野良猫の1日の生活とは?
野良猫の生活はほとんどが「生きる為の食料調達」をすることに費やされているようです。彼らの生活はは決して楽なものではありません。
ゴミ、虫、小動物などを食しますが、一番は人からもらえる食料です。しかし、人から食料をもらえる餌場はそんなにあるわけでもなく、彼等は限られている、狭い範囲の中で生きているようです。
餌を人からもらえる、一番効率のよい場所で生きのびているようです。
飼い猫でない彼等は、一日寝て暮らすということはあまりなく、縄張りの見回り、狩りなどに一日のほとんどの時間を使うようです。暑い夏は公園など地面がアスファルトになっていない場所の日陰で、寒い冬は体力温存のために、じっとしていると思われます。
また、得られる食料は、人の食料の食べ残しなど、栄養価の高い食料ではないため、彼らの平均寿命は、たったの5年ほどと言われています。
子猫が成猫になれる確率は決して高くなく、幼い内はカラスなどのから捕食される側であるのです。
過酷な中で生き延びていると言っていいでしょう。
北海道の猫
北海道における野良猫分布図
ご覧のように稚内から網走まで、野良猫の生息は確認できます。
人里のあるところに野良猫ありです。
北海道では、あまり野良猫はみかけないと聞きます。よしんば見かけたとしても、すすき野の繁華街などの街中で見る程度だとか。
夏の時期は涼しくて比較的過ごしやすい北海道ですが、やはり、雪国の厳しい冬を生き抜いていくのは難しいようです。
軽井沢などに避暑に来た先で飼い猫が逃げてしまった場合 、 “予定を延期してでも逃げてしまった飼い猫を探し出す” という方は多いようです。人気避暑地といえども、飼い猫に越冬は難しいからだそうです。
沖縄の猫
寒い雪国と違い暖かい沖縄では、野良猫がとても多いようです。猫の祖先は元々砂漠で生きてきたので暑い国で猫達は生活がしやすいと考えられます。しかし残念な話でありますが、薬殺処分の一番多い県が沖縄のようです。
1年を通して気温が温暖な事に加え、自然が豊かです。また沖縄は観光客も多いため、野生動物の多い自然の中でも生き抜くことができるからではないでしょうか?
寒冷地帯の猫と南国の猫の身体的特徴を見てみましょう。
寒い地域原産の猫の特徴
ロシアのサイベリアンフォレストキャット、北欧のノルウェイジャンフォレストキャット、ニューイングランド(USA北東部)のメーンクイーン等に見られる特徴は
- 毛が長い
- 肉球に毛が生えている
- 体が大きい
- 忍耐強く、優しい
など、寒冷地で生き抜くために進化してきたようすがわかります。
暖かい国の猫の特徴
エジプトのアビシニアン、エジプシャン・マウ(古代エジプとの壁画にも描かれていますね!)ケニアのソコケ、シンガポールのシンガプーラなどに見られる特徴は
- 短毛
- 肉球に毛が生えていない
- 細くスリムな体型
などが見られます。
それぞれ気候にあった進化をとげているわけですね。
まとめ
雪国の野良猫たちはどうやって暮らしているのだろうと、疑問に思っていました。
調べてみると、どんな地域にも野良猫はいました。気候の厳しい地域ほど人に依存して生きているという事実が見えてきました。
しかしながら、雪国にいる野良猫たちは、厳しい気候を生き抜く身体的進化を遂げていない猫がほとんどです。
また、暑い国に生きるための体をしていない猫が暖かい国で野良猫として生きていたります。