猫の便秘のサイン

- 2~3日排便が無い
- トイレで排便をしようとしているが出ない
- お腹が張る
個体差はありますが、猫は1日に1~2回うんちをします。2~3日猫の排便がないのは、便秘です。
毎日排便があるかどうかは、猫のトイレの掃除をしていればわかります。トイレの掃除をしながら、猫の排便の回数やうんちの状態を飼い主さんがチェックしておくといいでしょう。
うんちが出ても、いつもより細く、少ししか出ていないときは便秘のサインです。猫がトイレの周りをウロウロしていたり、トイレで排泄しようとしたりしているものの、うんちが出ないときも便秘の可能性があります。
便秘になると、お腹がパンパンになって、触ると硬くなっています。そのようなときは、触られるのを嫌がったり怒ったりしますが、飼い主さんが早く便秘に気づいて、対処してあげることが大切です。
猫の便秘サプリの選び方

味や匂いがない便秘サプリ
せっかく猫の便秘サプリを購入しても、猫ちゃんが口に入れてくれなければ何の意味もありません。
猫の便秘サプリは粉末状で、ふだんのフードにふりかけたり混ぜたりして与えるものが多いです。食べ慣れたフードであっても、サプリの味や匂いがあると、猫は警戒して食べてくれないことがあります。猫の便秘サプリは、できるだけ味や匂いがないものを選びましょう。
添加物が少ない便秘サプリ
猫の便秘サプリを選ぶ際には、できるだけ添加物の少ないものにします。添加物は、猫の健康に害を与える危険性があります。猫の便秘を改善したいから与えるのに、体によくない成分が入ったものを与えてしまっては意味がありません。
猫の体質に合った便秘サプリ
猫の便秘サプリを与えた後は、猫ちゃんの様子を見てくださいね。食欲が落ちていないか、下痢をしていないかなどチェックしましょう。猫の体調を観察して、猫ちゃんに合ったサプリを選ぶことが大切です。
猫用の便秘サプリ
猫の便秘サプリは、必ず猫用に成分が調整されたものを使用しましょう。過剰摂取を防ぐため、少量であっても人間用のものは、与えないようにしてください。
便秘の猫にサプリを与える方法

少しずつサプリに慣らす
猫の便秘サプリは、粉末状のものが多く、いつものフードにふりかけたり混ぜたりして与えます。味や匂いのないサプリもありますが、敏感な猫では食べてくれないことも。そんなときは、始めは少なめに混ぜて、少しずつ増やし、慣らしていきましょう。
オブラートにサプリを包む
フードと一緒に粉末状の猫の便秘サプリを与えても、食べてくれない場合、オブラートに包むという方法もあります。そのままでは食べてくれませんから、ペット用の投薬補助フードで包んで与えてください。
投薬補助フードは、猫などペットに薬を飲ませるときに使う、ペースト状のフードで、薬を包みやすくなっています。猫が好む味や匂いなので、食べてくれますよ。
便秘の猫におすすめサプリ

POCHI ベンスルー エマージェンシー
便秘でお腹が張っている時などの緊急用サプリです。粉末状で、ドライフードにかけたり、ウェットフードに混ぜたりして与えます。水溶性と不溶性2種類の食物繊維で、硬くなった便を柔らかくする効果があり、便秘だけでなく毛玉の排出も促してくれます。
プラチナ乳酸菌 5000α 動物用栄養補助食品
細かくして吸収力を高めた2種類の乳酸菌がお腹の健康をサポート。食物繊維、オリゴ糖配合で、便秘解消や腸内環境を整えます。免疫調整効果も期待できるサプリです。サプリは粉末状で、フードに混ぜて与えます。味や匂いがなく、水や牛乳などの飲物にも混ぜることもできます。
ユーグレナ・アート ペット用ミドリムシサプリメント
ミドリムシの豊富な栄養素と、生きたまま腸に届く有胞子乳酸菌が猫の便秘解消や健康維持に役立ちます。便秘の時やお腹の調子を整えるだけでなく、便の臭いが気になるときにも。顆粒タイプのサプリで、フードにふりかけて与えます。
be-NatuRal ビィ・プラス バイオティクス
保水性に優れた水溶性食物繊維であるマンナンが腸を整え、難消化性デキストリンやフラクトオリゴ糖が腸をトレーニング。便秘だけでなく、軟便や下痢気味の猫ちゃんにも。合成添加物不使用の半生タイプのおやつのサプリです。
ハタ乳酸菌 FOR PETS
生きて腸まで届く強化型乳酸菌LCHハタ菌が、猫ちゃんの便秘解消や腸内環境を整えます。腸内の悪玉菌を抑えるので、便臭も抑えられます。添加物や殺菌処理など、現代の猫たちの食生活は腸内環境を悪化させてしまいます。
ハタ乳酸菌は、美しい腸内環境に作り直し、その結果、腸内環境を整え、免疫力を活性化することができるのです。サプリは粉末状で、フードに混ぜて与えます。
サプリ以外でできる猫が便秘のときの対処法

便秘解消マッサージをする
猫のお腹を「の」の字を書くように、ゆっくりとマッサージします。指の腹で優しくマッサージしてください。こうすることで、お腹にたまったガスを抜くことができます。ただし、猫が嫌がるときは無理をしないようにしましょう。
食物繊維の多いドライフードにする
ふだんウェットフードを食べている猫ちゃんは、便秘になりやすいといわれます。水分が多いので、便秘になりにくいように思えますが、その逆で、水分の多いウェットフードには、食物繊維が不足しているのです。
ドライフードは、食物繊維の配合が多いものを選びましょう。
水を飲ませる
もともと猫はあまり水を飲みませんが、水分が不足すると便秘になってしまいます。特に夏場は、積極的に水を飲ませるようにしてください。あまり自分から水を飲まない猫なら、スポイトを使って口に入れてあげましょう。
運動をさせる
完全室内飼いの猫ちゃんは、運動不足なことが多いです。運動不足も便秘の原因になりますので、キャットタワーを設置するなど、猫が体を動かせる環境を作ってあげましょう。
特に老猫は、老化により腸の働きが悪くなります。その上、動かなくなるので運動不足になりがちです。無理をしない程度に、適度に遊んであげましょう。
トイレを清潔に保つ
猫は、トイレが汚れているとそこで排泄をするのを嫌がります。いつでも、きれいなトイレで気持ちよくうんちを出せるように、トイレはこまめに掃除をしてあげましょう。
動物病院で診てもらう
猫の便秘が軽度なものであれば、サプリを与えることで便秘が解消できることもあります。ただ、便秘が何日も続いたり、猫が苦しがっていたりするようであれば、獣医さんに相談しましょう。
まとめ

猫が便秘気味なとき、早く治してあげたいですよね。猫の便秘サプリは、猫の排便を促してくれます。猫の便秘サプリは、猫ちゃんの体質に合った、安全性の高いものを選びましょう。
猫がきちんと摂取してくれるかどうかも大切です。猫の便秘には、サプリもいいのですが、サプリだけでなく、食生活や運動面からもサポートしてあげましょう。マッサージをしてあげるのも効果がありますよ。
猫の便秘がひどいようなら、サプリだけに頼らず、獣医さんで診てもらってくださいね。