13歳の猫を飼う際に気をつけること、掛かりやすい病気

13歳の猫を飼う際に気をつけること、掛かりやすい病気

今回は猫が13歳になった時に気を付けなければいけないことや、掛かりやすい病気、お世話のコツなどをまとめてご紹介します。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

猫の13歳は人間で言うと?

居眠りする猫

猫の13歳は68歳

猫の13歳は、人間で言うと68歳だと言われています。人の68才と言えば、まだまだ元気な方もいますが、中には病気が見つかった方から闘病中の方もいますし、白内障などにも掛かりやすくなってくる年齢だと言われています。

13歳になった猫も同じように、元気でピンピンしている子もいれば、介護が必要になっている子もいます。猫の平均寿命は15歳前後だと言われているので、病気が1つもなく、健康で元気な子の方が少ないのかもしれません。

猫は13歳頃から足も弱くなってきますので、何気ない毎日の生活も若い頃と同じようにはいかないのが現状です。

13歳の猫を飼う際に気をつけること

布団の上で丸まる猫

13歳の猫を飼う際には、いくつか気をつけなければいけない点があります。

13歳の猫は目が悪くなっている

人もそうですが、年齢を重ねるにつれて目が見えにくくなったり、耳が聞こえにくくなっていくように猫ちゃんも年齢を重ねれば重ねるほど目のトラブルを抱えてしまう子も少なくありません。家の中のちょっとした段差でつまずいたり、階段や高い所から落ちてしまうケースも珍しくはありませんので注意が必要です。

13歳の猫は足が弱っている

13歳になった猫は、足や腰もどんどん弱くなります。今までのようにお部屋を駆け回ったり、ジャンプしたりすることが難しくなる年齢でもあるので、あまり無理をさせないようにしなければいけません。老化だけでなく原因として関節炎にかかっている場合もありますので、気になる場合は獣医さんに相談してみましょう。

逆に13歳でも足や腰が元気の猫ちゃんなら、たくさん遊んであげて体を動かしてあげると良いですね。

13歳の猫は歯がボロボロになりやすい

猫は若いうちから歯肉炎や歯周病になりやすい子も少なくありませんが、猫が13歳の頃には歯がほとんどない子も珍しくはありません。その結果、食事の時にドライフードを上手に食べることが出来ず、食欲が低下してしまう子もいます。

13歳の猫のお口を覗いてみて、口腔ケアをしっかり行うことやエサを食べやすいウエットタイプに変更するなど、色々な工夫が必要になります。猫が老化していくと、エサを食べないことであっという間に体は弱ってしまいます。

13歳の猫は体温調整が苦手

猫ちゃんも年をとってくると体温調整が苦手になると言われています。基本的に猫は「寒い時は暖かい場所へ・暑い時は涼しい場所へ」と自ら移動できる生き物ですが、13歳になった猫は動くことを嫌う場合も多いです。そのような行動は、もちろん老化だけではなく、病気が隠れている場合もありますので注意しましょう。

その場合、自分で体温調整をすることが難しくなり、寒いのに寒い場所に居て風邪を引いてしまう、暑いのに暑い場所に居て熱中症になってしまう、などのケースも少なくはありません。

飼い主さんが13歳の猫の気持ちを読み取り、快適な場所へと移動させてあげることが必要になります。

13歳の猫がかかりやすい病気

布団で寝る猫

13歳の猫は、様々な病気にかかりやすくなってしまいます。

  • 腎臓病
  • ガン
  • 甲状腺機能亢進症
  • 心臓病
  • 歯周病
  • 骨の病気
  • 痴呆症

13歳ごろの猫がかかりやすい病気を上記に挙げました。

老化が進むことでかかりやすくなる病気のため、注意しなければいけません。13歳の猫は腎臓病や心臓病などの病気を持っている子も多く、飼い主さんもお世話がとても大変になってきますので、13歳の猫をお世話する時のポイントをしっかり押さえておきましょう。

13歳の猫のお世話のポイント

女性と猫

13歳の猫が健康で生きていられるようにするためには、

  • 老猫用の餌に変更する
  • 清潔な水を与える
  • ストレスのない環境作りを目指す
  • 定期検査へいく

などを心掛けるようにしましょう!

13歳の猫をお世話する時は、猫の体調の変化や老化に合わせてあげるということがとても大切になります。

13歳頃から猫は粗相をしやすくなる

13歳の猫の場合、粗相を繰り返してしまうことがあります。粗相を繰り返す猫の場合、おむつを履かせることも一つの選択肢です。ただ、中には泌尿器系のトラブルを抱えていたり、ほかの病気のせいで粗相をしてしまう場合もありますので、注意しましょう。

13歳の猫の介護

13歳の猫が寝たきりになった場合は体が痛くならないように、数時間おきに体の向きを変えてあげて床ずれを防いであげる必要があります。13歳になった猫はお風呂に入ることも辛くなる場合があります。

その時には温かいタオルや水が必要のないシャンプーなどを使用し体を綺麗にしてあげましょう。

以前私が猫の介護をしていた時は、腎臓病により寝たきり、粗相、原因不明の吐血などがあり、毎日体を拭いてあげなければ体臭もきつかったですし、本当に大変だった思い出があります。

まとめ

ソファーの猫

今回は13歳の猫についてまとめました。人間で13歳と聞けばまだまだ若いという気がしますが、猫が13歳の場合はもう立派な老猫です。

今までと同じ生活を送ることは難しくなる猫が多く、飼い主さんもとても大変になります。

猫が13歳になったら、猫が生活しやすい環境でお世話してあげることが1番良いですね。

投稿者

30代 女性 のりちゃんのり

猫ちゃんも13歳になると、足腰が弱ってきますし、耳も遠くなります。
病気になりやすかったりしますので気を付けましょう。実家の猫ちゃんも13歳になった頃に腎臓の病気になりました。
治療に通って尿のphを整える点滴をしたり、飲み薬で病気と闘いまして、見事に完治しました。
今では、野菜を茹でて細かく刻んでトッピングして与えています。それ以来、腎臓の値も安定していて落ち着いています。
あとは、体温調節をするのが苦手になってくるので、人間より暑さに強い猫ちゃんでも、肉球でしか汗をかけないのでハァハァと言ってたら、涼しい場所に移動させて太股の内側を冷やしたりして熱中症や日射病の手当てをしましょう。
猫ちゃんが、高齢になってきたら、注意深く見守ってあげましょう。
投稿者

50代以上 女性 匿名

飼猫が13才頃だったと思いますが、大病して生死の境を彷徨いましたが、病院の治療のおかげで超高齢猫に来月なります。現在は後ろ足が少しだけ不自由な感じがありますが、ご飯も良く食べ良く寝て、いまだネズミの玩具を追いかけまわして遊びます。たまにですが…
現在このように元気なのは、やはり大病時の経験が多いにあります。
猫の、観察?何時も気にかけ、スキンシップをして何処か変わった様子はないかと気をつけてます。あと、保険屋さんのまわし者では決してありませんが、11才ギリギリでペット保険に入ってて本当に良かったって思いました。我が家のパターンが全てではないでしょうが、大病→最高の治療→完治→超高齢まで元気。それに毎年お誕生日のお祝いカードが届いたり、保険証が人間様のより立派なところ?なんかもなんか嬉しくなります。
でも、やはり高齢とか関係なく、愛猫の体調を見て触って注意深く気遣う事が大切だと思います。愛猫が生死を彷徨ってる時に何故早く気づいてやれなかったんだろう、なんで、なんでって、もの凄く後悔したんです。そんな思いは、2度としたくないと何時も心に留めて接しています。♂16才11カ月ミュウ、女の子みたいな名前です。

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