野良猫の冬の過ごし方
野良猫は冬じっとしている
野良猫の冬の過ごし方は、温かい場所でジッと寒さに耐えるという暮らしをしていることが多いようです。猫はもともと砂漠で暮らしていたため、暑さには強い傾向にありますが、冬の寒さにはとても弱いのです。
野良猫は冬をしのげる場所を探すのが得意
冬は子猫やシニア猫ならもちろん、成猫でも一歩過ごし方を間違えたら凍死をしてしまう可能性もあります。
そのようなことがないように、野良猫たちは自分たちで寒さを凌げる場所を探し、冬で食べ物が少なくなっても何とか餌にありつけるように自分たちで工夫をして生活をしているのです。
野良猫の冬の寝床や食べ物
野良猫は冬、車の下やボンネットの中で過ごす
猫は寒さに弱い動物です。もちろん野良猫も例外ではなく、子猫の場合寒い冬を越すことはできずに死んでしまう猫がほとんどだといいます。またシニア猫も冬にとても弱い傾向にあります。
そんな野良猫の冬の過ごし方は、温かい場所を探して寒さを凌ぐというものです。野良猫が冬を過ごす場所でもっとも多いのが車の下やボンネットの中です。
冬場にエンジンをかけたら猫が慌てて車の中から逃げ出したという話もありますし、野良猫が冬あまりの温かさに熟睡してしまい人間が車に乗り込んだことに気付かずそのまま巻き込まれてしまったという事故もあります。
そのような事故を防ぐためにも、野良猫が車の中に入り込んでいないか確かめるために冬は特に車に乗り込む前には必ずボンネットを叩き猫がいないかチェックする猫バンバンを行うようにして、事故を防ぐようにしましょう。
野良猫は冬、屋内駐車場にいる
雨風を凌げる屋内駐車場も野良猫にとっては、冬を乗り切るのにちょうどいい寝床となります。特に、スーパーなど夜中に営業をしていない屋内駐車場は車も来ないですし、人も来ることはないのでゆっくりと体を休めるにはちょうどいい場所です。
ちなみに、冬以外にも夏はひんやりとしていて過ごしやすい場所でもあるので屋内駐車場は野良猫にとって通年過ごしやすい寝床となっている場合が多いようです。
野良猫の食べ物は人間の食べ残し
冬になると猫の餌となる小動物の活動がグッと減るので食べ物にありつくにはどうしても人間に頼るしかありません。そのため野良猫は餌をもらうために、人間が集まる場所の近くで過ごすことが多いです。
例えばスーパーやコンビニの暖かい風が流れるところだったり、居酒屋に近い駐車場の車の中だったり。そうしたところで暮らしながら人間に餌をもらいながら冬を乗り切るのです。
野良猫が冬を越すためにできること
野良猫は冬を乗り切るために様々な知恵を絞って生活をしていますが、地域によっては寒さを凌げる場所がなかったり、食べ物をもらえるような場所も、人間の食べ残しを探せるような場所もない場合があります。
そのような地域で暮らす野良猫たちが冬を越すためには、人間の力が必要となることもあります。
冬をしのげるようダンボールハウスを作る
もし、野良猫に冬を越してほしいと思うならば、ダンボールに毛布などを入れた温かい寝床を作ってあげる、責任をもって餌を与えるなどして、寒くて厳しい冬を乗り切れるようにしてあげましょう。
野良猫のお世話で注意したい事
可能であれば、自宅の暖かいところなどに寝床を作ってあげるのもよいかもしれません。ただし、野良猫をお世話するということはそれなりの責任が伴うということを覚えておいてください。
というのも、野良猫を無責任に世話をしてしまうとその野良猫が子供を作り、さらに野良猫が増えてしまう可能性があります。
猫好きばかりで、野良猫をどれだけでも面倒を見るよという地域があればいいのでしょうが、その地域には野良猫をよく思っていない人もいますし、野良猫をお金も労力も惜しみなく面倒を見るという人はなかなかいません。
また、野良猫が自宅の周辺で住み着いてしまった場合、排便の問題や餌の食べ残しによる問題も出てくることがあります。
野良猫を冬お世話する時のマナー
そのようなことが起きないようにするためにも、野良猫が冬を乗り越えるようにお世話をする場合は、餌を与えたら食べ残しやゴミはきっちりと片付けるのと、公共の場で餌を与えるのではなく自分の庭先などで与えるようにする、糞尿などはしっかりと片付けて周囲にニオイで迷惑をかけないようにする、これ以上野良猫が増えないようにNTR(野良猫を去勢して逃がすこと)を実行するなど、最低限のマナーと努力を行うようにしましょう。
野良猫のことを思って冬を越せるように、餌を与えたり、寝床を用意してあげることが、かえって野良猫達の命を危険にさらす事態に発展するかもしれない。そのことを念頭に置いて行動をするようにしましょう。
まとめ
野良猫にとって冬は、生死にかかわるような時期でもあります。寒さを凌げる場所がなければ凍死するしかありませんし、食べ物がなければ餓死するしかありません。
それが野良猫として生きる厳しさでもありますが、その厳しい環境でも一生懸命冬を乗り越えようとする野良猫達の力強さには圧倒されてしまいます。
願わくば、今年の冬は一匹でも多くの野良猫達が冬の寒さを凌げる温かい場所で過ごせていますように。
30代 女性 のりちゃん
少しでも寒風からしのげるように色いろ考えて寝床を作ってやります。
最近は、屋根のついた我が家の室外機のところに住むようになってくれたので、お世話がしやすいです。ご飯は、与えてもあまり食べてくれません。自分でとってくるのがいいようです。
でも、お腹がすいているようなときには、缶詰かカリカリを与えています。地域猫ですが、皆になついているわけではないので、世話できる限りはしたいと思っています。
当番制ではあったのですが、守る方がなかなかいらっしゃらないので、喜んでお世話をさせてもらっています。幸い、我が家によく出入りするようになったので、地域のかたに迷惑をかけなくていいので、安心しています。
病気や怪我にも早く気づいてあげることもできるように、注意深く見守り、お世話していきたいと思います。
40代 女性 はんちん
20代 女性 茶々
もしも野良猫達を虐待するつもりが無いなら、真冬に冷風は余りにも可哀相なので、暖房運転中のエアコンの室外機付近に野良猫達を招待しないでください。
30代 女性 さら
一番は増やさない事が現況、急務と思われます。
早く、ホームレスの猫が減ることを望みます(外飼いは個人の自由なのでマナーさえ守れば、敢えて否定はしません。)