猫の3歳における体調管理と病気について

【獣医師監修】猫の3歳における体調管理と病気について

3歳の猫ちゃんとはどのような時期かご存じですか?人間の3歳と言えばやっと会話ができるくらいで、まだまだ子供ですが猫の3歳はもう立派な大人です。そんな大人猫とどのように過ごして、飼い主である私たちはどのようなことに気を付けてあげるべきなのでしょうか?

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

猫の3歳を人間に換算した時の年齢

夕日を浴びる猫

猫は人間よりも早く歳を取ります。基本的に猫の1歳は15歳くらいと言われています。そこから4歳ずつ歳を取ると言われています。つまり猫の3歳は人間でいうところの27~28歳くらいだということになります。

人間の28歳といえば、まだまだ若くて人生もこれからですよね?それは猫も同じで3歳は食欲も旺盛で遊びや運動も活発に行いたいところです。猫の成人期は1歳~7歳までなので、シニア期に入るまでのこの期間は日々の生活の中で適度に遊んであげて、体重にあった適正な餌の量を与えるようにしてあげましょう。

猫の3歳の適正体重

塀から乗り出す猫

猫の3歳の適正体重はどれくらいかというと、正直的確な体重をお伝えすることは難しいです。と、いうのも猫はその種類や生まれ持った体型により適正な体重は異なります。

ただ猫全体の平均体重は3~5kgぐらいです。もし雑種猫を飼っていて、何か基準が欲しいと思うならこちらの平均体重を参考にしてください。

純血種を飼っている場合は、その猫種によって適正体重がありますので愛猫の体型を見ながら参考にするようにしましょう。

また猫の適正な体型を知るのは体重だけではありません。その見た目から肥満になっていないか確認することも可能です。

確認する箇所はくびれの部分です。上から猫の体を見たときに適度にくびれがあれば適正体重で全くくびれがない場合は肥満の可能性があります。逆にくびれが目立つ場合は痩せすぎている可能性があります。1つの目安として是非覚えておいて下さい。

他にも背骨や肋骨を力をいれずに触れれば適正体重です。力を入れて触らなければわからないような場合は、肥満気味かもしれませんし、逆にゴリゴリ触れるようであれば痩せすぎです。

3歳の猫がかかりやすい病気

聴診器当てられている猫

猫は泌尿器系が弱い動物だということをご存じの方は多いでしょうが、やはり3歳の猫も「膀胱炎」や「結石」にかかりやすい傾向にあります。猫は元々水をあまり飲まない動物といわれていますので、愛猫ができる限り新鮮な水を飲みやすい環境を作ってあげることが大切になってきます。

さらに気を付けて欲しいのが腎臓病です。腎臓病は猫の病気の中でもとてもなりやすいものです。さらに気を付けて欲しいのが、腎臓病の中でも急性腎不全です。急性腎不全は発症からわずか数時間で亡くなってしまう場合もあるので、おかしいと感じたらすぐに病院へ行きましょう。

腎臓病や膀胱炎を完全に防ぐことは難しいですが、

  • 排尿の様子がおかしい
  • 多飲多尿
  • 尿をしていない
  • 元気がない
などの異変があれば早めに獣医師に相談するようにしましょう。早期発見が愛猫の命を救うのです。

また猫の病気の原因として気を付けてあげたいのがストレスです。ストレスの原因は様々ですが、

  • 飼い主がかまってくれない寂しさ
  • 住環境の急激な変化
  • 新たな家族が増えたことによる不安感
  • 生活環境への不満
などがあげられます。

この中でも、「飼い主がかまってくれない寂しさ」は遊び盛りのこの時期に十分に遊んでくれないことにより、運動不足になってしまうということも病気の原因としてあげられます。

さらに生活環境の不満は「トイレが汚い」「食事をするところが汚い」「お部屋が汚い」など、きれい好きでデリケートな猫ちゃんにとって行き届いていない掃除がストレスの原因となることが多々あります。

猫ちゃんと暮らすときは行き届いた掃除と猫ちゃんにとって過ごしやすい環境作りをしてあげるのが大切だということです。

3歳の猫の去勢、避妊手術

飼い猫で繁殖を考えていない場合は去勢、避妊手術を行うことが進められています。

理由としては望まない命を新たに産み出すことを防げること、子宮などの病気にかかるリスクを無くすことができるからです。

しかし去勢、避妊手術をするベストな時期は生後6ヶ月~10ヶ月とも考えられている場合もあります。これは早めに去勢、避妊手術をすることで病気のリスクを早めに減らすことができるなどのメリットからです。

では3歳の猫には去勢、避妊手術はできないのかというとそうではありません。よっぽどの老猫や弱っている、体力がなく衰弱している場合でなければ受けられます。愛猫に長生きしてもらいたいと考えるなら3歳でも遅くはありません。

是非去勢、避妊手術を検討してみて下さい。

まとめ

道にいる猫

人間の3歳と猫の3歳は随分違いますよね。

日々目まぐるしく歳を重ねる猫ちゃんと過ごす時間を有意義なものにするためにも、3歳の猫に限らずその猫にあった生活スタイルを作ってあげるのはもちろん、体調管理もしっかりとしてあげましょう。

大好きな愛猫と少しでも永くいるためにも是非今回の記事を参考にしてくださいね。

40代 女性 うみか

祖母の猫ちゃんが3歳になったときからなんだか、尿が出にくくなりまして、気になったので獣医さんに相談してみますと、すぐに検査をしていただきました。すると腎う腎炎になっていました。命にかかわる病なので悪化する前に治療しました。何とか悪くならずにすみ、1か月後には元気にご飯もたくさん食べておしっこも健康な色と量になっていました。とても、安心しました。治療の間はたまに牛肉を少しだけ与えてスタミナをつけさせました。どんな病気も早期発見が大切ですね。

40代 女性 かずみ

猫ちゃんの3歳はもう、大人ですね。
まだまだ子供だと、勘違いしている人も多いのではないでしょうか。
我が家の猫ちゃんは、3歳が過ぎても子猫ちゃんみたいな甘えが抜けなくて可愛いのですが、自立心があまり育っていなくて苦労するときがあります!しかし、性格なのであまり、深刻に考えないようにしています。
3歳は、病気にはまだ、かかりにくいらしいですが、肥満に気を付けなければなりませんね。
上から見て、腰にくびれがなかったらすこし、カロリーを気にかけなければいけませんね。
個体差があるので、肥満は診断しにくいので獣医師に判断をゆだねましょう。