猫のケージを防音シートで覆うメリット
可愛らしい猫の鳴き声ですが、時に悩みの種となってしまうこともありますよね。特にマンションやアパートなどの集合住宅で暮らしていて、猫の鳴き声対策に悩んでいるという飼い主さんは多いのではないでしょうか?
大きな声でよく鳴いたり、夜鳴きがひどいときなど、近所迷惑になるかも…と不安になり、ストレスになってしまいますよね。
防音対策の方法は色々ありますが、筆者が一番おすすめなのがゲージを防音シートで覆う方法です。猫にとっても飼い主さんにとってもメリットが多く、ペットショップやネットなどで手軽に手に入れられますので、すぐにでも鳴き声の防音対策が出来ます!
鳴き声が防音シートに吸収され抑えられる
猫のケージを防音シートや吸音材が使用されているカーテンなどで覆うことで、鳴き声がシートに吸収され抑えられます。特に防音シートは高い音が軽減されやすいので猫の鳴き声を防音するのに適しています。
もし、鳴き声に困っているけれど防音シートがすぐに手に入らない…という場合は、厚手の布やバスタオルなどマルチカバー等でゲージを覆ってみてください。鳴き声を少しでも軽減することができますよ。
しかし、お昼間に鳴き声がうるさいからとゲージに閉じ込めてしまい外がまったく見えない状態にしてしまうと、不安と不満で余計に鳴いてしまうかもしれません。
夜中寝る際や、来客時など以外は自由に動き回れる状態にしておいてあげ、防音シートはケージの入り口や正面だけは覆わずに開けておくと良いでしょう。
周りの騒音を遮断して猫を落ち着かせる
ケージを覆っている防音シートは鳴き声を吸収し抑えてくれるうえに、猫にとってもメリットがあります。鳴き癖のある猫は周囲の騒音や家族の声に反応して興奮したり、構ってもらいたくて鳴いてしまう傾向があります。
そこで、猫のケージを防音シートで覆うことで、周りの音を遮断し、薄暗い空間を作ってあげることで猫が落ち着ける環境になります。普段からゲージは防音シートで覆っておくとよいでしょう。
鳴き声が気になる時だけ突然バッと覆うような方法だと怯えてしまうかもしれませんので、普段から慣れさせておけば猫がくつろげて安心できる場所となるでしょう。
ケージカバーやペットサークルカバーの代用品になる
猫が普段過ごしているケージやサークルにカバーを付けていますか?カバーを付けることはメリットが多いです。
冬の寒い時期は寒さ対策にもなりますし、カバーしているため薄暗い環境になり猫にとって安心感がアップします。来客時などの慣れない環境でも猫が隠れられるスペースになりますね。
防音シートはその代用品として使用できるので、防音シートを選ぶ際にはケージに合ったサイズで、爪がひっかかりにくいような材質でできているものがおすすめです。
普段からゲージに被せておくことで防音効果にプラスしてケージカバーとしての効果も得られますね。
猫の鳴き声を防音するには
ケージを防音シートで覆う方法を紹介しましたが、一日中猫をゲージにいれておくことは出来ませんよね。昼夜問わず大きな鳴き声で鳴いてしまうという猫と暮らしている飼い主さんは、部屋全体の防音対策をすることも必要と考えられます。
防音効果のある家へ引っ越すなども考えられますが、今すぐという訳にもいかないですよね。そこで今回紹介する防音対策に必要な物はほとんどホームセンターやペットショップなどで集められるものです。
猫と飼い主さんの快適な暮らしのために、DIY感覚で過ごしやすい空間を作りましょう!
窓の防音対策をする
猫の声が大きくて窓を挟んでいても家の外まで聞こえてしまう、という場合まずは一番鳴き声が漏れやすい窓の防音対策をすることが大切です。
内窓を付けたり防音ガラスに変更する方法もありますが工事が必要になってしまいますので、手軽に出来る対策として隙間テープを窓の隙間やサッシに張り付けたり、今のカーテンを防音カーテンに取り換えるなどがおすすめです。
猫によってはカーテンをひっかいたりする子もいると思いますので、防音カーテンは爪がひっかかりにくいつるっとしたような丈夫な素材でできているものを選ぶといいですね。
壁の防音対策をする
アパートなどで壁が薄いお部屋の場合は隣の部屋への鳴き声の漏れも心配ですよね。その場合は窓はもちろんですが壁も遮音・防振に意識を向けて対策するといいでしょう。
壁の中の防音工事をするなど大掛かりな対策は困難かと思いますので、防音壁紙・ボードなどを壁に貼り付けると低予算で手軽に対策することが可能です。
また吸音材と遮音シートを組み合わせて壁紙として張るという方法も遮蔽効果がアップするためおすすめできます。
猫の足音を防音するには
下の階への音漏れが気になる場合は、床の防音が必須です。床の衝撃音は振動が壁と天井へ響いてしまいドンドンといった騒音になりやすいためこちらも対策するとよいでしょう。
特にアパートやマンションなどコンクリートで作られている建物は音が木造建築よりも衝撃音が15倍伝わりやすいと言われています。猫がキャットタワーから飛び降りたり、走り回って遊んでいる足音も周りの住宅へ響いてしまう恐れがあります。
カーペットの下にコルクマットを敷く
コルクマットは床の防音対策としてよく耳にするのではないでしょうか。ホームセンターなどで低価格で手軽に手に入れることが出来るので、すぐに対策できます。クッション性もあるので高い場所から飛び降りた猫の衝撃や足音を吸収することもできるでしょう。
ただしコルクマットは猫によってはひっかきたくなる材質で爪とぎをしたり遊んでしまう可能性があるので、コルクマットを敷き、その上からカーペットやラグなどを重ねることが望ましいです。
この際のカーペットやラグは形状がループ状になっていると爪がひっかかったり、爪とぎをして傷付けてしまう危険性があるため、カットパイル状などの爪がひっかからないような形状のものが好ましいでしょう。
防音カーペットを敷く
今お使いのカーペットを防音に適しているカーペットに変えてしまう方法もおすすめです。防音効果を施してあるため重量と厚みがあるものが多く、音だけでなく衝撃も和らげてくれます。
防音カーペットというとなかなか耳にしないかもしれませんが、色々な種類があり、材質も様々ですのでこちらも選ぶ際には猫にとって安全なものを用意してあげましょう。
「防音カーペットだけではまだ足音が気になる」という方は、防音カーペットに遮音性に優れた低反発ラグなどを重ねて敷くことで防音効果アップが望めますよ。
まとめ
猫のケージを防音シートで覆うメリットや鳴き声や足音の防音方法などを紹介させていただきました。ケージの防音対策をすることで猫興奮して鳴くことが少なくなるような落ち着けて、安心する場所が出来ることによってストレスが少なくなるようなメリットもありますよ。
猫の鳴き癖や夜泣きはすぐには改善することが難しいですし、ケージだけでなく壁や床にも防音対策を行うことにより、猫が鳴いて静かにしなさい!と怒ってしまうなど双方にストレスになるような事態も防ぐことが出来る可能性もあります。
猫と飼い主さん両方がストレスがない暮らしに少しでも近づくきっかけになればと思います。ぜひ悩んでいるという飼い主さんは今回紹介させていただいた対策を試してみてくださいね。