猫の砂をトイレに流すとどうなる?
猫の砂を水洗トイレに流すと、つまりの原因となることがあります。
猫砂にはいくつかの種類がありますが、多くは水に溶けることがありません。そのため、猫砂が原因でトイレがつまってしまうのです。さらに、猫のうんちもトイレがつまる原因となります。猫のうんちは、猫の毛が多く含まれていることで溶けにくいのです。床の下の排水管が曲がる部分につまり、その修理費は時に高額となることがあります。
排水管が細い、下水環境が古いなど状況によってもつまりやすさは変わりますが、猫のうんちがつまるトイレは、猫砂を流してもつまるそうです。節水型トイレも水圧が弱いため、猫砂を流すとつまりやすいと言われています。
大層偉い目にあったので真似しちゃダメだぞ!!! pic.twitter.com/lcfMLokifM
— あの佐々岡 (@anosasaoka) 2015年12月16日
トイレに流せる猫の砂は流してもいい?
猫砂の種類には「トイレに流せる」というタイプもあります。猫がトイレをしたら、さっと片づけができるので簡単なのですが、様々な意見や注意点があるようです。
猫砂のパッケージの説明書きを読んで正しく扱う
猫砂のパッケージには、使い方の他に、取り扱いの注意点も書かれています。
- 一度に多量の砂を流さない
- 猫砂の塊を複数個流すときは、数回に分けて流す
- トイレのレバーは「大」の方で流す
- 多量に処理するときは燃えるゴミにする
以上のようなことが書かれているのです。この注意点を守れば、猫砂でトイレがつまることはほとんどないそうです。飼い主さんが家を出る前や帰宅したとき、多頭飼いでは、まとめて猫トイレをきれいに掃除するので、流す猫砂の量が多くなりやすいので、注意したいですね。
下水環境によっては流さない方がよい
トイレの排水管が細いなど、下水環境によってはつまりやすいこともあります。トイレがつまってしまい、業者の方から「猫砂は流さないでください」と言われた方もいるようです。また、集合住宅の場合、上の階で猫砂を流していたことで、排水管が途中でつまり、階下の部屋のトイレがあふれてしまったという出来事がありました。
人間のトイレは人間の排泄物を流すことを想定して作られているため、猫砂は流さない方が安心といえるのかもしれません。
猫砂をトイレに流す以外の処理方法は?
猫砂の処理方法は自治体によって異なる
猫砂の処理方法は、猫砂のパッケージに書かれているように「自治体によって異なる」のです。トイレに流せる猫砂であっても、自治体によっては猫砂すべてを可燃ごみとして分けていることもあれば、不燃ごみに指定しているところもあります。不燃性の猫砂は飼い主さんが直接処分場まで持っていくという自治体や、猫のうんちはトイレに流してもいいという自治体もありました。よく確認して処分しなければなりません。
処分するときも、衛生面からビニール袋に入れるように指示されていることもあります。猫砂の処理というだけでも、地域によって非常に様々です。
猫砂を自宅で処理をする
トイレに流せる猫砂以外には「土にかえる猫砂」というタイプもあり、自宅で処理する方法もあります。庭木や花などから離れた位置に深めに穴を掘り、そこに猫砂を入れます。すると、土の中に微生物が分解し、土にかえるのです。
まとめ
猫のお世話で欠かせない猫砂の処理、皆さんはどのようにしていますか?猫砂の材質によっては、トイレに流してはいけないものもあります。トイレに流せると書かれた猫砂もありますが、トイレの排水管の太さなどの下水環境によっては流さない方がいい場合もあるのです。排水管の途中で猫砂がつまってしまい、自宅のトイレだけではなく、集合住宅で大惨事になったという方もいます。
「猫砂のパッケージの説明書き通りに使えば問題ない」という意見もあれば、「どんな猫砂もトイレに流さない方がいい」という意見もあるのが現状です。さらに、自治体によって処理方法が異なり、トイレに流してもいいのか、可燃ごみなのか、不燃ごみなのかなどグレーゾーンという地域も存在しています。
トイレをつまらせて修理費用が高額になる可能性があるのなら、猫砂はトイレにながさない方が安心なのかもしれません。