猫の平均寿命は何歳?ずっと健康でいてもらう秘訣3つ

猫の平均寿命は何歳?ずっと健康でいてもらう秘訣3つ

近年のペットフードの品質向上や医療技術の向上などによって猫の平均寿命も上がってきましたね。愛猫に元気で長生きしてもらうにはまず猫の平均寿命を把握し、シニア期になる7歳頃から猫ちゃんに合わせた健康対策を積極的に行ってあげると良いでしょう。今回は【猫の平均寿命と健康対策3つ】をご紹介いたします。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

猫の平均寿命は?

女性の膝の上に乗って撫でられている猫

猫の平均寿命は10~15年と言われていますが、

  • 性別
  • 品種
  • 外に出るor完全室内飼い

などの条件によって少しずつ変わってきます。

性別

性別ではオスの平均寿命が13.7歳に対し、メスは14.8歳とメスの方がやや長生きであるというデータがあります。性別によってなりやすい病気の違いがあるということが関係していそうですが、はっきりとした要因は解明されていません。

品種

2017年度の品種別の平均年齢をいくつかピックアップしてみると、

  • 日本猫14.3歳
  • 混血種14.3歳
  • アメリカンショートヘア13.5歳
  • スコティッシュフォールド13.4歳
  • ロシアンブルー13.1歳
  • マンチカン11.2歳

と、品種によっても平均年齢に違いが見られることが分かります。

免疫力の違い

日本猫や混血種は平均年齢が高く、品種によっては3年も差があります。「日本猫」は日本で自然繁殖してきた種ということなので、混血種と同じように「純血種ではない」と言えます。

その子の体質や飼育環境によって、平均年齢は左右されますので一概に言えませんが、混血種の方が長生きすると言われているのは、純血種に比べて血が濃くなりにくく免疫力が高いということが考えられます。

外に出るか完全室内飼いか

家の外に出るか出ないかでも平均年齢は変わってきます。

  • 外に出る子:13.63歳
  • 完全室内飼い:15.97歳

と、圧倒的に「完全室内飼い」の猫の方が長生きであることが分かります。家の外では車や自転車との接触事故やケンカによるケガ、ノミダニやウイルスなどの感染症などのリスクが高くなることが要因であると考えられます。

1. ストレスフリーな生活

ピンクのベッドに入って日向ぼっこする猫

イライラしている時間が長いより、心穏やかに過ごす時間が長い方が心身ともに健康的です。まずは猫ちゃんがどんなことが好きで、どんなことが苦手なのかという猫ちゃん自身の性格を知っておくことが大切です。

「猫はこういうことが好き(嫌い)」という情報も、猫ちゃんの性格によっては当てはまらないことも多くあります。猫ちゃんの性格を知り、その子に合わせた接し方や飼育環境にしてあげることで、ストレスフリーな暮らしが叶います。

2. ワクワクする刺激

青い蹴りぐるみを掴んで遊ぶ猫

完全室内飼いでは「退屈」しやすい

外に出る子よりも、完全室内飼いの子の方が長生きというデータもあり、猫ちゃんが安全で健康に生きていくために、現在では完全室内飼いが推奨されています。

しかし、完全室内飼いで注意したいのが「退屈」です。猫にとって危険がないことは幸せなことですが、ワクワクドキドキする刺激が全くないことも、猫ちゃんの精神的に良くありません。完全室内飼いだと運動不足になりやすく、筋力が低下しやすいということも気を付けたい点です。

年齢や体調に合わせた「ワクワク」を用意してあげよう

シニア期になる7歳頃からは身体の老化も始まってきますので、無理な運動や急な段差の上り下りなどにも気を付けてあげましょう。

高齢の猫ちゃんの場合は「動くおもちゃを目で追う」ことだけでも脳への良い刺激になります。猫ちゃんの年齢や体調に合わせて、飼い主さんが積極的にワクワクする遊びを提供してあげたり、猫ちゃんが外を観察して楽しめる窓辺をつくってあげたりするなどの工夫をしてあげると良いでしょう。

3. 定期的な健康診断

獣医師と話をする猫を抱いた飼い主

高齢猫がかかりやすい病気への予防

猫にはかかりやすい病気がいくつかあります。特に高齢な猫がかかりやすい病気には

  • 腎不全
  • 下部尿路疾患
  • 関節炎
  • 消化器系のトラブル

などがあります。猫ちゃんの体質に合わせた食事の管理、生活の改善等を獣医師と相談しながら意識していきましょう。特にシニア期を迎える7歳頃からは病気が表に出てきやすいので、意識的に体調管理を行うようにしましょう。

どのくらいの頻度で受けた方が良い?

病気を早期発見することで、軽度のうちに治療を開始することができます。健康診断の頻度として

  • 成猫期では年に1回
  • シニア期になったら半年に1回
  • 高齢期になったら年に3回

程度が推奨されています。持病の有無や体質によっても異なりますので、猫ちゃんそれぞれに合わせて検討してあげてください。

健康診断の内容は?

猫の健康診断の内容は、

  • 触診(口腔内、身体、骨関節等)
  • 体重測定
  • 尿検査、便検査
  • 血液検査

などが基本となります。

これに加え、すでに持病がある子や特に気になる点がある子の場合は、レントゲン検査や超音波検査などの精密検査を追加すると安心です。動物病院によって費用は異なりますが、病院によって"健康診断パック"のように分かりやすい価格設定されたコースがあるところもあるので、チェックしてみましょう。

まとめ

ちょこ

大切な愛猫には、いつまでも元気に長生きしてほしいですよね。猫の平均年齢は10~15歳と幅があり、性別や品種などの条件によって異なります。日本猫や混血種の方が、純血種よりも平均年齢が高いとされています。

また、完全室内飼いの猫の方が外に出る猫よりも平均寿命が長いということが、現在完全室内飼いが推奨されている理由の1つです。

猫ちゃんに元気で長生きしてもらうためには、

  • ストレスフリーな生活環境
  • ワクワクする刺激を用意する
  • 定期的な健康診断

の3つがポイントです。大切なのは「その子の性格や体質に合わせた飼い方をする」という点です。そして、毎日の猫ちゃんとのスキンシップの中で、少しの異変にも早期に気付いてあげることも重要です。

猫ちゃんがシニア期に突入する7歳頃からは特に病気が表に出やすいので、猫ちゃんの環境を年齢に合わせて整えてあげるとともに、病気の予防も積極的に行っていきましょう。

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