猫の保定袋を手作り!
飼猫の抗がん剤治療が始まり動物病院に通い始めたのですが、毎回前足から採血や注射をしなくてはなりません。保定されるのが嫌いな子で、力も強く大暴れをするので、毎回スタッフさん3人がかりでバスタオルを5枚程使い保定されていました。
何とかしなくてはと思い、保定袋の購入を検討しましたが、意外に値段が高かったので購入は断念し、自分で作ってみることにしました。
猫のおくるみを作る時の材料
- ジャケット
- 針と糸(今回はミシンを使用)
家に要らなくなったジャケットがあったので、それを改造して保定袋にする事にしました。
今回使用したジャケットは左右にチャックがついたポケットがあり、ジャケットの裾は絞れるように紐がついています。
猫のおくるみの作り方
1.ジャケットの袖を切る
ジャケットの左右のそでを切り離し縫い合わせます。
2.襟の部分を縫い合わせる
前面のチャックを閉めた時に上部が袋状になるように、えりの部分を縫い合わせます。
3.ジャケットのポケットを切り離す
左右のポケットの袋状になっている部分を切り離します。切り口を折り返して縫い合わせると綺麗に仕上がります。
作ったおくるみを猫に着せる
ポケットのチャックから前足が出るように
前面のチャックを閉めて、すその方から猫の頭を出すと、左右のポケットのチャックを開閉して、左右の前足をそれぞれ出し入れ出来るようになります。
そでやえりの部分を縫い合わせることで上部は袋状になり、猫の後ろ足等が出ないようになっています。
すその部分をしぼれる様になっているものだと、猫の頭を出した後すそをしぼって調節出来るので使いやすいです。
実際に使用してみて
実際に診察時に使用してみると、猫は体を覆われているせいか、少し落ち着いている様に感じました。
エリザベスカラーは使いますが、後ろ足や片方の前足は袋の中に入れておくことが出来るので、ひっかかれる危険性が大分減り、病院のスタッフさんにも好評でした♪
ただ、今回使用したジャケットは生地が薄かったので、猫が大暴れをした時に爪が貫通してしまうことがありましたので、少し厚めの生地のものを使用した方が良いかと思います。
まとめ
今回は、前足からの採血や注射をする時のために作りましたが、用途に応じてアレンジしても良いかと思います。
元はジャケットですので、たためばコンパクトになり持ち運びにも便利ですし、汚れてもすぐに洗うことが出来ます。
要らなくなったジャケットをリサイクル出来たことも良かったと思います。
材料費もほとんどかからず、手間もそれほどかかりませんので、病院で猫ちゃんが暴れて困っている飼い主さんは、ぜひ作ってみてください。