子猫にケージを使ってもいい?
子猫のためにケージを使えば大丈夫
子猫をケージの中でずっと過ごさせると子猫にとってもストレスになりますが、必要なときにケージを使うのであれば、子猫の健康や安全を守ることができます。
大人の猫になれば問題のないことですが、子猫時代は加減をまだ知らず、好奇心も旺盛で動きも活発です。しかし子猫の体力は、まだ自身の好奇心には追いついていません。
誤飲や高い所からの落下、家具の後ろから出られないなど、子猫の好奇心には危険も多くはらんでいます。
このような危険を避けるためにも、タイミングや方法、ルールを守ることにより、ケージを使うことが結果的に子猫のためにもなります。
1.留守中に子猫をケージに入れる
一緒にいれば対処はできますが、家を留守にする間は子猫の動向が心配になってしまいますよね。その場合も、子猫をケージに入れて外出すれば、無用な心配も危険もなくなります。
ただし子猫の健康のためにも、長い外出は避ける方が良いでしょう。
2.就寝中に子猫をケージに入れる
飼い主の眠っている夜間と早朝は、子猫は特に遊びたがり、就寝中の飼い主の側で眠りたがります。
しかし子猫は骨がまだしっかりとできていません。布団の中に子猫が入ってしまうと、飼い主の寝返りにも対応ができず大変なことになりかねません。そのような場合に備えて、就寝中は子猫をケージに入れておく方がよいでしょう。
3.日常生活中に子猫をケージに入れる
掃除、料理、洗濯、食事中など飼い主が日常の生活を行う際にも、子猫をケージに入れておくと危険がありません。子猫が掃除機を怖がってしまい、走り回り怪我をしたり、料理中に台所の周りを歩いている子猫に気が付かずに踏んづけてしまったりすることも、よく聞かれる話です。
人間の食べ物は猫にとって危険な物が多くあります。まだ好奇心旺盛な子猫が机の上に乗ったり、床に落ちた食べ物を摂取したりすることも本当に危険です。
そして洗濯物を干すために、ベランダに出たとたんに子猫も一緒に飛び出してしまうこともあります。子猫がベランダから転落、脱走をして見つからないなど、後悔しても後悔しきれないことにならないためにも、ケージに子猫を入れておくことは大切です。
4.多頭飼いでは食事中の子猫をケージに入れる
子猫用の食事には栄養がたくさん含まれていますので、療法食などを食べている成猫が摂取すると健康被害が出てしまいます。又は先住猫の療法食を、子猫が食べてしまうパターンもありますので、食事中はケージに子猫を入れるとよいでしょう。
多頭飼いではそれぞれの猫の成長過程や健康状態によって、飼い主の工夫が必要となりますので、ケージを利用することは一つの選択肢になります。
子猫をケージ飼いするときに注意すること
1ケージに子猫を入れる時間を決める!
子猫も狭い所が好きですが、自分から率先してケージに入るのと、強制でケージに入らされたのでは子猫の気持ちも違うでしょう。
子猫はケージの外に出て飼い主に甘えたいのに甘えられなかったり、ケージの中にいると運動の形にも制約があり、丈夫な身体を作るために走り回ったりすることもできません。子猫に限らず、猫は自由を束縛されるのを大変に嫌いますので、一日中ケージに入れられていてはストレスを溜めてしまいます。
子猫の健康と安全のため必要な時間だけケージを使用し、その後、子猫が大きくなりましたらドアを取り外し、ケージへの出入りを自由にすると良いようです。
2子猫のケージからの脱走防止対策を!
必死になっている子猫は何とかしてケージから脱走しようと試みます。
安全と健康のためにケージに入れているのに、子猫が脱走をしてしまっては逆に危険です。
ケージが大きな扉で鍵の部分が一か所の場合は、隙間から抜け出られる子猫もいます。
隙間を作らないように、何か所か止めておくことが必要です。扉だけではなく、ケージ全体の小さな隙間も見逃さないようにします。
本当に子猫が小さいと、ケージの網の目も子猫はくぐって首が挟まり、窒息をしてしまうという事故もおこりかねません。子猫を入れるケージには万全の脱走対策をしておきましょう。
子猫をケージに慣れさせるには
子猫が暮らせる生活環境を整える
トイレ、水、子猫の好きなフカフカのタオル、爪とぎなどケージ内に入れておくと良いでしょう。子猫はまだ二段、三段の段差を使うのは難しいですが、活発な猫種の子猫でしたら、興味を持ってケージに入ってくれるでしょう。
フードをずっと出したまま置いておくのは駄目ですが、食事の時間に、ご飯をケージの中で食べるようにすると子猫がケージに慣れてくれます。
子猫が興味のあるものをケージ内に入れる
子猫が一人で遊べるおもちゃやハンモックを作ってあげるのも良いでしょう。
飼い主が子猫とおもちゃで遊ぶときもケージの中を利用して、子猫に「ケージの中は楽しい」と思ってもらうと良いです。
子猫におすすめのケージ3選
子猫におすすめのケージは、大きさや高さが意外とあります。子猫の気持ちを考えますと、動き回れない大きさや、高さのないケージですと、ストレスが溜まってしまいます。そして子猫が大きくなってもケージを使い続けるかという観点からも、選ぶケージは変わってくると思います。
我が家は赤ちゃんの頃にケージを1段で使用していたために、愛猫が様子の違うのを怖がり、2段目の設置ができませんでした。そしてケージ自体をやめようとしても、赤ちゃんの頃にいたケージは大切なテリトリーのようで、取り外すこともできません。
子猫の性格にもよりますが、ケージを完成型で使用するか、途中から大きくするかも分かれ目になるでしょう。
アイリスオーヤマ ペットケージ ホワイト 2段 (93×63×121cm)
商品情報
・本体サイズ (幅X奥行X高さ) :93×63×121cm
・本体重量:15970g
子猫のケージとしては使いやすい大きさの圧迫感の少ないタイプです。デオトイレも入りますが、圧迫感があります。
マルカン キャットフレンドルーム スリム 2段 猫用
商品情報
・本体サイズ (幅X奥行X高さ) :79.5×50×131.5cm
・本体重量:11363g
猫のケージではベストセラー商品です。幅、奥行きが小さめですので、使用するトイレの大きさには要注意です。
アイリスオーヤマ コンビネーションサークル ブラウン 2段
商品情報
・本体サイズ (幅X奥行X高さ) :93×65×122cm
・本体重量:16000g
子猫のケージを成長に合わせて増築できます。
まとめ
子猫にケージを使う4つの方法と守るべきルールについてお話をさせていただきました。
我が家の猫も、家族に迎えた子猫時にケージを購入し、数か月の間夜は使用してくださいとご指導を受けましたが、子猫が「もうケージに入って眠りたくない!」と、抗議のおしっこを布団の上ででしたために、約ひと月で就寝中にケージを使うことはやめました。
嫌がったケージですが、今では猫にとっては大好きなテリトリーの一つのようです。
猫はいつもと違うことが大変に苦手ですので、ケージもレイアウトや高さが変わると使ってくれない猫も多くいます。
愛猫に合う別荘感覚のケージを子猫に購入できるとよいですね。
50代以上 男性 musselwhite
購入を決めて、予め決めておいたケージ、吸水器、トイレ、爪研ぎやマットなどをすぐに購入して、最初からケージの中で生活させました。
落ち着いてから最初1時間程度からケージの外で遊ばせ徐々にその時間を長くして行きました。
吸水器、食事やトイレなど生活はケージの中(その間3度トイレを失敗しました)で過ごさせました。
6ヵ月前後にはケージの扉は開いたままに出入りは自由、食事はケージ以外では与え無い様にしました。
現在では眠たくなったら自分からケージの中で…お腹がすいたらケージの中からご飯の催促をする様になりました。
昼寝の大半はケージの中で、夜ご飯の時ネンネだよと言いご飯を与えると食後は寝床に入ります。
たまに聞こえないふりをされますが大体は言うことを聞いてくれます。
ケージはアイリスオオヤマのを3段、6フロアで設置してテリトリーの一部になり、最上段はお気に入りの昼寝場の様です。