夏のデザートを食べていると猫が来ることもある
夏といえば、スイカやアイスクリームなど、冷たくて美味しいデザートの季節でもあります。
暑い時期にそのような夏のデザートを食べていると、においにつられて愛猫がやってくるというお家も多いです。猫があまりにもしつこくおねだりした場合「可哀想だから少しだけあげようかな」なんて気になりそうですが、本当に猫に与えてよい食べ物かどうか、きちんと判断する必要があります。
そこで今回は、夏のデザートの中で「猫に与えてよいもの」と「猫に与えてはいけないもの」を紹介します。
猫に与えてはいけない夏のデザート
まず、猫に与えてはいけない夏のデザートから紹介します。
以下の項目の食べ物は、猫に害を与える可能性があるため、猫からねだられたとしても与えないようにしましょう。
人間用のアイスクリーム
人間用のアイスクリームは、基本的にどんな味のものであっても与えないようにしましょう。
トッピングが一切ないようなシンプルなバニラ味だったとしても、アイスクリームの中に含まれている乳製品によって猫が下痢などを起こす可能性があります。
また、アイスクリームの中に含まれている砂糖を猫が口にしてしまうと、糖分の摂りすぎになってしまいかねないので、与えない方がよいでしょう。
なかには、人工調味料が使われたものやチョコレートをたくさん使ったものもあるため、そのようなアイスクリームは絶対に与えてはいけません。
かき氷(シロップ部分)
かき氷の場合、氷部分は猫が舐めても特に問題はありません。
ただし、かき氷にかかっているシロップの部分は別です。かき氷のシロップは、砂糖がたくさん使われていることが多いので、猫に与えてしまうと糖分の摂りすぎになります。
ちなみに、氷部分のみであれば猫の水分補給にもなり、脱水症状の予防にもなるため、猫がどうしても欲しがる場合は氷のところだけ与えましょう。
猫が食べてもよい夏のデザート
次に、猫に与えてもよい夏のデザートについて紹介します。
猫用アイスクリーム
人間用のアイスクリームは、猫に有害なものがたくさん含まれているため与えることができませんが、猫用として売られているアイスクリームであれば与えてもよいです。
人間用のアイスクリームを猫がねだるようであれば、通販サイトやペットショップなどに売っている猫用アイスクリームを与えてみましょう。また、猫用のミルクや液体タイプのフードを凍らせて手作りのアイスキャンディーを作ってあげたり、かき氷の状態にしてあげたりするのもおすすめです。
スイカ
スイカは糖分が少なく、尚且つ水分量が多いため、夏の水分補給に適しています。
種を取り除く必要はありますが、猫が食べるようであれば与えても問題ありません。ただし、あまり大量に食べさせすぎるとお腹が冷えてしまって下痢を起こす可能性もあるため、お腹を冷やさない程度に与えましょう。
猫に与えすぎるのは避けた方が良い夏のデザート
以下のような、夏の果物は少量であれば与えてもよいですが、与えすぎには注意が必要です。
猫に食べさせなければいけないものというわけでもないので、猫がしつこくねだらないのであれば特に与えなくてよいです。
桃
猫が桃をねだってきた場合は、ほんの一口程度であれば与えても問題ありません。
ただし、与えすぎると糖分の過剰摂取になるためたくさん食べさせるのはやめましょう。缶詰として販売されている桃は、糖分たっぷりのシロップに漬けられているため、一口サイズであっても食べさせるのはおすすめできません。
また、桃の種や皮、葉っぱなどには毒性の成分が含まれているため、猫が口にしないように注意しましょう。
マンゴー
マンゴーの場合、できれば与えないことをおすすめします。
というのも、マンゴーにはウルシオールというかぶれを起こさせる成分が入っており、猫によってはこの成分に反応してアレルギーを起こす場合があります。
ウルシオールに反応しない猫であれば、少量与えるのは問題ありません。しかし、食べさせ続けていると、いつかアレルギー反応を起こす可能性もあるため、定期的に食べさせるのはやめましょう。
また、マンゴーの皮や種は、猫にとって有害であるため与えないようにしましょう。
まとめ
夏のデザートは、猫にとって食べさせてよいものもあれば、そうでないものもあります。
また、夏のデザートに限らずどんな食べ物であっても基本的に食べ過ぎは禁物です。
猫用の総合栄養食を毎日適量食べていれば、基本的に必要な栄養はそれで十分摂取できているので、人間が食べているものをやたらと与えすぎるにはやめましょう。