キャットドアのDIY方法
キャットドアとは?
飼っている猫が自由に出入りできるペットドア「キャットドア」が人気が出ています。キャットドアとは、部屋の開き戸や引き戸の下部を開口し押し開き式扉を設置する事を言います。部屋の中や外と猫が好きな時に行ける事や、扉の設置場所によっては家の中と外に出入りも可能です。
キャットドアを取り付ける際、部分的に扉を後付けする場合とドアを丸ごと交換する方法があります。
キャットドアをつける前の注意点
賃貸住宅の場合、大家さんや不動産会社にリフォームの許可をとる必要があります。リフォームの許可がおりても退去時に元の状態に戻すと言うのが一般的な契約になっていると思います。なので、後付けの扉や壁に穴を開けるタイプのキャットドアは、原状回復が困難になるでしょう。賃貸の場合に適するキャットドアは、扉を丸ごと交換するタイプ、サッシや、襖などに取り付けるパネルタイプを設置するといいと思います。
マンションの場合、共用部分となる窓や玄関は管理契約上リフォームができないので注意しましょう。
戸建住宅の場合は、制約などは少ないので扉は設置しやすいですがキャットドアを取り付けるのに適していない場所もあるので確認しましょう。
キャットドアを取り付けるメリット
- 扉など開けようとする為に起こる引っ掻き、騒音が防げる
- 猫の行動範囲が広がりストレスの回避にもなる
- 冷暖房の節約、わざわざ扉の開け閉めしなくて済む
- 窓の開けっぱなしを防ぎ、虫が入ってこなくてすむ
等から飼い主さんにもメリットになるのではないでしょうか。
キャットドアの簡単な扉を取り付ける方法について
DIYをするのに必要な工具と材料
- キャットドア単体(設置する所により素材を選ぶ)...通販サイトに売っていて安い物だと1枚1000円から購入出来ます。
- 電気ドリル又はノコギリ(引き廻しノコギリを使えばくり抜きやすい)
- カッターナイフ(網戸、襖に設置する場合)
- ドライバー
- 筆記用具
キャットドアの取り付け方法
キャットドアを取り付けるのに、「取り付けるのが難しそう」「DIYで出来るかな?」と思ってしまいますよね。例えば、面倒臭いから大工さんやリフォーム会社に頼むと、後付け取り付けで約1~2万、扉を丸ごと変えてのリフォームは約10万の費用が必要になりますが、DIYでやれば材料費と道具代のみで済みます。しかも、やり方も意外と簡単に出来るのです。
簡単にキャットドアを扉に取り付ける3ステップ
1.キャットドアのサイズの型紙をくり抜きたい部分に合わせて線を引く
2.ノコギリまたはカッターナイフでくり抜く
*ポイント 型紙の線より5~10mm位大きめに切る
3.くり抜いた所にドライバーでキャットドアを取り付ける
基本は以上です。特に難しそうな感じもなく誰にでも出来そうです。キャットドアは、取り付ける場所によりあらゆる素材が出ていて賃貸の場合や、取り付ける場所に限りがある場合があるので紹介します。
キャットドア利用の際の注意点
扉を開けていい場所か悪い場所かを確認する
DIYをやる際に、一番気をつけなければいけないのは、壁や扉を切り抜いても問題無いかということです。例えば、補強の木材が入っている場合は全てを取り除くと強度が落ちてしまいます。壁に開ける場合は、電気配線に気をつけてください。また、見えない柱にも気をつけなければいけません。間違えてくり抜いてしまえば、家の歪み、耐久力の低下にもなりかねません。開けてからでは穴が開くだけなので必ず開ける前に確認しましょう。
自作のキャットドアを引き戸に取り付ける際の方法と注意点
賃貸の場合は、扉や壁に穴を開けることが出来ないので引き戸にキャットドアを取り付ける事をお勧めします。これは、ペット用ドア付き画材をはめ込む式のフリーペットドアです。これなら取り外すだけなので何も傷付けなくて安心です。
これはレールにはめ込むだけの簡単な物なのですが、値段が2~3万程するので中々手が出ない人もいるかと思います。なので自作で取り付ける方法をお教えします。
方法
ホームセンターで板材を購入する。購入時に襖の高さで合わせてお店でカットしてもらいます。それをはめ込むサイズにカットします。次に板材の部分をキャットドアの大きさに切り抜きます。後は、はめ込めば出来上がりです。板材の周りにパッキン材を貼っておくと隙間風予防になります。
注意点
引き戸に取り付ける時の注意点として、取り付ける前に人が通れるサイズがあるか通り道の確認をしましょう。そして猫がドアを使っている時に引いてしまってケガをする場合もあるので気をつける必要があります。
窓ガラスに自作のキャットドアを取り付ける際の方法と注意点
窓ガラスにキャットドアを取り付ける場合、ガラスをくり抜く必要があります。専門のガラス屋さんに頼むのもありですが、自作でやるにはかなり難関ではないでしょうか。ならば、賃貸の人も出来る方法を紹介します。
サッシにつけるパネルキャットドア
これは、窓に出入口を作りたい人にお勧めです。
方法
これも引き戸と仕組みは同じで窓に隙間を作りサッシに付けるタイプのキャットドアです。他のに比べると少し値段は高いですが、これなら穴を開けること無く取り付けられるので退去時にも問題はありません。
注意点
家の外への出入りとなると、外部に接するので野良猫の侵入や、防犯面での対策が必要になります。出入り口にロック付きのタイプを設置しましょう。
まとめ
キャットドアを取り付けて猫が扉を自由に出入りするまでに時間がかかる事もあります。先ずは、キャットドアに慣れさせてから外に出すようにしましょう。自動で開閉するタイプは、慣れるまでは開けたままにして少しずつ慣らしていきましょう。