猫の9歳を人間に例えると?
猫の9歳は52歳
9歳の猫を人間に換算すると52歳です。
猫は1歳までに人間の年齢でいう18歳位にまで急激に成長します。その後は1年に4歳の早さで齢を取り、9歳になると人間の年齢で52歳になります。丁度壮年期からシニアに差し掛かる頃です。
野良猫の9歳は寿命
ちなみに猫の平均寿命は完全な室内飼いの場合15歳ほど、野良猫だと5~10歳ほどです。野良猫の9歳はもう寿命を迎える年ごろなのです。
9歳の猫がかかりやすい病気
猫が9歳を過ぎて高齢にさしかかる頃から、注意しなければならない主な病気の例を挙げます。
- 9歳の猫は腎臓疾患になりやすい
- 9歳の猫は肝臓疾患にかかりやすい
- 9歳の猫は糖尿病になりやすい
- 9歳の猫は腫瘍(がん)になりやすい
- 9歳の猫は歯周病になりやすい
- 9歳の猫は便秘になりやすい
- 9歳の猫は下痢になりやすい
人間は50歳を過ぎた頃から体力や筋力が衰え、病気にもかかりやすくなります。猫も9歳を過ぎると、同じように病気の心配が多くなる時期なので、定期検診などで健康チェックは欠かせません。
猫は9歳ごろからはあまり動かなくなるので、軽い運動をさせたり、マッサージしたりするなど筋肉や骨に刺激を与えるようにしましょう。
9歳の猫に運動は必要ですが、若い頃のように高い所からジャンプすると、骨折などケガをする恐れがあります。高い所に上らないように工夫し、大きなキャットタワーなどは片付けた方が安心です。
9歳のメス猫は病気予防のためにも避妊手術を
メス猫の場合は9歳ごろから卵巣や子宮の病気にもかかりやすくなります。子猫を産ませないのであれば、猫が9歳でも適切な時期に避妊手術を受けておいた方が良いでしょう。乳がんなどのリスクも減ります。
9歳の猫は術後の肥満に注意する
避妊手術後は生殖に対する代謝が減るので太りやすくなる傾向があります。9歳の猫も、肥満は病気の原因になるので太らないように注意が必要です。
9歳の猫の医療費は高額!ペット保険などで対策
猫が15歳まで生きた場合、1匹にかかる生涯支出は130万円ともいわれています。特に9歳を過ぎるころから医療費も増えて大きな負担になる可能性もあります。
猫が9歳になると病院に行く機会も増えてきます。猫のために早いうちから貯金をしておくか、ペット保険に入るなどして備えておきましょう。加入年齢の上限や発症後はその病気が保険対象にならなかったりなど様々な条件がありますので、加入の際にはよく確認しましょう。
病気によっては、年間の医療費が20万円を超えることもあります。もしもの時に十分な治療をしてあげられるようにしておきたいですね。
9歳の猫に適した餌
9歳の猫にはシニア用の餌を
肥満対策などのためにも9歳までにはシニア用の食事に切り替えた方が猫の健康のためには良いです。9歳の猫のための餌は市販で、7歳以上のシニア猫用というフードが販売されています。
猫が9歳くらいになると歯は擦り減ってきて、歯茎も痩せてきます。9歳の猫は、歯が抜けたり、口臭が気になったりする猫もいるでしょう。
9歳を過ぎた猫には高品質な餌を与える
猫は9歳を過ぎた年齢と共に食べる量が減るので、効率よく必要な栄養素を摂取することが大切になります。高品質のタンパク質をしっかり与え、消化の悪い穀類は避けます。
9歳の猫にお勧めなグレインフリーフード
9歳の猫には消化の良い芋類などを使用しているグレインフリーフードもおススメです。便秘や下痢に良いとされるオリゴ糖を含むフードもあるので、お腹の弱い猫は試してみるとよいでしょう。
9歳を過ぎると有害な添加物なども病気の原因になります。素材には特に注意してあげる必要があります。
まとめ
猫の寿命が延びたのはうれしいことですが、その分、猫の9歳ごろからは老化による病気や機能の低下に向き合わなければならないという悩みも増えています。
近年は餌や医療の進化で15歳を超えても元気に過ごす猫も増えてきました。中には30年以上生きたという猫の報告も複数あります。環境や餌によって寿命には大きな差が生じます。野良猫の場合、交通事故などで亡くなるケースも少なくありません。
猫は9歳ですでに人間でいう50代になります。甘えん坊で鳴き声もかわいらしく、そうは見えませんが、確かに寝る時間が長くなり、フードを食べる量が減ってきます。
飼い主さんの方も意識を変え、シニアフードに切り替えたり、ケガをしない工夫をしたりするなど、猫がいつまでも健康で過ごせるように考える時期です。
健康であれば、15歳過ぎまで生きる猫もいるので、7歳くらいから老後に備えてしっかりケアしてあげたいですね。それでも齢を取ると様々な病気になります。
もしもの時に納得のいく治療ができるようにペット保険についても早めに検討しておくとよいでしょう。
40代 女性 ねね
40代 女性 ゆきなちゃん
獣医師からも、いろんな治療を受けましたがなかなかよくなりませんでしたが、猫ちゃん用のミルクを少しと茹でたサツマイモを合わせて与えて、お腹をマッサージしてあげると、うんちがスルッと出るときもありました。
脱毛症は、アレルギーが原因だったのでアレルギー物質の米を与えるのをやめました。
すると、脱毛症の範囲が狭くなり治りはじめました。いまは毛が、ふさふさと生えています。そのときには、かなり悩みましたが、なおって良かったです。
40代 男性 匿名
私自身、経験から言わせていただくと、キャットフードの選択は重要だと感じてます。以前、尿結石で病気になりましたが、海外産のプレミアムキャットフードに切り替えたところ、ここ7年病気知らずです。それまでは、ホームセーターに売っている量が多く値段もチョイスなものを選んでました。愛猫の健康を考えるならグレインフリー,タンパク質重視のキャットフードにすべきです。キャットフードの選択は本当に重要です。食いつき重視に頼るメーカー,フードは止めた方がいいと思います。