猫はパセリを食べても大丈夫
パセリに含まれている成分
パセリには、猫にとって毒となる成分はないといわれています。特に猫の体に良いとされる栄養素を挙げてみました。
- ビタミンE
- ビタミンB群
- 鉄分
- カルシウム
パセリの種類にはパセリとイタリアンパセリの2種類がありますが、双方に成分の大きな違いがなく、猫にとってどちらも安全といえます。
猫がパセリを食べるメリット
- 猫に必要な栄養素が含まれている
- 健康維持を助ける
- 解毒作用がある
パセリには猫が健康を維持するために必要な栄養素が含まれています。ビタミンEは抗酸化作用があり、黄色脂肪症、繁殖障害、栄養性筋ジストロフィーなどの予防にもよいとされています。
ビタミンB群はたんぱく質や脂肪の多い食事をする猫にとって、代謝を助ける重要な栄養素です。鉄分とカルシウムは、体を構成している骨や血液を作る働きをします。
またパセリには利尿効果があるといわれているので、猫に多い泌尿器系トラブルの膀胱炎や尿路系の結晶・結石の生成などの予防にもつながるようです。
キャットフードにパセリが入っていることも
猫に必要な栄養素が豊富であることから、パセリが含まれているキャットフードも販売されています。高品質な材料を使用している「プレミアムペットフード」と呼ばれている健康志向型キャットフードには、パセリが取り入れられている商品もあります。ジャーキーにパセリが入っているおやつなども売られています。
生のパセリを与えても良いですが、キャットフードやおやつに入っていると手軽に取り入れることができそうですね。
猫がパセリ以外の植物を食べようとしたら要注意
猫が食べると危険な植物
- ユリ
- ポトス
- スズラン
- ヒメカズラ
- カラジウム
- ドクニンジン
猫に有害な植物は700種類以上あるといわれています。上記は、特に毒性の強い植物です。ユリは、花や葉、花粉、茎など全ての部分に毒があり、猫が食べてしまうと腎臓にダメージを与え、中毒症状を引き起こします。ドクニンジンは、見た目がパセリに似ていることから「毒パセリ」とも呼ばれている毒性のある植物です。
今回挙げた危険な植物以外にも、毒性の強い植物は多くあります。ご自宅に植物を置いている場合は、猫にとって危険がないかを必ず確認しましょう。
猫が食べても安全な植物
- パキラ
- ガジュマル
- サンセベリア
- エバーフレッシュ
- アレカヤシ
- えん麦
パセリ以外に、猫が食べても安全な植物があります。猫が毛玉を吐き出すために食べるとされている猫草は、猫が好んで食べる草の総称をいいます。えん麦は、猫草として販売されている代表的なものの1つです。
その他に挙げた植物は、一般的に観葉植物として楽しまれているもので猫草ではありませんが、猫が口にしてしまっても無害であるとされている植物です。
猫におすすめのパセリが入ったキャットフード
デフ アダルトチキン グルテンフリー
100%オーガニック素材で作られた「デフ」の成猫用のキャットフードです。パセリ以外にも、タイムやローズマリーといったハーブが使用されており、消化のしやすさと猫に必要な栄養を考えた配合となっています。
自然飼育された鶏肉が使用されている点や、人口的な添加物が使用されていない点にもこだわりが見られ、安心できるキャットフードだといえます。
ナチュラルバランス インドアキャットフォーミュラ
「ナチュラルバランス」の室内猫用キャットフードは、猫が必要とする栄養素がバランスよく配合されているプレミアムキャットフードです。パセリの他にも、ニンジンやレタス、セロリなどの食物繊維が多い野菜が含まれているので、猫の体内に入った毛玉の排出を促してくれます。
猫の健康維持をサポートするためのビタミンやミネラルが豊富に配合されています。老化による視覚機能不全や心臓機能、繁殖機能の低下を予防するタウリンが配合されていることも特徴的です。
ナチュラルバランスではこの他にも、パセリ入りのキャットフード「リデュースカロリー」という体重管理が特に必要な猫向けの商品も販売されています。
アーテミス フレッシュミックス フィーライン
全年齢の猫に適したパセリフレーク配合の総合栄養食です。チキンを主なタンパク質源として使用し、化学防腐剤や合成保存料なども使用していません。アーテミス独自の製法で栄養成分の吸収効率を高めています。
まとめ
パセリは猫が食べても安全であるうえに、猫の健康維持のために必要なビタミンやミネラルなどの栄養素が多く含まれる食材です。
日常的にパセリを取り入れたいときは、パセリの入ったキャットフードや猫用おやつを適量あげるようにすると手軽に摂取できます。愛猫のごはんに生のパセリを添えて与えても良いでしょう。ただし、栄養価が高いからといって与えすぎないように注意してくださいね。