猫が出てくる童話1.セロ弾きのゴーシュ
登場人物
ゴーシュ…主人公。楽団でセロ(チェロ)を演奏している
動物たち…ゴーシュの家を訪れる三毛猫、カッコウ、タヌキ、ネズミ
あらすじ
ゴーシュは楽団でセロを弾いているのですが、演奏が下手だと楽長に叱られていました。
ひどく叱られたため自宅で練習をしていると、三毛猫が訪れてきたのです。
三毛猫はゴーシュに曲のリクエストをしたのですが、ひどい演奏をしました。
三毛猫は逃げるように去っていっていきましたが、次の日の晩から動物たちが訪れるようになったのです。
宮沢賢治の童話には猫が登場することが多いですよね。
猫が出てくる童話2.猫の事務所
登場人物
かま猫…主人公。猫の第六事務所四番書記
黒猫…事務長
白猫…一番書記
虎猫…二番書記
三毛猫…三番書記
あらすじ
猫の第六事務所は、旅行に行く猫に歴史や地理の情報を提供する仕事をしています。
かま猫は事務所では一番後輩で寒がりのため、かまどで眠る癖があり、ススで汚れているため先輩から嫌われていました。
この童話のテーマは「いじめ」です。猫の世界が舞台ですが、世の中を表している社会派なお話かもしれません。
お話の最後の一文をあなたはどう解釈しますか?
猫が出てくる童話4.注文の多い料理店
登場人物
山に狩りに出かけた2人の若い紳士
あらすじ
2人の若い紳士が山に狩りに出かけましたが、獲物が出てこない上に、山の案内人とはぐれ、猟犬も倒れてしまいました。
そこに、「山猫亭」という、料理が食べられそうな立派な洋館があらわれます。
洋館の中を進んでいくと「泥を落としてください」、「鉄砲を置いてください」、などの指示があらわれます。指示通りにしていく紳士ですが…
自分たちの良いように解釈をして指示に従う若者がおかしく、不思議な世界観に引き込まれどんどん読み進めてしまう童話です。
猫が出てくる童話5.100万回生きたねこ
登場人物
ねこ…主人公の猫。100万回生まれ変わりをし、100万人の人間と暮らした
あらすじ
主人公の猫は、100万回生まれ変わりを繰り返しましたが、彼は一度も飼い主を好きにならなかったのです。
ですが、飼い主のいない野良猫になったとき、白い猫を好きになりました。
大人も子供も感動し、いろいろな解釈を持てる童話です。
愛することが描かれ、長年読み継がれている名作ですね。
猫が出てくる童話6.長靴をはいた猫
登場人物
猫…普通の猫ではなく、とても頭のいい猫
粉屋の三男…粉屋の主人がなくなり遺産として猫を贈られた
あらすじ
長男は粉挽き小屋、次男はロバ、三男は猫を遺産として贈られましたが、三男はがっかりしていました。
しかし、猫はあらゆる知恵を使って三男を王様にします。
知恵を使って幸せをつかんでほしい、という意味が込められた童話です。
長靴をはいてから猫が活躍する様子が面白い作品ですね。
猫が出てくる童話7.ネコとネズミ
登場人物
猫…おじいさんとおばあさんに大事に育てられている猫
ネズミ…納屋から豆を持ち出していた
あらすじ
おじいさんとおばあさんに大切に育てられている猫は、ある日納屋から豆を持ち出しているネズミを見つけました。
ネズミは「雨が降るとネズミのお宝を磨かなければならず、その疲れのせいでお母さんが寝込んでしまいました。お母さんの体のために豆が必要です。お母さんが元気になったら猫さんに食われます」と猫に話しました。
それを聞いて猫はネズミを逃がし、更に猫は……
やさしさを感じる日本の童話(昔話)です。
このお話を読んだ後は、思いやりと優しを大切にしようと思えるのではないでしょうか。
猫が出てくる童話8.黒ねこのおきゃくさま
登場人物
貧しいおじいさん
やせ細った黒猫
あらすじ
寒い冬の夜、おじいさんの家に黒猫があらわれます。
黒猫の体は濡れ、やせ細っていました。おじいさんはミルクやパン、お肉など、自分の食べ物をすべて黒猫のお客様に与えました。
そして黒猫が去った後に奇跡が起きました。
自分のことよりも黒猫のために行動をするおじいさんが心配になってしまいますが、優しい気持ちが大切と思える童話です。
まとめ
童話や昔話には猫が登場することが多いです。
今回ご紹介したものの中にご存じの童話もあったと思います。
このほかにも、猫が登場するお話を探してみてはいかがでしょう。