猫用食器のおすすめ10選!選び方のポイントも解説

猫用食器のおすすめ10選!選び方のポイントも解説

猫の吐き戻しや顎ニキビは、食器を変えたら改善できるかもしれません。猫用食器の選び方のポイントやおすすめの食器10選をまとめました。食器台を簡単にDIYする方法もお伝えします。

猫用食器の選び方

ごはんを食べる猫

猫にとっても生きる上で無くてはならない「食事」。猫は人間のように食器を持って食べることはできないため、ストレスを感じたり吐き戻してしまったりすることもあるでしょう。飼い主としては、可能な限り食べづらさや負担をなくしてあげたいですよね。

しかし、猫用の食器には様々な形や大きさがあり、選ぶのが難しくて悩んでしまいがちです。そこで本記事では、猫用食器の選び方のポイントやおすすめの商品について紹介します。

安定感のある食器を選ぶ

猫用の食器を選ぶ際には、安定性のある食器かどうかを確認しましょう。猫はご飯を食べる時に舌ですくうような食べ方をするため、軽い食器や安定感のない食器を使っていると器が前に動いてしまったりひっくり返す可能性があります。器が動いて落ち着いて食べられない状態は、猫にストレスを与えてしまうのです。

陶器でできた食器など、ある程度重みのある食器を使うようにすると安定感が出て、猫が食事に集中できます。お手持ちの軽い食器を使う場合は、底に滑り止めを敷くことで安定性を増すのも効果的です。

猫の大きさや年齢にあった高さの食器を選ぶ

食器を床に直置きしている方もいるかもしれませんが、猫の体格や年齢にあった高さの食器を選んだほうが食べやすくなります。高さのない食器を使っている場合は、食器台で高さの調整をするのも有効です。

床に近い高さで食事をすると、頭を下げて体勢を低くしなければならないため、食べづらいだけでなくお腹(内臓)を圧迫してしまって吐き戻しの原因にもなります。食器の高さは約5〜8cmだと体に負担をかけにくいです。子猫や高齢の猫は少し低めの食器を、大柄の猫であれば高さのある食器を使うなど、猫に合わせて選んでみてください。

猫が食べやすい形状の食器を選ぶ

食器を選ぶ際、安定感・高さと共に重視したいのが食器の形状です。猫は器に顔を入れて食べるスタイルなので、ヒゲが食器に当たらないように適度な幅のある食器が適しています。猫のヒゲは方向感覚を掴んだりするので非常に繊細にできていて、食器に当たるとストレスの原因となってしまうのです。

また、ご飯がこぼれないようにある程度の深さも必要ですが、ペルシャなどの鼻ぺちゃ猫や長毛種の猫、エリザベスカラーをつけている猫が使う場合は浅くなく深すぎないものを選んでみてください。食べ口が斜めになっている食器も良いですね。

食器の中に突起がある早食い防止やダイエットに適している食器や、ご飯を食べるのが下手でこぼしやすい子向けの「返し」が縁についている食器もありますよ。

お手入れがしやすい素材の食器を選ぶ

食器に雑菌が繁殖している状態で使い続けてしまうと、顎に雑菌がついて顎ニキビの原因になってしまいます。猫用食器で使われている素材を大きく分けると、

  • 陶磁器
  • ステンレス
  • プラスチック

の3種類があります。3種類の中では、陶磁器の食器が最も衛生的かつ安定性もあり理想的です。落とすと割れてしまうという難点こそありますが、洗いやすさはもちろん、汚れや傷がつきにくく雑菌の繁殖を抑えられる点が優れています。

ステンレス素材の食器は、割れない上に傷もつきにくいので、汚れたとしてもしっかりと洗うことができます。錆びにも強いので飲み水を入れておいても問題ありません。

プラスチックの食器は非常に軽くてお手入れしやすいですが、他2種類の素材と比べると猫の歯などで傷つきやすく、雑菌が繁殖しやすいです。長い期間使い続けるのには適していないので、こまめに買い替える必要があります。

猫用食器のおすすめ10選

緑の食器と猫

猫用食器の選び方のポイントをもとに、食事中に猫が感じやすいストレスを解消できるおすすめの食器を10品ご紹介します。セリア、リッチェル、ティファニーなど様々なブランドのものを選びましたので、ぜひ購入の参考にしてみてくださいね。

リッチェル こぼれにくい 脚付キャットディッシュ S

脚付きの食器で猫が食べやすい高さになっており、食事の際の負担やストレスを減らしてくれます。お皿の縁が内側に入っている返し形状なので、フードをこぼしやすい子でも安心して食べることができる食器です。

リッチェル こぼれにくい 脚付キャットディッシュ ホワイト Sサイズ

ルクルーゼ ペットボール (S) クールミント

傷がつきにくく汚れを落としやすいストーンウェアの食器です。適度な重みがあるので、ご飯を食べていてお皿が動いてしまうことがありません。プラスチックやステンレスの食器では不安という方にもおすすめですよ。

ルクルーゼ ペットボール (S) クールミント

ペティオ necoco ネココ 脚付き陶器食器 ドライフード向き

食事中にヒゲや頭がお皿にあたらないよう、猫のご飯の食べ方を研究して作られています。深めのお皿でカリカリが真ん中に集まるようにできていて、残さず食べ切れるような食べやすい設計です。脚なしで背丈が低めの商品も販売されているので、猫に合わせて選べます。

ペティオ necoco 脚付き陶器食器 ドライフード向き Mサイズ

ハリオ にゃんプレロングヘア レッド PTS-NYL-R

長毛種の猫におすすめの食器です。顔側が低く作られている扁平型のお皿なので毛が入りにくく、食事の際に感じやすいストレスを減らせます。底に凹凸があり、お皿の中でご飯が滑りにくいのも食べやすさのポイントです。

ハリオ にゃんプレロングヘア レッド PTS-NYL-R 体毛の長い猫用

セリア ペット用傾斜付きフード皿

セリアの店舗で販売されているペット用のフード皿です。ほどよい傾斜付きで食事中の負担を減らせるように考えられています。プラスチック製で軽くて使いやすく、100円なので汚れても買い替えやすいです。

ティファニー キャットボウル

ボーンチャイナという磁器素材で作られた猫用のフードボウルです。清潔感あふれるホワイト×ティファニーブルーの色合いがおしゃれで、ボウルの内側には、ロゴ入りのかわいい魚のマークがあしらわれています。価格は高いですが、大切な愛猫への贈り物にぴったりです。

Tiffany&Co. キャットボウル

ニトリ ペット用エサ皿(ホワイト)

インテリアに馴染みやすいホワイトの食器台付きのお皿です。2連なので飲み水入れとご飯入れで使い分けられます。食器本体はステンレス製なので錆びに強く扱いやすいです。台の脚には滑り止めがついているので安定感があります。

ニトリ ペット用エサ皿(ホワイト)

motto-motto ケージ用フードボウル

簡単にケージの中に取り付けられ、しっかり固定できるケージ用のフードボウルです。早食い防止のための肉球型の凹凸があり、吐き戻しをしてしまう子やダイエット中の子におすすめできます。固定する台とお皿がセパレートになっているのでご飯を入れるのも楽です。

motto-motto ケージ用フードボウル

FANTASY WORLD デュラペットスラントボウル S 250ml

お皿の下に吸盤がついていて固定できるタイプのフードボウルです。傾斜がついているので頭を下げずに食べることができます。猫の体に悪影響を及ぼす鉛やポリ塩化ビニル(PVC)などは使用されていません。

FANTASY WORLD デュラペットスラントボウル S 250ml

猫壱 猫用脚付フードボウル レギュラー 猫柄

猫にとっての使いやすさ、「猫工学」を追求する猫壱から出ているフードボウルです。食器全体の高さが7cmと、猫のお腹や関節に負担をかけにくい設計になっています。口が広めで顔を入れやすい上、抜群の安定感なのでガツガツ食べる子が使っても安心です。

猫壱(necoichi)猫用脚付フードボウル レギュラー

食べやすくするなら猫の食器台もおすすめ!

食器台の上でごはんを食べる猫

おすすめの猫用食器台

  • ペティオ (Petio)  高さも角度も変えられる 食事台 猫用
ペティオ (Petio) 高さも角度も変えられる 食事台 猫用

傾斜を付けたり高さを変えたりして猫が食べやすいように調整できる食器台です。高さは5〜9cmの間で3段階に、角度は10°の傾斜が付けられます。2つの台は1つずつに分けて使うこともできるので、お水とご飯で使い分ける、多頭飼いのご飯用にするなど色々な使い方が可能です。

  • 紀州ひのきや 猫用食器台 ひのき pnk-01
紀州ひのきや 猫用食器台

防虫や抗菌効果に優れているひのきで作られた食器台です。天板が床から7cmの高さで、猫の内臓や食道に負担をかけにくいようになっています。食器はついてきませんが、現在使っている食器をそのまま使いたい方にもおすすめです。
※人気商品のため、在庫が不足している場合があります

  • キャティーマン (CattyMan)  ウッディーダイニング キャット
キャティーマン (CattyMan) ウッディーダイニング キャット

高さが4cm、6cmの二段階に調整できます。子猫やシニア期の猫など高い台では食べにくい子にも使いやすい食器台です。天板に滑り止めがついていて、軽い食器を使う際にも固定できて食べやすさがアップ。持ち手があって扱いやすいのも嬉しい点です。

100均材料で猫用食器台をDIY

「既製品の食器台を買ってみたけれど高さが合わない」「できるだけコストを抑えたい」という方におすすめしたいのが、100均で手に入る材料を使ったDIYです。木製の箱と木のトレーを使えば誰でも無理なく作ることができます。

【材料】

  • 木製の箱
  • 木製トレー
  • 木工用ボンド
  • 滑り止めシート

作り方は、木製の箱(高さ5〜8cmほどのもの)の上に木製のトレーをボンドで貼り付けて乾かすだけ。トレーの上に滑り止めシートを置くと、安定感が増して食器がずれにくくなりますよ。他にも、小型の整理棚を台として、上にトレーをおいて滑り止めシートを敷く作り方も簡単でおすすめです。

まとめ

鼻を舐める猫と食器

猫に適した食器を使っていないと、お腹を圧迫してしまい吐き戻してしまったり、ひげが当たってストレスになってしまったりする可能性があります。猫用の食器を選ぶ際は、

  • 安定感があるか
  • 食器の丈が猫に合っているか
  • 猫が食べやすい形状か
  • どんな素材を使っているか

といったポイントを重視すると、猫に適した食器を選びやすくなります。猫の体に負担をかけにくい食器の高さは5〜8cmと言われているので、高さのある食器を購入したり食器台を使って高さを調整するのが良いです。

既製品では高さが合わせにくかったり、コストを抑えたい場合は、100均の商品を組み合わせてDIYするのも一手ですよ。食事は猫の健康に密接に関わりますので、「たかが食器」と思わず、ぜひ猫ファーストな目線で選んでみてくださいね。

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