猫にカレーを与えるのが危険な理由と食べたときの対処法

猫にカレーを与えてもいいの？

• 猫にカレーを与えてはいけない！

猫にカレーを与えるのは、NGです。

猫がカレーを食べてはいけない理由

• 猫にとって有害なスパイスやタマネギが入っているから
• スパイス：胃腸炎や内臓障害が起こる
• タマネギ：赤血球を破壊して溶血性貧血を起こす

猫がカレーを食べてはいけない理由は、カレーには猫にとって有害となる、スパイスやタマネギが含まれているからです。

スパイスは胃腸炎や内臓障害、タマネギは赤血球を破壊して溶血性貧血を起す原因となります。少量であっても危険な場合がありますので、猫が口にしないよう、充分注意しましょう。

猫にカレーを食べないようにするための対策

• 猫を他の部屋に隔離する
• ケージなどに入れておく

飼い主さんがカレーを食べる時は、猫を他の部屋に隔離するか、ゲージなどに入れておくと安心です。人の食べ物に興味がある猫は、近付いてきて落ち着かないですし、目を離したスキに食べてしまうかもしれません。

猫が近づけない状態にしておけば、猫の安全も保たれますし、飼い主さんもゆっくりとカレーを味わうことができます。

猫がカレーを口にしてしまった場合の対処法

• 口にある時はカレーを取りだす
• 病院へ連れて行く
• 胃洗浄や催吐を病院で受ける

猫がもしカレーを食べてしまった時は直ぐに口の中から出し少量の場合は様子を見ます。大量に食べてしまった、という場合や嘔吐や下痢など、異常が見られる場合は病院に連れて行きましょう。

行く前に電話を入れておくと、スムーズに対応して貰えるでしょう。食べてしまったカレーも、一緒に持っていきます。

病院では催吐や胃洗浄を行ない、中毒が起きないように対処します。カレーに入っているタマネギで中毒を起こして死に至る危険性は、チョコレートなどよりは低いですが、それでも充分な注意が必要です。

インドでは猫にカレーを与えている

• インドの人はたまに猫にカレーを与えている
• インドの子猫は子猫の心から食べているので慣れている
• インドの人でもカレーは猫に毎日与えていない

カレー大国で知られるインドでは、猫にカレーを与えることもあるとか。子猫の頃からカレーを食べることで内臓が慣れている為、健康なままの猫が多いようです。

ただ、与える量には気を使っており、毎食カレーを与えることはさすがにあまりありません。たまにカレーを与えることもある程度だそう。国が変われば食べ物も変わる、猫が食べるものも変わる、という事です。インドで作られるカレーは若干日本のカレーと違うので、一概には言えない部分があります。

尚、同じインドでも海が近い地域では魚を与えることが多く、内陸部では家畜の肉を与えることが多いとか。猫の食事は、その場所の食生活を反映しているようです。

カレーを好む猫も

マタタビには反応しないのに、なぜかカレースパイスのにおいに反応する猫もいるようです。反応の程度は様々で、においを嗅いで満足する猫もいれば、飼い主さんの手にかじりついて興奮する猫もいるとか…。

カレースパイスを好むか否かは、人間にも好みがあるように、個体差があるのでしょう。いずれにせよ猫が口にしないよう、充分な管理が必要です。猫の手が届かない棚の中や、密閉容器にしまうなどしておきましょう。

カレースパイスはにおいが強いので、何のにおいか気になって嗅ぐ猫もいるでしょう。嗅いで食べられると判断すればそのまま口に入れてしまうでしょうし、とても食べられないと思えばその場を去るはずです。

その判断も猫によって異なりますので、1匹の猫が食べないからと言って安心はできません。特に子猫は、好奇心から口にしてしまう可能性もあります。気をつけてあげましょう。

まとめ

• 猫にカレーを与えてはいけない！
• カレーのスパイス、タマネギは猫にとって有害
• 飼い主がカレーを食べる時はケージに居てもらうか違う部屋で食べる
• 猫がカレーを食べてしまったら病院へ
• でもインドではカレーをたまに猫に与えている
• カレーの匂いに興奮する猫もいる

猫とカレー、あまり結びつきそうにないですが、インドでは一般的なようです。日本でいう猫と魚の関係に、近いのではないでしょうか？

カレーを好む猫がいるというのも、驚きですね。カレースパイスのにおいで、酩酊状態になる猫もいるとか。スパイスのなかには猫を興奮させる、何かがあるようです。

その他、猫が食べていいもの・悪いもの

今回紹介した食材以外にも、人間には安全でも、与え方や量によっては猫にとって有害な食べ物が数多くあります。場合によっては命に関わるような食材もあるため、飼い主さんは正しい知識を身につけておくことが必要です。万が一のことが起こってしまわないよう、「猫が食べていいもの・悪いもの」を事前にチェックしておきましょう。