猫が食べて大丈夫な山菜と危険な山菜
食べてもよい山菜
- たけのこ
- ふきのとう
- うど
- たらの芽
- 市販のキノコ など
食べると危険な山菜
- わらび
- イタドリ
- 行者にんにく
- ヤマラッキョウ
- 野生のキノコ など
猫に山菜を与えるのは大丈夫?
猫に山菜を与えても良いのか?
猫が食べてもいいものとあまり良くないもので言った場合、山菜はあまり良くないものに当てはまるでしょう。猫の体には山菜があまり合わないと言うことです。きちんと下処理をしたものは食べても問題なかったり、無症状で何事もなく済むのかも知れません。しかし危険になるリスクを背負ってまで、与える必要がないと私は思います。猫のリスクを最優先していくのが、飼い主の選択なのではないでしょうか?
山菜を食べる必要性
我々が山菜を楽しむと言う意味は、旬の野菜を楽しむ、季節を楽しむなどがあります。また、春野菜の苦味が、冬に溜め込んだ毒素を吐き出す役目があるそうです。このように、古くから伝えられてきた意味もありながら山菜を楽しむのでしょう。猫に山菜は必要ないと言いましたが、飼い主さんと一緒に楽しめる食べ物があっても良いのでしょうね。
猫が食べると危険な山菜
口にすると危険な山菜
季節によって、たくさんの山菜と出会い楽しむ事が出来ます。食用として店に出回る山菜もあれば、採れる場所まで出向き山菜採りを楽しむ人もいるのでしょう。山菜には多くの種類がありますが、気をつけなければ毒草と見分けられずに食べてしまい、中毒や死に至るケースも出てきます。
わらびに関して言うと、生で食べると中毒を起こします。わらびの強いアクを取り除かないと危険になる食べ物なのです。見間違えてしまいやすい毒草には、トリカブト、クサノオウ、ハリシドコロ、フクジュソウなど数多くあります。
人間が食べると危険な山菜がありますので、猫にも口にすると危険な山菜があると言えるでしょう。
山菜に含まれる成分物質
春に出回る山菜は、その時の旬と言えますので独特な香りや苦味が特徴です。たけのこ、わらび、ふきのとう、たらの芽、うどなどは春先に楽しめる山菜になります。
山菜を美味しく食べるには、加熱とアク抜きをしないといけません。山菜には、強いアクのものや、食物繊維が多く含まれます。山菜に含まれる成分物質は、人間と猫では消化機能が違うので、あらゆる問題が出てくるという事です。
山菜が危険となる理由
猫に山菜が危険となるのは、消化しにくいこと、アレルギーがでること、結石になりやすいことなどがあげられます。山菜は、先程説明した通り食物繊維が豊富です。
たけのこやイタドリ、ゼンマイなどの食物繊維は、便通を良くする働きがあります。腸内の働きも良くしてくれることも言われています。ただ、食べ過ぎるとシュウ酸カルシウム結石になる可能性があるそうです。
消化不良になると下痢や胃炎、嘔吐などの原因にもなります。加熱、アク抜きしないとアレルギーや痙攣などの症状が起こる可能性もあります。
猫に山菜を与える時は
下処理すれば食べられる?
では、猫に山菜を食べさせるには下処理をしていれば問題ないのか?という点です。もちろん、下処理をきちんとしているのが必須条件になります。そして、食べても安全な毒性でなければ問題ないと言えます。
しかし、健康を意識する上で山菜をあげるのであれば、他の方法で摂取する事をおすすめします。むやみに、猫に山菜を食べさせない方が無難だからです。
食べ過ぎ注意
そして、猫に山菜を与える時は少量が基本です。食いつきが良くても、たくさん食べさせるのは良くないでしょう。しっかり加熱やした所処理をして、食べやすく刻む、味付けしないものを少量与えましょう。
何度も言いますが、猫が山菜を食べる必要はありません。欲しがればこのように注意を守って与えましょう。
食べた後の注意
猫に山菜を与えた後は、目を離さないようにして下さい。飼い主さんの目の届かない状態で与えるのはやめましょう。食べた後の猫の状態を見守る必要があります。
異変があったり、何かしらの症状が出ていないかをきちんと見守るようにしましょう。
まとめ
猫に山菜は与えても大丈夫?について解説していきました。猫に山菜を与えている人もいるようですが、私は積極的には与えません。中毒やアレルギーなどを恐れてしまうからです。
シュウ酸やカルシウムが多かったり、アクが強かったりする食べ物は、猫の体にはリスクになります。リスクが多少でもあるなら食べさせない、と言う選択肢が正しいのではないでしょうか。