりにくいということです。
猫アレルギーでも飼える猫種 シャム
被毛が短く、抜け毛が少ないため、アレルゲンが付着した被毛が広がりにくい猫です。
猫アレルギーでも飼える猫種 スフィンクス
毛がない猫として知られていますが、とても短い産毛のような毛は生えています。抜け毛が少ないためアレルゲンが広がりにくいです。しかし、アレルゲンを含んだフケなどは出ていて、体は脂性なのでお手入れが大切です。
猫アレルギーでも飼える猫種 バリニーズ
シャムの突然変異体の長毛種がベースになっている猫です。長毛種ですが、アレルゲンの生産量が少ないため、ハイポアレジェニックキャットの一種です。
猫アレルギーでも飼える猫種 ベンガル
ワイルドなヒョウ柄と性格が人気のベンガルですが、ハイポアレジェニックキャットとされるのは少し変わった理由からです。その理由は、「グルーミングの時間が他の猫と比べて短い」ことなんです。グルーミングが短いということは、被毛につく唾液が他の猫と比べて少なくなります。よって、アレルゲンが広がりにくいということになるのです。
猫アレルギーでも飼える猫種 コーニッシュレックス
巻き毛がかわいらしい猫ですが、その巻き毛によって抜け毛が広がりにくいという特徴があります。また、シングルコートでアンダーコートしか生えていないことも、抜け毛が広がりにくい理由です。
猫アレルギーでも飼える猫種 デボンレックス
シングルコートでアンダーコートだけ生えています。また、巻き毛であるため、抜け毛が少なく、フケや唾液が広がらずアレルゲンも拡散しにくいです。
猫アレルギーでも飼える猫種 オリエンタルショートヘアー
短毛種で抜け毛が少ない種類のため、アレルゲンが広がりにくいです。
猫アレルギーでも飼える猫との生活
飼い主の体調に注意する
猫アレルギーでも飼える猫なら、かゆみやくしゃみなどの症状が出なくなるわけではありません。まず飼い主さん自身が病院で相談をして、猫を迎え入れるか検討しましょう。「たぶん大丈夫だろう」という状態での飼育はおすすめしません。
猫の種類以外のポイント
猫アレルギーのアレルゲンは、オス猫よりもメス猫の方が生産量が少ないことが分かっています。オス猫の場合、去勢手術を受けることでアレルゲンの生産量が減少します。
生活でのポイント
- 猫に触った後は手を洗う
- 猫をブラッシングする
- 猫ベッドや猫トイレを清潔に保つ
- 猫を寝室に入れない
- 布製の家具を減らす
- こまめな掃除、洗濯
アレルギーは、アレルゲンが体に入らないようにすることが大切です。猫と触れ合ったら手を洗うようにしましょう。ペットと暮らすうえで手洗いは基本的なことです。猫に対してできることは、ブラッシングです。ブラッシングをすることで、アレルゲンがついた抜け毛が家中に散らばるのをできるだけ防ぎます。シャンプーや濡れタオルで身体を拭くことでもアレルゲンの広がりを抑えられます。猫ベッドやトイレも清潔にすることが大切です。
日常生活では、猫アレルギーでも飼える猫でも寝室に猫を入れない、布を使った家具を減らす、洗濯ができるものはこまめに洗濯をする、掃除機をこまめにかける、といったことが有効です。空気清浄機を設置するのもおすすめです。
まとめ
猫アレルギーでも飼える猫のおすすめの品種9選をご紹介しました。人気猫の定番ロシアンブルーや、毛のない猫スフィンクスなど、猫アレルギーでも飼える猫は見た目では分かりません。しかし、猫アレルギーの原因となるアレルゲンの生産量が少ない、抜け毛が少なくアレルゲンが広がりにくいという特徴を持っています。
ですが、猫アレルギーでも飼える猫なら絶対に症状が出ないというわけではありません。猫を飼う前に飼い主さん自身が病院に相談することや、必要な薬があるのかなどを確認する必要があります。また、猫との暮らしの中では、掃除やブラッシングによって部屋にアレルゲンが広がることを防げます。猫の種類を選ぶこと、生活環境の清潔を心がけることで、猫との生活を楽しみましょう。
50代以上 女性 匿名
スペースを分けもせず、世話するのも私。
アレルギー薬や吸入薬で予防と対処をしながら数十年。猫は増える一方‥でも体調はなぜか安定し、喘息症状も出なくなった。
猫アレルギーって治る?
年齢的にアレルギー反応が弱まった。。。?