猫のケージカバーの使い方
猫のケージカバーとは、その名の通り、猫用ケージに覆いかぶせるようにして使用するカバーのことをいいます。猫のケージカバーには、どんな使い方があるのでしょうか。
①冷気避けにケージを覆う
猫のケージカバーの使い方として、寒い季節やクーラーの冷気避けに使用することができます。日当たりのいい場所にケージを設置している場合は、直射日光を避けるためにも役立ちますね。ケージ用のマットなどと併せて利用すると、より保温効果を得ることができます。
②来客時にケージを覆う
来客時、怖がって隠れてしまうという愛猫がいる場合も、ケージカバーが役立ちます。猫は暗くて狭い場所を好むと同時に、安全な場所だと認識することが多いため、ケージカバーで覆われたケージ内であれば、比較的落ち着いて過ごすことができることが多いようです。
また、同様の理由でお迎えしたばかりの猫ちゃんがいる場合にもおすすめです。
③防音対策としてケージを覆う
音に敏感な愛猫がいる場合も、ケージカバーの利用がおすすめです。また、取り外しが簡単なケージカバーは、近所で工事が始まった、お祭りがあるなど、一時的な騒音にも対応することができます。
④お出かけ時にキャリーを覆う
一言に猫のケージと言っても、2階建てなどの天井、床面がある大型のケージや、側面だけが柵で囲われたサークル、持ち運びが可能なキャリーなど様々です。
なかでも、動物病院などへ行く際に、キャリーを使用されている飼い主さんも多いですよね。愛猫をキャリーにいれてお出かけするときは、ケージカバーを使用するのがおすすめです。
ケージカバーを使用することによって、少しでも慣れないニオイや音を遮断してあげると、比較的落ち着いて過ごすことができますよ!
⑤避難訓練用にケージを覆う
家の中で、愛猫にとって安心できる安全な「隠れ家」を作ることは非常に大切です。ケージを設置したものの、あまり入っているところを見ないという場合は、ケージカバーを取り付け、あえて暗くて狭い環境を作り出すのもおすすめです。
というのも、日頃から隠れ家を作っておくことは、「怖いときはここに逃げればいい」という避難訓練にも繋がるのです。
愛猫にとって危険を察知したときに、隠れられる場所が決まっていると、万が一、災害にあったときも同じ場所に避難してくれている可能性も上がり、探し回らなくても愛猫の無事を確認できるかもしれません。
⑥子猫の生活リズムを整えるためにケージを覆う
お迎えしたばかりの子猫の生活リズムを整えるために、ケージカバーを利用することもできます。やんちゃ盛りで目が離せない子猫に、夜間だけケージで過ごしてもらっているという場合など、ケージカバーでケージ内を暗くし、落ち着かせることで、生活リズムを教えてあげるのも一つの手です。
猫のケージカバーの使い方は、ケージの種類や目的によって様々です。基本的にケージとは別売りで取り外しが可能なケージカバーが多いため、必要なときだけ設置することもできます。気温や環境、目的にあわせてうまく利用しましょう♪
猫のケージカバーの選び方
①保温性のあるものを選ぶ
猫のケージカバーの選び方として、寒気やクーラーの冷気避けのために使用する場合は、保温性のある布製のケージカバーを選びましょう。
冬場は毛布、夏場はタオルケットなどを使用してもいいですね。ただし、猫のケージカバーを暖房器具などが稼働した室内で使用する場合や、ケージ内で過ごす時間が長い場合は、前面を開放しておくなど、熱がこもりすぎないよう注意も必要です。
②防音を考えて選ぶ
防音を目的として、一時的に猫のケージカバーを使用する場合は、ポリエステルやナイロンなどのケージカバーを選びましょう。
ただ、来客時の物音などであれば、布製のものでも十分に対応できます。特にポリエステルやナイロンのケージカバーは、空気がこもりがちなので、注意して使用してくださいね。
③デザインで選ぶ
直射日光避けや、お出かけの際にキャリーに使用する猫のケージカバーなどは、デザインを重視して選ぶのもおすすめです。
キャットショーの会場では、ケージカバーを使用するのが一般的で、皆さんとてもオシャレなケージカバーを使用されているんですよ!
ケージカバーを常時設置しておくのであれば、レースタイプの生地をカーテンのように設置するのもいいですね♪
猫のケージカバーおすすめ4選
①Gobigケージカバー
防水機能付きで水洗いもOK、マジックテープで装着簡単の猫のケージカバーです。丈夫なオックスフォード生地なので、寒い季節の防寒にはぴったりです。
②リッチェル ペットサークルカバー
リッチェル ペットサークルカバーは、リッチェルペットサークル用のカバーです。ケージに下部せて4か所のファスナーと閉じるだけで設置完了。入り口面は、巻き上げて固定することも可能です。
商品情報
・スライド式のドアで開閉がスムーズです。
・ゴム脚付きでズレにくく床を傷つけません。
リッチェルペットサークルは、わんちゃん用として販売されているのですが、別売りの屋根面を設置すれば、愛猫のハウス兼ケージとしても十分に使用することが可能です。
ただ、高さがないので愛猫が自由に出入りできる環境であることが前提となります。
子猫の場合、就寝時や短時間のお留守番であれば問題ないでしょう。設置がとても簡単で、デザインもシンプルなので来客時やクーラーの冷気よけなどにも便利です。
リッチェルやアイリスオーヤマなど、様々な大きさやデザインのケージ、サークルを販売しているメーカーでは、ケージ専用のカバーが販売されていることも多いようです。
既にケージを購入済みの場合は、お持ちのケージの専用カバーがないか問合せしてみるのもいいかもしれませんね!
③リッチェル ペットキャリーカバー
こちらは、リッチェルのお出かけに便利な猫のキャリーカバーです。リッチェル キャンピングキャリーに取付けすることができます。
防寒、防音はもちろん、前面をしっかりカバーすることで、キャリーの中でも安心して過ごすことができますね。
ちなみにリッチェル キャンピングキャリーは、ダブルドア、ワンタッチで扉の取り外し、シートベルト固定機能付きと非常に多機能なキャリーです。自宅では、カバーと取り付けたままハウス代わりにするのもいいですね!
④手作りケージカバー
正直なところ、猫用ケージはサイズも様々ですし、ケージの中だけで過ごす猫ちゃんは少ないことから、販売されているケージカバーの種類はそう多くありません。そのため、ケージカバーを手作りする飼い主さんも多いようです。
基本的には、ケージのサイズに合わせて布を裁断し、縫い合わせていくのですが、裁縫が苦手…という方もご安心ください!裁縫道具なしでも、簡単にケージカバーを作ることが可能です♪
カーテンでケージカバーを作る方法
裁縫が大の苦手、そしてズボラを自負している筆者は、愛猫をお迎えしたばかりの頃に設置した、2階建て大型ケージのカバーに、「カーテン」を使用していました。
設置方法は、2枚のカーテンを両側から覆うように被せて、床に擦らない長さでケージのてっぺんで固定するだけ!イメージは、天蓋ベッドです。(笑)
固定方法はバレッタで止めたり、リボン結びにしてみたりしていました。
冷気や直射日光避けには十分ですし、柄物のカーテンを使用するとオシャレな感じも装えますよ!(笑)ただ、カーテンを登ろうと爪を引っ掛けてしまうおてんばな猫ちゃんの場合は、できるだけぴっちりと設置した方がいいかもしれません。
こちらの動画で紹介されているのは、何とケージに被せた布を切って結ぶだけで作れるとっても可愛いケージカバー♪
これなら不器用な筆者でも簡単で作れそうですし、とにかく見た目も可愛い!タオルケットや、薄手の毛布なんかでも作れそうですね!
他にも、布をマジックテープでつなぎ合わせて、ケージに被せてしまうという方法や、最終手段としてはオシャレな大判のタオルケットを購入するという手も…。
どうしても、ケージカバーにこだわりたいという場合は、猫用2段ケージにも対応したオーダーメイドショップなどもあるようなので、相談してみるのもいいかもしれません♪
まとめ
いかがでしたか?家の中を自由に行き来している猫ちゃんの場合でも、危険を察知したときに逃げ込める場所は必要です。何より、猫って囲われた空間が好きですよね。
筆者の愛猫が最近気に入っているのが、娘のボールプールハウス。まさに三角屋根付きで入り口面が巻き上がるやつです思わず、やっぱり囲われるの好きなのね…と呟きました。
ハウス代わりにケージを置いているのに使ってくれない!という場合は、是非ケージカバーを取り付けてみてください♪
それだけで、愛猫の隠れ家に大変身するかもしれません。