猫の食器を洗う洗剤は人間用を使ってもいい?
『猫の食器を洗う洗剤は人間用を使ってもいいの?』と、人間用の洗剤が猫にとって安全であるのかを見直したいという飼い主の方が多くいらっしゃいます。
ここで、猫の食器を洗う洗剤は人間用を使ってもいいの?という疑問にお答えしていきますので、ぜひご参考にしてみてくださいね。
猫の食器を洗う洗剤に人間用を使うのはダメ
『猫の食器を洗う洗剤は人間用を使ってもいいの?』という疑問の答えですが、実は猫の食器を洗う洗剤に、人間用を使うのはダメなんです。……そう言われても、と飼い主さんは猫用の食器の衛生面を考えて不安に思われると思います。
猫の食器を人間用の洗剤で洗わない方が良い理由
人間用の食器洗剤には猫には危険な成分が含まれる
人間用の洗剤には優れた洗浄力があり、油汚れに強く、殺菌効果も非常にありますが、その一方で猫に危険な成分が含まれています。
それが人間用の洗剤の主な成分とされている「界面活性剤」と言われる化学物質です。
人であれば、毎日15g程度までなら口にしても問題ないと言われている成分ですが、猫の体内では界面活性剤が分解されているか分からないため、食器に付着したすすぎ残しの人間用の洗剤(界面活性剤)を舐めた場合、これらが猫の体内に蓄積している可能性もあると言われています。
猫の食器を洗う洗剤オススメ2選
安全に猫の食器を洗いたい!そんな飼い主さんに猫の食器を洗う洗剤オススメ2選をご紹介します。ペット用(犬、猫用)の洗剤を購入する際のご参考にしてみてくださいね。
100% 天然成分 オリジナル 食器洗剤 イー・キッチンバブル[500ml] cat visions
原材料:『パーム油、パーム核油、クエン酸、リンゴ酸、トコフェロール(天然ビタミンE)、精製水』
天然成分99.9 %配合で、猫の体に安心安全、環境にも優しいペット用(犬、猫用)の洗剤です。泡立ちも優れており、猫の食器に残ったヌルヌルを素早く落としてくれるだけでなく、飼い主さんの手が荒れない!とも言われる洗い上がりスッキリなペット用の洗剤として好評です。
猫用おすすめ食器を洗う洗剤:カモス ペット用食器のヌメリ取り 300ml
成分 『PHMB(ポリヘキサメチレンビグアナイド)』を主成分としてしています。
PHMBとは塩素、アルコールを使用しておらず、PHMBはイギリスでは一部で食品添加物としても認定されている安全性の高い成分です。
殺菌効果も優れており、O-157やレジオネラ菌を含む131種類の菌に効果があるとされています。
細菌を約60秒、真菌を約3分で殺菌するなど、猫の食器に付いたヌメリを落として抗菌効果はその後も持続するなど、一度は使ってみたい効果が多いです。
実際に使用した飼い主さんは、サッとぬめりを落としてくれた!と言われているため、ぬめりを落として細菌を除去してほしいときにおすすめのようです。
猫の食器を洗剤で洗う方法
猫の食器を洗うときはペット用の洗剤を使う
では、人間用の洗剤以外にここで何を使うのかと言うと、一番おすすめなのはペット用(犬、猫用)とされる食器洗剤です。
ペット用(犬、猫用)の洗剤は、人工添加物一切不使用や天然成分の物が多く、食器に付着した雑菌を安全に落としたいときに最適な洗剤と言えるんですね。
人用の洗剤で猫の食器を洗う方法
絶対に猫の食器を洗う洗剤は、人間用を使ってはいけないのかという疑問ですが、以下の2つを注意して行うことで、人間用の洗剤を使用することは可能と言われています。
- 十分にすすぐ必要がある
- 煮沸消毒を定期的に行う(細菌の繁殖を防げるなどの効果もある)
ということです。
飼い主の方は、人間用の洗剤には猫にとって危険である成分が含まれていること、そして洗う際にすすぎ残しがないように、十分にすすぐ必要があるということを知っておくことが大切です。
猫の食器がヌメヌメしている理由
また、猫が使用したあとの食器は、ヌメヌメしていて洗ってもぬめりが綺麗に落ちないということが多いですが、この猫の食器を洗うときに感じる「ぬめりの正体」は、増殖した細菌「バイオフィルム」であるということです。
猫の口内はアルカリ性で、細菌が繁殖しやすい環境と言われており、人間の口内より細菌が多く存在します。
このため猫がフードを食べる際に猫が皿を舐めることで、猫の口の中に住む細菌が皿に付着します。
この付着した細菌が、キャットフードや食べかすをエサにして増殖して「バイオフィルム」という膜を張るとされています。
そして、猫が皿に付着した「バイオフィルム」を舐めてしまうと、口の中の細菌が更に増えてしまうため、皿のヌメヌメがひどくなったり、口内環境が悪くなり歯周病の原因になったりするのです。
このようなことを防ぐために、ペット用(犬、猫用)の洗剤でしっかりと猫用の食器を洗う必要があります。
まとめ
今回は、猫の食器を洗う洗剤の注意点とおすすめ商品2選をご紹介しました。
猫の食器を洗うのには、人間用の洗剤もすすぎ残しがないように注意すれば使用は可能であるということですが、安全を考慮するのであればペット用(犬、猫用)の洗剤が一番おすすめということですね。
また、日常的に猫の食器として使用する物ですが、傷の入りやすいプラスチック製品は控えるべきとされています。
これはぬめりの原因である細菌が、プラスチック製品の傷に入り込みやすいため、衛生上おすすめできないと言われているようです。
このため、日常的に猫の食器として使用する物は、プラスチック製品以外の陶器などが良いです。そして、猫たちの安全を考慮するのであればペット用(犬、猫用)を使用するようにしましょう。
飼い主の方が無理なくできる方法で猫の食器を洗う洗剤を選んでくださいね。