猫の毛を上手に掃除しよう!場所別の方法やおすすめ人気グッズを紹介

猫の毛を上手に掃除しよう!場所別の方法やおすすめ人気グッズを紹介

猫を飼っていると衣服や家具などいたるところに猫の抜け毛が付着します。猫の毛は掃除しても場所によっては取り除けず大変なことがあります。そんな苦労を軽減できるような掃除のコツなどをご紹介します。

猫の抜け毛掃除の悩みを解決するには?

ブラッシングされる猫

猫を飼っている方に多い悩みのなかのひとつに、猫の抜け毛掃除があります。

猫は毎日たくさんの毛が抜けて、床やカーペットに落ちていたり、服に毛がついたりと掃除が大変で、飼い主さんにとってはストレスのなることも多いです。猫の抜け毛は隙間にたまってしまったり、カーペットに絡んでしまったりと様々な物や場所にたまっていきます。

基本的に掃除といえば掃除機を使うのが基本ではありますが、猫の毛は場所によって掃除機では毛が取れない場所がたくさんあります。場所ごとに掃除グッズを変えるなど工夫をすることによって、猫の毛はしっかり掃除することができます。

猫の毛をしっかり掃除せずに家の中で床に落ちた毛をそのままにしてしまうと、猫の抜け毛には花粉が付着していたり、家の中のほこりや汚れでダニが付着したりしてしまいます。

そのような抜け毛が家の中で舞うことにより猫の目に入ると、痒みを引き起こし結膜炎などの病気になることもあります。

また、乾燥していると静電気により、床に落ちた抜け毛が猫の体についてしまったりすると、ダニや花粉が付着した抜け毛が身体につきやすくなってしまいます。

さらに、赤ちゃんがいる家であれば、猫の抜け毛を放置することで、抜け毛に付着したダニや花粉によって赤ちゃんにとってアレルギー発症の危険性があります。

このようなことから、猫の抜け毛を掃除することは、猫も私たち人間も健康に過ごすために必要なことです。

猫の毛を上手に掃除する方法

猫の毛

猫の毛を掃除することは日々健康に過ごすために大事なことです。実際に掃除するとなると場所によっては使える掃除グッズや使えない掃除グッズもあり、場所に合った掃除グッズを使わないと、ちゃんと抜け毛を掃除できません。

しっかりと猫の抜け毛を取り除けるように、場所に合った掃除グッズや掃除方法をご紹介します。

フローリングや畳などの床

床は猫が毎日歩く場所なので、いちばん毛が落ちている場所です。フローリングや畳は基本的に掃除機を使用すると吸い取れますが、猫の毛は細く柔らかいため、間に挟まった毛は吸い取ることができないことが多いです。

そのため、クイックルワイパーのドライシートタイプのものを使用すると、繊維や髪の毛を取る効果があるため、猫の細い毛も取り除くことができます。

床にはまとまった毛が多いため、塊があったときは、先に手で回収してから掃除機をかけると、掃除機の中で絡まりにくくなります。

カーペット・カーテン・ソファなどのインテリア

カーペットやソファは最初に掃除機で大まかに毛を吸い取るようにしましょう。掃除機によっては吸引力が強く、カーペット自体を吸い上げてしまうこともあるため注意しましょう。

カーペットやソファはフワフワのものが多いため、掃除機ではあまり吸い取れないので、掃除機をかけたあとは、粘着性のコロコロや転がすだけで毛が取れるパクパクローラーを使用して毛を取り除きましょう。

また、車に猫が乗る場合は、車のシートや座席にも毛が落ちていますが、カーペットやソファと同様に掃除すると良いです。

カーテンは大きい掃除機だと掃除機をかけるのが大変なので、ハンディ掃除機を使うといいです。ハンディ掃除機で優しくカーテンの毛を吸い取ったら、コロコロで残りの毛を取り除いていきましょう。

布団や毛布などの寝具

猫は飼い主さんと寝たがることが多く、猫が布団に入ってくるとすぐ布団や毛布が毛だらけになりますよね。布団や毛布はコロコロの粘着力で取るのが効果的です。

ですが、布団は大きいですし、掛布団なんかはふわっとしているので、コロコロを使っても布団の折り目などに毛が残ってしまいます。

その場合は、ゴム手袋を使うと細かい場所まで毛を回収できます。ゴム手袋は静電気があり、布団をなでるようにするとごっそり毛が取れるためおすすめです。

人用の衣服や洗濯機

猫を抱っこしたりすると、衣服に毛がたくさんくっついてしまいます。特に黒い服だと、少し毛がついているだけでも目立ちます。衣服に毛がついてしまったときは、服全体にコロコロをかけて、大まかに取ってください。

そのあと、細かい毛は、私たちが服についたホコリなどを取るエチケットブラシを使うと良いです。

ザラザラとした質感で毛を取り除くことができますが、服の素材によってはほつれたりすることもあるので、あまり力強くやらないようにしましょう。

また、猫の毛がついた服を洗濯すると洗濯機に猫の毛がたまってしまったり、排水部分が詰まりやすくなってしまいます。洗濯機に猫の毛がたまらないようにするために、毛やホコリを絡めとってくれる洗濯ボールやフリーランドリーという洗濯グッズが効果的です。

洗濯ボールやフリーランドリーはスポンジ状で、衣服と一緒に洗濯機に入れて洗濯するだけで、スポンジ部分が毛を絡めとってくれます。

洗濯機に猫の毛がたまるのを防ぐことができますし、衣服の毛を絡めとることができるため、一石二鳥です。洗濯ボールは100均にもありますので、手軽に購入できます。

エアコンや部屋の電気

部屋の上のほうにあるエアコンや電気の上部にはホコリがたまりやすいように、猫の毛もたくさんたまります。

ハンディモップを使って取るのがいいですが、勢い良く取ろうとすると毛がいろいろな部分に舞ってしまうので、そっと動かして取るようにしましょう。

ウェットシートを使うと毛が舞わないので、うまく取れそうになければウェットシートを使ってみてもいいです。また、エアコンの内部も猫の毛がたまりやすいため、フィルターはこまめに掃除するようにしましょう。フィルーターは掃除機でホコリや毛を吸い取ってから、水洗いしましょう。

窓枠やサッシ

猫の毛は細くふんわりしているため、家の中で隙間にもたまりやすいです。窓枠やサッシにごっそりと毛がつまっていることがあります。窓枠やサッシの隙間にたまった毛の掃除の仕方は、綿棒や細い棒状のものにウェットシートを巻き付けて使用すると取りやすいです。

サッシの端からこすりながら取っていきましょう。最後に全体をウェットシートなどで拭いて、残った毛を取り除きましょう。

猫の毛の掃除を楽にするおすすめグッズ

コロコロローラー

猫の毛の掃除は基本的に毎日行うことなので、便利な掃除グッズがあると日々の生活がだいぶ楽になりますよね。

猫の毛の掃除に苦労している飼い主さんが多いため、現在では様々な猫の毛の掃除を楽にできるようなグッズがたくさん出ています。おすすめのものを紹介しますので、ご参考にしてみてください。

エチケットブラシ ぱくぱくローラー

エチケットブラシ ぱくぱくローラー (犬/猫/ペット) 繰り返し使える (毛取り/抜け毛) クリーナー ブラシ 掃除 日本シール 直販 N88C
1,595円(税込)

猫を飼っている方には有名なぱくぱくローラーです!普通のコロコロのように見えますが、粘着式のコロコロとは違い、粘着テープの交換もありません。

ローラーをコロコロ転がすだけで、どんどん毛を絡めとります。絡めとった後は、蓋を開けると固まった毛をそのまま捨てることができます。カーペットやソファについた毛に使うのが効果的です。

ファーミネーター

ファーミネーター 大型猫 L 短毛種用 ペット ブラシ 抜け毛 除毛 グルーミング アンダーコート
3,515円(税込)

猫の毛の掃除頻度を減らすために、ブラッシングはとても効果的ですが、ブラッシングのブラシの中でもファーミネーターは特におすすめです。

特殊なステンレススチールのブラシで、抜け毛の90%を取り除き、抜け毛の掃除も楽になります。ですが、取れすぎることから、あまりやり過ぎると毛が抜けすぎてしまうことがあるため、ブラッシングのやり過ぎには注意してください。

フリーランドリー

aisocial アイソシアル FREELAUNDRY(フリーランドリー)
2,871円(税込)

洗濯機に洗濯物と一緒に入れるだけで、猫の毛やホコリを絡めとってくれます。こちらは猫のデザインのもので、かわいいだけでなく、スポンジが細かい目でできているため、細い猫の毛も逃すことなく絡めとります。

衣服も洗濯機もきれいに保てます。猫デザインなので、猫を買っている方へのプレゼントにも良いですね。

ルンバ e5 アイロボット

ルンバ e5 アイロボット ロボット掃除機 水洗い ダストボックス パワフルな吸引力 WiFi対応 遠隔操作 自動充電 ラグ 絨毯(じゅうたん) にも e515060 【Alexa対応】
22,990円(税込)

自動で動いてゴミを取り除いてくれるロボット掃除機のルンバです。このルンバは、ペットの換毛期をお知らせして、掃除を提案してくれます。そのため、忙しい飼い主さんには掃除の時期もわかり、自動で動いてくれるためとても便利でおすすめの家電です。

また、ゴム製のブラシでできており、ペットの毛が絡みにくく作られているため、猫を飼っている方には、ロボット掃除機の中でもおすすめです。

片手で使えるコンパクト サイクロン掃除機

片手で使えるコンパクト サイクロン掃除機
5,120円(税込)

車の座席やカーテンに最適なハンディ掃除機です。細口のノズルが付いているため、家具の細い隙間や車の座席の隙間などを掃除するのに効果を発揮します。吸引力が強いため、細い猫の毛もきれいに回収します。コンパクトで軽いため、女性でも簡単に使用できます。

ペット 抜け毛ブラシ

ペット 抜け毛ブラシ 2セット
1,580円(税込)

衣類やソファなどの家具に使える抜け毛ブラシです。ブラシをスッと撫でるように使うと、静電気によって毛をブラシで取ることができます。

ブラシはケースに戻すだけとでブラシについた毛が取れて、捨てるのも楽ちんです。家で使える大きめタイプと衣服など細かいところで使える小さめの携帯タイプがあるため、用途によって使い分けができます。

レック 激落ちくん 粘着クリーナー

レック 激落ちくん 粘着クリーナー ハンディ ( 置くだけ 自立ケース付き ) スゴ技カット カーペットクリーナー
527円(税込)

猫の毛を掃除するのに大活躍する粘着性のコロコロですが、劇落ちくんは粘着力が強めで、細く取れにくい猫の毛をしっかり絡めとることができます。

また、コロコロのケースが自立型なので、戻すときはケースに置くだけで立てて収納できます。白いシンプルデザインなので、部屋にもなじみやすいです。

グルーミンググローブ

【正規品】DELAMU ペットブラシ グローブ 手袋 猫 犬 ブラッシング ブラシ 1ペア 抜け毛取り クリーナー マッサージ 皮膚に優しい 洗い可能 柔軟 通気性 グルーミンググローブ 猫犬 短毛 中毛 長毛 通用 (ブルー)
1,299円(税込)

猫の毛を掃除する手間を少なくするために、ブラッシングをすることが重要ですが、どうしてもブラッシングが苦手な猫もいます。そんなときにグルーミンググローブは大活躍します。

グローブの表面がラバー素材でボコボコしているため、ブラッシングが苦手な猫も、撫でるだけで毛が取れるため嫌がることは少なく、毛もたくさん取れます。表面がボコボコしていてマッサージ効果もあるため、気持ちよく毛を取り除くことができます。

猫の毛の掃除頻度を減らすための対策

ブラッシングされる猫

毎日掃除機をかけたりコロコロをこまめにできればいいですが、飼い主さんによっては毎日掃除機をかけたりするのは難しい方が多いと思います。

また、こまめに掃除していても猫の毛はすぐたまってしまうため、少しでも掃除を楽にできるような飼い主さんの日々の生活の中でできる対策をご紹介します。

猫の全身をこまめにブラッシングしておく

猫は毎日毛が抜けるため、基本的には毎日ブラッシングをしてあげることが抜け毛対策になります。ですが、ブラッシングを嫌がる猫や飼い主さんが忙しい場合にはできないこともあると思います。

ブラッシングを嫌がる猫は、使っているブラシが痛かったりするため、嫌がっていることがあります。ブラシは様々な種類がありますので、痛がる場合には先が丸くなったものもあるため、猫に合うブラシを見つけていきましょう。

また、ブラッシングは力強くやらず、ゆっくり丁寧にやってあげて、ブラッシングが気持ちいいものだと覚えさせてあげると、むしろ喜んでブラッシングさせてくれることもあります。

こまめに毎日ブラッシングをするのが、抜け毛を防ぐ一番の方法ですが、それが難しい飼い主さんは、猫用ウェットシートでさっと拭いてあげるだけでも、毛が取れますし、静電気も防げるので抜け毛対策になります。

細かい毛や臭いは空気清浄機を稼働させて吸引させる

空気清浄機は猫の毛や臭いを吸引してくれる効果があります。忙しい飼い主さんや赤ちゃんがいる方、アレルギー持ちの方にとてもおすすめです。

猫の毛は花粉やダニなどがくっついているため、毛が少し舞うだけでも赤ちゃんやアレルギーがある方には悪影響を及ぼします。

現在では、動物に対応した空気清浄機もありますし、保湿効果がある空気清浄機もあります。保湿効果がある空気清浄機であれば、静電気を防ぐこともできるため、猫の毛が様々な場所にくっつくのを防ぐこともできます。

空気清浄機はとても便利ですが、中に毛がたまるため、こまめにしっかり掃除するようにしましょう。

家具の配置を変える

猫の毛は細くふんわりしているため、家具の後ろや隙間にいつの間にかたまってしまいます。家具の細い隙間や後ろにたまってしまと、取り除くことができない場合があります。

そうするとどんどんたまっていってしまって不衛生になったり、たまって掃除するたびに家具をずらすことになるため、とても大変です。

家具を置く場合には、掃除できるぐらいの隙間にしておくと掃除しやすいでしょう。もし、隙間があり、猫が挟まってしまいそうという危険がある場合は、その部屋には猫を入れないようにしたり、動かしやすく軽めの家具にするような工夫をするといいでしょう。

まとめ

掃除機と猫

猫を飼っている方にとっては、猫の抜け毛の掃除はずっと付き合っていくことです。毎日の抜け毛掃除は大変ですが、抜け毛をちゃんと掃除しないと、ダニや花粉が付着してしまい、猫の健康を害することになってしまいます。

今回ご紹介しました掃除を楽にするグッズやこまめなブラッシングなどで工夫しつつ、少しでも抜け毛掃除の苦労を減らしていきましょう。

日々試行錯誤しながら、猫の抜け毛を楽にしっかり取り除き、猫も飼い主さんもお家で快適に過ごせる空間を作っていきましょう。