猫アレルギーの人が猫カフェへ行く時の対策

猫アレルギーの人が猫カフェへ行く時の対策

猫アレルギーの人が猫カフェに行く時の対策と言えば、どんなものがあるのでしょうか。猫が大好きなのに、猫アレルギーだという人は意外と少なくありません。猫アレルギーの為、猫と暮らすのは難しいけど、猫を見たい、触れ合いたいという人の為に、猫アレルギーの人が猫カフェに行く時の対策についてまとめました。

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記事の監修

東京農工大学農学部獣医学科卒業。その後、動物病院にて勤務。動物に囲まれて暮らしたい、という想いから獣医師になり、その想い通りに現在まで、5頭の犬、7匹の猫、10匹のフェレットの他、ハムスター、カメ、デグー、水生動物たちと暮らしてきました。動物を正しく飼って、動物も人もハッピーになるための力になりたいと思っています。そのために、病気になる前や問題が起こる前に出来ることとして、犬の遺伝学、行動学、シェルターメディスンに特に興味を持って勉強しています。

猫アレルギーの人が猫カフェに行く時の対策

猫アレルギーイメージ

猫アレルギーの人が猫カフェに行く時の対策は、主に以下の通りです。

広めの店舗を選ぶ

まず、猫アレルギーの人が猫カフェに行く時のお店選びとして、店舗が比較的広めの猫カフェを選びましょう。特に、猫に触らなければアレルギー症状が出ないという人は、広々とした猫カフェで猫をゆっくり鑑賞するのもオススメです。また、事前に口コミ等を確認して、空気清浄機が多数設置してあり、清掃が行き届いている猫カフェを選ぶと安心ですね。

マスクをする

猫アレルギーの人が実際に猫カフェに行く時には、マスクを着用しましょう。猫カフェによっては、マスクが無料配布されているお店もありますが、念のため準備しておくと安心です。

長袖、長ズボンを着用する

猫カフェに行く時は基本的に、肌の露出を減らすようにしましょう。猫の毛はもちろん、遊んでいるなかで甘噛みされたりなめられたりすると、また爪が引っ掛かってしまった時に素肌に当たると猫アレルギーの症状が強く出る可能性があります。夏場でも、薄手のカーディガン等を持参しましょう。

体調が良い時を選ぶ

体調が悪いと、普段よりも猫アレルギーが強く出る事がある為、猫アレルギーの人が猫カフェに行く時は、必ず体調の良い日を選びましょう。また、猫の換毛期に当たる季節は抜け毛が増える為、避けた方が無難ですね。

利用時間を短時間にする

可愛い猫達に囲まれている空間は、とても幸せでつい長居したくなってしまいますが、まずは短時間の利用から始めてみましょう。また、体調やその猫カフェに居る猫ちゃんの品種等によっても、猫アレルギー症状の程度が変わる可能性もあります。少しでも、目や皮膚の痒み、鼻水が出てきたなどの症状を感じた場合は、残り時間があったとしても早めに退店する事を心がけましょう。

猫カフェにいる猫の品種を調べる

猫アレルギーが出にくいとされる「ハイポアレジェニックキャット」と呼ばれる猫達が居ます。

  • ロシアンブルー
  • サイベリアン
  • シャム
  • ベンガル
  • バリニーズ
  • オリエンタルショートヘア その他。

ハイポアレジェニックキャットとは、猫アレルギーを引き起こしにくい猫という意味です。珍しい品種も含まれていますので、ハイポアレジェニックキャットだけの猫カフェというのは難しいかもしれませんが、触れ合う猫ちゃんを選ぶ時の参考にしてもいいですね。いつも見ているだけだから、猫と触れ合いたい!という人は、事前に上記のような品種の猫ちゃん達が居るお店を探してみましょう!

ハイポアレジェニックキャットについての補足

被毛のタイプからアレルゲンをまき散らしにくいと言われている品種や、研究によってアレルゲンの産生量が少ないと伝えられている品種がありますが、どれも科学的根拠に乏しいのが現状です。

しかし、猫の品種や個体により猫アレルギーの症状が出現するかどうか、症状の程度が変わることは多くありますので、症状が軽度で済む方は、どんな猫なら大丈夫なのか、どんな触れ合い方なら大丈夫なのかを猫カフェで探してみるのも1つの方法かもしれません。

獣医師:木下明紀子

病院に相談する

一言に猫アレルギーと言っても、目が痒くなる、鼻がムズムズする等の軽度な症状から、呼吸困難に陥ってしまう、重度のじんましんが出るなどの重度なものまで様々です。猫アレルギーだと自覚はしているが、検査はした事がないという人は、自分自身の猫アレルギーの程度を知っておく事も重要です。大袈裟だと思われるかもしれませんが、今後猫アレルギーと付き合いながら、猫とも関わりたいと思うのであれば、しっかり検査をし、猫カフェへ行きたいという事も、医師に相談してみましょう。実際に、抗アレルギー剤を服用しながら、猫と暮らしている方もいらっしゃいます。薬を上手に使うことによって、猫カフェへも安心して行く事ができ、より一層楽しめるかもしれません。

上記の他には、猫に触れた手で自分の顔や体を触らないように気を付け、手をこまめに洗うようにしましょう。また、帰宅した際にはできるだけ早く服を脱ぎ(玄関が理想)、全ての衣服を着替えましょう。事前に、猫カフェの店員さんに猫アレルギーである事を伝えておくと、猫との関わり方についてアドバイスをくれる場合もあるようですよ♪

猫アレルギーの原因とは

アレルギー検査の原因

猫アレルギーの人が猫カフェへ行く時の対策についてご紹介しましたが、そもそも猫アレルギーの原因は何なのでしょうか。

まず、アレルギーとは体内に入ってきた異物(アレルゲン)に対する過剰な免疫反応の事を言います。猫アレルギーを引き起こすアレルゲンは現在までに8種類が確認されており、これらのアレルゲンが、猫の毛やフケに付着、飛散する事で猫アレルギーの症状を引き起こします。

その中でも「Fel d 1」「Fel d 4」と呼ばれる2種類のアレルゲンに対してアレルギー反応を示す人が多いようで、Fel d 1は猫の皮脂腺から多く分泌され、Fel d 4は猫の唾液中に含まれています。これらのアレルゲンは、多く含まれています。これらのアレルゲンは、猫の毛やフケに付着したり含まれたりして、またアレルゲン分子だけでも環境中に飛散します。

猫アレルギーと言えば、抜け毛が原因だと思いがちですが、正確には抜け毛に付着した何らかのFeld 1やFeld4などのアレルゲンがアレルギー症状を引き起こしています。

毛の長さと猫アレルギーを引き起こしやすいか猫かどうかは必ずしも関係しないのですが、人によっては短毛種なら大丈夫、逆に長毛種の方が症状が出にくいといったこともあります。また、猫自身や、猫が暮らす部屋を清潔に保つ事が重要です。やはり、猫アレルギーの人が猫カフェへ行く際には、猫達はもちろん、店内のお手入れが行き届いているお店を選ぶと安心ですね。

猫アレルギーの人にオススメの猫カフェ

愛知県半田市に「猫アレルギーだけど、猫が大好きなあなたへ」というキャッチコピーを掲げる「にゃおかふぇ 」という猫カフェがあります。にゃおかふぇは、猫と触れ合えるプレイルームと、カフェスペースを完全分離しており、カフェスペースのカウンター席では、猫ちゃん達を眺めながらゆったりと食事を楽しむ事ができます。もちろん、30畳の広々としたプレイルームでは、猫ちゃん達と触れ合う事もできますので、猫アレルギーがあり、長時間は同じ空間に居られないという人も、安心して楽しむ事ができますね!猫アレルギーだけど、猫カフェに行ってみたい!という人は、是非一度遊びに行ってみては如何でしょうか♪

にゃおかふぇ
住所:〒475-0911 愛知県半田市星崎町2丁目202
TEL : 0569-89-8492
営業時間:11:00~21:00
(祝日前・金曜、土曜は22:00まで営業中)
定休日:毎週月曜・第三火曜
公式ホームページ:https://nyao-cafe2.jimdo.com/

猫アレルギーを持ちながらも、猫と触れ合いたいと猫カフェへ足を運ぶ人は多く、マスクの無料配布や一時退店を考慮してくれる等、猫アレルギーに理解のある猫カフェは多くあります。猫カフェホームページのよくある質問には、猫アレルギーだけど入店可能ですか?等という質問も多く、対応について記載している店舗もありますので、一度足を運ぶ前にホームページを確認してみるのもいいですね。

まとめ

猫カフェイメージ

猫アレルギーの人が猫カフェに行く時、やはり自身の猫アレルギーの程度を把握しておく事は、とても大切だと思います。猫アレルギーときちんと向き合う事で、自分と猫との付き合い方が分かるかもしれません。猫カフェに行く為に病院なんて大袈裟だと思われる…なんて思わずに、一度アレルギー検査を受けてみるのも良いかもしれません。そのうえで、猫と触れ合う時間を存分に満喫して欲しいと思います。少しでも、猫好きの猫アレルギーの人が猫カフェに行く際の参考になれば幸いです。

投稿者

40代 女性 ねこ太

猫アレルギーですが、猫カフェにもよく行きます。半袖の場合は、上着を持っていきます。引っ掻かれると傷口が腫れるからです。マスクも着用します。短毛の猫ちゃんばかりの時には、アレルギーが起こりにくいときもあります。私は、お薬を飲んでいるので、症状は軽いです。家に入るときは、服をパタパタして猫ちゃんの毛を持って入らないよう注意にします。それでも、猫ちゃんが大好きです。
投稿者

30代 女性 まつこ

私も猫アレルギーですが、猫カフェに行きますし猫も飼っています。
アレルギーでも、普段から猫ちゃんに接するときにはマスクをしたりすると対策になりますし、引っ掛かれたりしないように長ズボンをはいたりします。私はロシアンブルーという、猫ちゃんを飼っていまして、ロシアンブルーはアレルギーがでにくいのだそうです。
保護した猫ちゃんがたまたまロシアンブルーだったので、喜んで引き取りました。やはり、アレルギーは出にくいですし、性格もしつけやすく、人懐っこいので、飼いやすいです。
猫アレルギーがあっても、掃除をこまめにしたりして、対策をすれば飼うこともできます。

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