猫の7歳は人間年齢でいうと48歳
- 寝てばかりにいるようになる
- 7歳頃になると顔周りに白髪が生えてくる
- 毛づくろいが減り毛艶がなくなる
- 歯が抜け息が臭くなる
- 足腰が弱り高いところに上れなくなる
- 食欲がなくなる
一般的に老化の症状が出てくるのは早い猫で6歳~7歳ごろからといわれています。上記にあげたのは一般的に言われる猫の老化のサインです。猫の平均寿命は15歳前後と言われています。
愛猫が7歳を迎えたら一つの目安として高齢猫となる準備をしたほうがいいでしょう。
しかし、一般的には7歳~シニア猫と言われ猫用のキャットフードも7歳以上の猫用キャットフードが販売されています。
猫が7歳を迎えた時に見直したい食事の管理
以前は7歳~8歳以上の高齢猫用キャットフードと一括りにされていましたが、猫の寿命は年々伸び続け高齢猫用のキャットフードと言っても各メーカーから細分化されて販売されるようになりました。
それぞれの持病に適したキャットフードや14歳以上の猫ちゃん用のキャットフードなど種類は多岐にわたります。
獣医さんに聞いた7歳の猫に与えるフード選び
そこで悩むのは、7歳からの猫に与えるフードはどのメーカーの物が1番いいのか?ということですよね。実際に私も愛猫が7歳からのシニア期に入るとき、とても悩み獣医さんに相談したことがあります。その時の獣医さんの答えは
「今現在愛猫が気に入って食べているフードのシニア用を与えるのが最も身体に負担もかけず、猫ちゃん自身もいきなりフードを変えられてストレスが少なくていい」
とのことでした。我が家の愛猫はプレミアムフードでお馴染みの【ロイヤルカナン】を与えていたのでロイヤルカナンのシニア用を与えることにしました。
7歳以上の肥満猫ちゃんに与える食事
シニア用キャットフードは7歳頃になると食べる量が少なくなる為若干カロリーが高めになっています。
肥満気味の猫ちゃんは、通常のシニア用キャットフードを与えるのではなく、肥満気味の高齢猫専用のキャットフードを選ぶようにしましょう。その後、9歳になった現在の愛猫は何の問題も無く過ごしています。
7歳ごろから猫の病気が予防ができるフードなどを検討する
しかし、必ずしも今与えているキャットフードのメーカーでなければいけないというわけではありません。
シニア猫になると若い時よりもさらに食生活に気を使う必要がありますので、これを機にプレミアムキャットフードや猫が病気になりやすい腎臓をいたわった成分が配合されているキャットフードに切り替えるのもいいかもしれませんね。
7歳の猫の適正体重
猫の7歳ごろの適正体重
- 猫の適正体重は3.5Kg~4.5Kg
- 猫種や個体差によって適正体重は変わってくる
猫の適正体重は猫種やその猫ちゃんの生まれ持った体系や骨格によって違ってきますが一般的に3.5Kg~4.5Kgと言われています。
しかし、前述したとおり適正体重はその猫種によって異なり、例えば大きくならない猫として有名なシンガプーラは成猫でも2Kgしかないのに対し、大型の猫で有名なメインクーンは9Kgまで適正体重とされています。
我が家の雑種猫は6Kgありますが、健康診断では少しやせ気味と言われています。このように猫種や個体差によって適正体重は変わってきます。
肥満か判断するとき重要なお腹回り
- 肋骨や背骨に触れることが出来ること
- 真横から目視で肋骨が確認できること
- 腰にくびれがあるか上から見て確認できること
では、猫さんにとって肥満か適正か判断する方法は何か?実は獣医さんは「お腹周り」で判断しています。人間も健康診断で肥満検査をするときお腹周りを図りますよね?
猫もお肉はお腹からついていきます。前述した3点「肋骨や背骨に触れることができる」「肋骨を確認できる」「腰のくびれを確認できる」ことができれば肥満ではないと言えます。
逆を言えば、お肉が邪魔して背骨や肋骨に触れることができない、肋骨と腰のくびれが見えないとなると肥満の可能性が高いです。
肥満は万病の元
- 循環器疾患の危険
- 呼吸器疾患の危険
- 糖尿病の危険
- 脂肪肝の危険
7歳の高齢猫となると身体に様々な不具合が出てきますが、肥満で7歳以上の高齢猫となるとさらに危険は高まります。
肥満が原因で引き起こされる病気は多く、体力も衰えている高齢猫の場合一度病気になると回復も遅く健康に老後を過ごすことも難しく最悪の場合死に至ることもあります。
愛猫が7歳を迎えた時、少しでも肥満の傾向がある場合は食事の見直しと適度な運動をさせるように心がけましょう。
7歳の猫が気をつけたい病気
- 泌尿器系の病気
- 腎臓系の病気
- 糖尿病
猫が7歳ごろに気をつけたい腎臓の病気
猫は7歳などの年齢に関わらずもともと腎臓の病気になりやすい動物です。特に慢性腎不全や急性腎不全は猫の死因の上位にあげられる病気です。
「急に水を多飲し、大量に排尿するようになった」「最近体重が減少してきた」「元気がない」「食欲不振」などの症状がみられる場合、腎不全ではなくとも他の病気を患っている恐れがあります。
7歳以降の老猫は猫風邪ですら命取りになることもありますので、少しでも異変を感じたらすぐに獣医さんに相談しましょう。
猫が7歳頃に注意したい泌尿器系の病気
また7歳ごろの高齢猫となった時に気を付けたいのが泌尿器系の病気です。
7歳ごろの高齢猫となると、動くのを面倒くさがる猫ちゃんが多く元々水をあまり飲まない動物なので、水を飲みに動くことを横着する子が多く結果として泌尿器系の病気になる子が多いのです。
対策としては水飲み場を増やして、あまり動かなくても水を飲めるようにしてあげましょう。しかし、あまりにも動かないとこれも肥満の原因となるので、甘やかしすぎにはご注意を!
まとめ
今回は7歳を迎える猫の飼い主様から寄せられる質問の中で最も多い「フード・適正体重・病気」についてまとめてみました。
猫の平均寿命は15歳、7歳を迎える猫ちゃんはちょうど折り返し地点ですね。現在生存しているご長寿猫ちゃんはアメリカ在住の猫、スクータちゃん御年30歳なのでそこから考えると7歳なんてまだまだ若者ですね。
老化の症状が出てくるのもやはり個体差があります。人間でも60歳、70歳でも若々しくて元気な人もいれば、まだ50歳前なのにもっと老けて見える人もいますよね?
猫も同じで、若くして老化の症状が出てくる子もいれば、10歳になっても若いころと変わらず毛艶もよくとても元気な猫もいます。
いくら愛猫がいつまでも若々しいと言っても、実際は歳をとっています。中には見た目にはわからない、症状が出ている場合があります。
最高齢の30歳に少しでも愛猫が近づけるように、7歳ごろの高齢期に入った猫ちゃんの健康管理、体調管理、生活環境の見直しは飼い主である私たちがしっかりとみてあげるようにしましょうね。
30代 女性 しおり
うちの猫ちゃんたち2匹ともが、7歳くらいから静かな性格にかわりました。
子育てもすっかりと終わっているし、ゆったり過ごしていました。
まだまだ、よく遊びよく食べますが、食の好みが変わった時期でした。
今もそうですが、野菜が好きになりました。体にいいので少しだけ旬の野菜をカリカリにトッピングをしています。
40代 女性 かずみ
我が家の猫ちゃんも、7才くらいからシニア用のご飯を与えていますがカリカリも固めにふやかして上手に与えています。
色んな食べ物を食べたがるので、野菜をゆでてトッピングにしたりして食べるのが楽しくなるように、心がけています。
7才になると、急に食べなくなる食材もあるので栄養も考えて与えています。何より、カロリーオーバーにならないように注意しています。
基本的に何でも食べてくれるので、助かります。