猫砂は鉱物系がおすすめ?特徴や安全性、人気ベントナイトも紹介!

猫砂は鉱物系がおすすめ?特徴や安全性、人気ベントナイトも紹介!

猫砂の素材には、鉱物、紙、木などさまざまな種類があります。鉱物系の猫砂がおすすめと言っても、他の猫砂とどう違うのでしょうか?この記事では、猫砂の種類や特徴、おすすめのベントナイトの猫砂、7アイテムをご紹介していきます。鉱物系の人気の秘密や、安全性についても解説していますので、最後までご覧ください。

猫砂の種類と特徴

トイレに入る猫

ホームセンターやネットショップで販売されている猫砂は、主に以下の5種類です。

  • 鉱物系
  • 紙系
  • 木系
  • おから系
  • 固まらない猫砂

原料が違う以外にも、粒の大きさ、色、固まり方や捨て方など、異なる特徴があります。猫や猫が暮らす環境にあった商品を選びましょう。

固まりやすく掃除が楽々「鉱物系」

鉱物系は、ベントナイトやゼオライトなどの粘土の小さな粒、もしくは粒状に固めたものです。吸収性が高く、水分を含むと粒同士が粘着するので、しっかりと固まり掃除が簡単。飼い主にとって掃除の負担が少ないのは嬉しいことですが、トイレが清潔なのは猫にとっても重要です。きれいなトイレを使いたいのは人間と同じですね。

掃除や猫が砂をかくときに、細かいほこりが舞うことがあるので、ほこりに敏感な方は注意が必要です。「ベントナイトの猫砂は毒性があるのでは?」と心配される方がいますが、食品添加物にも使われる素材で、正しく理解すれば安心して使うことができます。ベントナイトについては後半でも詳しく説明しています。

軽量で持ち運びに便利「紙系」

紙系の猫砂は、紙でできているので軽量というメリットがあります。1cm程の白い粒状の物が多く、水分を含むと色が変わるものもあり、掃除がしやすく固まった砂は、トイレに流すことができます。一度にたくさんの量を流すとトイレが詰まる危険があるので注意しましょう。

また、バリエーションが多いのも、紙系の猫砂の特徴です。例えば、スタンダードな白い無臭タイプや、緑茶成分入りで消臭効果が高いもの、せっけんやひのきなどの香りつきなど様々な種類があります。紙系の猫砂は軽いため、飛び散りやすいことや、湿度が高い時期は臭いが残りやすいのがデメリットです。

消臭効果が高く、環境にやさしい「木系」

天然の木をチップ状に加工した木系の猫砂は、消臭効果が高く、木の独特なさわやかな香りが特徴です。化学物質を利用せず、天然素材100%の木の猫砂も販売されていて、猫や人間に優しいだけでなく、自然に戻すことができるエコな猫砂です。

そのため、化学的な凝固剤を使用していない商品が多く、固まる力は弱めで、使っているとほろほろと粒が崩れてしまいます。細かくなった粒はほこりがまったり、トイレ周りが汚れる原因になるので定期的に全ての猫砂を入れ替えましょう。紙系の猫砂と同じく、軽量で持ち運びには困りませんが、軽いので飛び散りやすく、湿度が高いと消臭力が落ちてしまいます。

食品で作られた安全性の高い「おから系」

豆腐を作るときに出る「おから」で作られた猫砂は、原料が食品のため安心して使うことができます。猫は体をなめてきれいにする習慣があるので、砂を食べてしまうのでは?と心配される方へおすすめです。

汚れた部分はトイレに流すことができるので、ゴミ捨ては手間が掛からず、軽量なので購入するときも、楽に持ち運びができます。また、おからの独特な甘い匂いがするものがあり、猫は匂いに敏感なので好まない場合もあります。匂いが気に入らない時は、トイレを我慢してしまうこともあるので注意してください。

システムトイレ用の「固まらない猫砂」

システムトイレ用の猫砂は、鉱物系、紙系、木系などのさまざま素材がありますが、どれも水を吸収せず、固まりません。そのため、他の猫砂のような、汚れた砂の処理は必要ありません。約1か月に1回、全ての砂を入れ替えるだけなので、忙しくてこまめに掃除ができない方や、たくさんの猫と暮らしていて、掃除が大変という方におすすめです。

「1か月も同じ猫砂で汚くならないの?」と心配になるかもしれませんが、抗菌成分で清潔に保つことができるのでご安心ください。他の猫砂に比べて、1袋の値段は少々高めですが、掃除の手軽さや清潔さを考えるとメリットの大きい猫砂です。

猫に最も好まれる猫砂は「鉱物系」

猫砂

鉱物系の猫砂がたくさんの猫に好まれるのは、天然素材で自然の砂に一番近く、消臭効果が高いためです。猫はきれい好きで臭いに敏感なため、掃除を怠ったトイレは使わないことがあります。ですが、こまめに掃除できなくても消臭力の高い鉱物系であれば、臭いを気にせず猫も気持ちよく使えます。

猫砂は猫と暮らすうえで必須アイテムなので、価格も重要ですが、鉱物系の猫砂は安いものも多く、飼い主にとっても嬉しいメリットです。一方で、原料が粘土で重いため、持ち運びが大変というデメリットもあります。また鉱物系の猫砂は、トイレに流すことができません。燃やせるゴミに出せないなど、地域によってルールがあるので、購入前に捨て方を確認しておきましょう。

鉱物系の猫砂は安全?

猫砂のニオイを嗅ぐ猫

ベントナイトは、猫砂以外にもワインを作るときや、非常食の乾パンに用いられていて、普段から私たちの口に入ることもある安全な素材です。ですが、ネットなどで中毒症状を起こすから危険と言う情報から、不安を感じる方もいるのではないでしょうか?

危険と言われている理由は、異食症の猫が、ベントナイトが含まれた猫砂を大量に食べることで、中毒症状を起こしたという事例が存在するためです。この事例は、異食症で大量に摂取してしまったことが原因です。

健康な猫が、猫砂として使用することに問題はありません。一方で、ベントナイトは細かい粉塵がたちやすく、ぜんそくやアレルギーがある方は注意が必要です。掃除をするときは換気をしたり、屋外で作業するのをおすすめします。

ニオイをとる砂 

細かい粒で猫がかきやすく、消臭効果が高い猫砂です。部屋が狭かったり、長時間掃除ができなくても、安心して利用できます。また、Amazonレビューが5,000件以上あり、多くの猫や飼い主に愛用されている猫砂です。初めての猫砂の購入でどれがいいか迷っている方は、この猫砂を試してみてはいかがでしょうか。

ライオン (LION) ニオイをとる砂 猫砂 5.5Lx4袋 (ケース販売)

Dr. エルスレイ ウルトラ

アメリカ製の猫砂で、ほこりがたちにくく、アレルギーの方でも使いやすい猫砂です。ほこりがたつと、トイレ周りにも白い粉がついてしまうことがありますが、このアイテムならそんな掃除の手間も減らすことができるでしょう。英語表記で少し不安になりますが、日本でもリピーターの多い人気の猫砂です。

プレシャスキャット (Precious Cat) Dr.エルスレイ ウルトラ 猫砂 8.16kg

ターキッシュホワイト カーボン粒子入り

鉱物系の猫砂は、濡れても色が変色しませんが、この猫砂は白いので汚れた部分が見分けやすくなっています。掃除のときだけでなく、おしっこの色は病気などのサインにもなるので、健康管理にも役立つでしょう。カーボン粒子の効果で、消臭効果が高いのも人気のポイントです。

Catmania 猫砂 鉱物系 カーボン粒子入り1個 (5L×1)

ニオイをのこサンド

青色の抗菌粒で、匂いの元になる細菌の繁殖を抑えてくれるので、消臭力が高い猫砂です。ペレットタイプで、肉球に挟まりにくいので、飛び散りを防止するだけでなく、ほこりが舞いにくくなっています。固まるのも早く、がっちり固まるので掃除も簡単です。

アイリスオーヤマ ニオイをのこサンド 猫砂 5L×4袋

デオトイレ 消臭・抗菌サンド

システムトイレで使える、鉱物系の猫砂です。1袋2Lなので、他の鉱物系の猫砂に比べて軽量でコンパクトなので、まとめ買いをしても場所をとりません。ゴミ捨ても1か月に1回で済むので、飼い主にもありがたいアイテムです。水分を含まず、すぐに乾くので、猫にとって清潔なトイレを保てます。

デオトイレ 1週間消臭・抗菌 飛び散らない消臭・抗菌サンド

固まる猫砂

細かい粒で、小さく固まるので、ゴミ出しの量は少なくなり、お財布にも優しい猫砂です。青い粒で臭いを分解し、ピンクの粒で抗菌効果もあるので、換気がむずかしい部屋や、長時間留守にすることが多い方でも安心して使えます。国産のベントナイトが原料なので、海外製品に抵抗があるという方におすすめです。

クリーン&フレッシュ

1袋10Lの大容量タイプ。たくさんの猫がいる環境で大活躍します。ベントナイトならしっかり固まって掃除も簡単なので、猫が多くて掃除が大変という方には助かるアイテムです。

アイリスオーヤマ 猫砂 クリーン&フレッシュ 10L×3袋

まとめ

前足をトイレに入れる猫

鉱物系の猫砂は、猫にとっても人間にとってもメリットの多い猫砂です。

  • 自然の砂に近いので猫に好まれる
  • 消臭力が高いので猫も飼い主も気持ちよく使える
  • しっかり固まるので掃除が簡単
  • 値段が安いのでお財布に優しい

他の猫砂に比べて、重く持ち運びが大変というデメリットもありますので、ネットショッピングなどを有効活用しましょう。また、ほこりがたちやすいので、ほこりに敏感な方は注意が必要です。

鉱物系の猫砂はとても人気ですが、鉱物系の猫砂を好まない猫もいます。粒の大きさや質感が気に入らないと、トイレを我慢したり、トイレ以外の場所で排せつしてしまうこともあるので、よく観察することが大切です。いろいろな猫砂を試して、猫にとっても気持ちよく、飼い主にとっても管理しやすい猫砂を見つけましょう。