猫の4歳はどのような時期なのか
- 猫の4歳:人で言うと32歳
- 室内飼いの猫の平均寿命:14年〜15年
猫の4歳は人間で換算すると、32歳です。
健康な子はまだまだ元気で毛ツヤも良く、精神的にも落ち着いて、どっしりとした貫禄が出てきます。しかし野良猫の場合は4歳で亡くなってしまうこともあります。
室内飼いの猫の平均寿命は14年〜15年程度ですから、外の生活環境がどれだけ厳しいか、良く分かりますね。
4歳の猫を飼う時の注意点
愛猫が4歳の時は、どのような点に気をつけて飼うのが良いのでしょうか?
年に1度の定期健診
4歳ではまだ、老化に伴う病気を発症しやすい時期ではありませんが、それでも言葉を話さない猫の事です。もしかしたら隠れた病気があるかもしれませんので、年に1度は定期健診を受けると安心です。
猫は痛みがあるなど具合が悪くても、表面に出さないように暮らす動物です。病気の早期発見の為にも、定期的に受けておきましょう。
歯磨きで歯周病予防をする
- 3歳以上の猫:大半が歯周病
- 3日に1回に歯のケアをする
- 歯ブラシ、ガーゼ、歯みがきティッシュを使う
猫は歯周病になりやすく、3歳以上の猫の大半がかかっている、と言われています。日頃から愛猫の歯磨きを心がけておくと、歯周病の予防に繋がります。
とは言え、歯磨きが好きな猫は少ないのが現実です。出来るだけ小さな時から歯磨きに慣らしておくと良いのですが、成猫から始めた、という場合も少しずつ慣らしていってあげましょう。
理想は歯ブラシでの歯磨きですが、どうしても難しい場合はガーゼやペット用の歯磨きティッシュで歯垢を取り除いてあげましょう。
猫が好む味のついたペット用の歯磨きペーストを使うと、割とスムーズにいくようです。最低でも3日に1回を目標に、行ってあげましょう。
運動をして肥満を予防
4歳になると猫の動きが落ち着き、寝ている事も多くなってきます。完全室内飼いの場合は運動不足による肥満が懸念されますので、なるべく遊んで体を動かす機会を作ってあげましょう。
4歳は多くの猫ちゃんがまだまだ遊ぶ時期なので、お気に入りのおもちゃをちらつかせて、遊びに誘いましょう。きっと、嬉しそうに乗ってきてくれるはずです。
愛猫とのコミュニケーションになりますし、飼い主さんも夢中で一緒に遊べば、気分転換になります。愛猫との時間を、思いっきり楽しみましょう♪
猫の4歳に好発しやすい病気
4歳になった猫が発症しやすい病気はあるのでしょうか?
心内膜心筋炎
- 1歳〜4歳の猫がかかりやすい
- 原因は不明
- 呼吸困難から肺炎を併発
- ストレスを与えないようにする
1歳〜4歳までの猫に好発しやすい、猫特有の病気です。原因は不明ですが、何らかのストレスがかかった後に1〜3週間程度して呼吸困難に陥り、重度の肺炎を併発して命を落とします。なるべく強いストレスを与えないように注意しましょう。
急性糸球体腎炎
- 4歳前後の猫がかかりやすい
- 発症する75%はオス
- 食欲不振や嘔吐、尿が減るなどの症状
- 原因不明の場合が多い
4歳頃の猫に発症しやすい病気です。この病気にかかる75%はオスだと言われています。腎臓の内部にある糸球体と呼ばれる部分に急激に炎症が起こり、食欲不振や嘔吐、尿が減るなどの症状が現れます。
原因は分かっていない部分も多いのですが、ウイルスや細菌に感染した事での免疫反応ではないか、と考えられています。
感染症にかからないように注意するのがこの病気の予防法となりますが、原因不明の場合も多いので、残念ながら確実な予防法はない、というのがこの病気の現状です。
愛猫の元気がなかったりご飯を食べなかったりしたら早めに受診をして、診断して貰うことが大切です。
まとめ
4歳になるとだいぶ落ち着いて、毎日をまったりゆったり過ごす猫が増えますが、心身共に1番安定している時期、とも言えるでしょう。
猫の4歳は人で言えば32歳。まだまだ元気で働ける、そんな時期でもありますよね。
愛猫との落ち着いた暮らしを満喫するには、良い時なのではないでしょうか?4歳という時期を、幸せに彩ってあげたいですね!
40代 女性 かえで
お腹を痛がり可哀想でしたが、治療をしていただいた結果2週間ほどでよくなりました。2年たった未だに低たんぱく、低ナトリウムの餌を続けています。獣医さんに四歳になると病気になりやすくなると教えていただきました。
いま、話題になっている、歯周病予防にも気をつけていて、歯磨きを始めました。ガーゼを指に巻いておやつを見せながら、素早く歯を磨きます。磨き終わると誉めながらおやつを与えます。
お陰で、今のところ虫歯もなく、歯周病にもなっていません。これからも、病気の早期発見できるように、気を付けようと思います。
40代 女性 ここね
あとは、肥満には気を付けました。
よく食べる猫ちゃんなので、セーブするのが大変でしたが、運動量を増やすと、一度に代謝がよくなりほっそりしました。
病気にはかからないように、気を付けたいですね。
40代 女性 かずみ
食欲がなく、胃液をよく吐いていました。
とろみのある食事に換えると少しずつ食べました。
しかし、痩せてきたので獣医師に診ていただくと、重度の胃潰瘍でした。しかし、手術などはせずに投薬治療になりました。だんだん、元気な表情になり、元気になってきました。
少しずつごはんの量も増えて安心しました。
それ以来、胃潰瘍にはなりませんし元気です。
高齢ですが、ごはんのおかわりを要求します。
元気が一番だなと痛感しています。