猫は観葉植物を食べる?危険な物や対策の方法

猫は観葉植物を食べる?危険な物や対策の方法

観葉植物の葉が、猫にかじられていたことはありませんか? 猫は観葉植物の葉を食べているのでしょうか? 猫が観葉植物をかじる理由や対策をご紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

猫はなぜ観葉植物をかじる?

観葉植物に囲まれて座る猫

部屋の中に飾っている観葉植物の葉が、いつのまにかかじられていたことはありませんか。虫か病気かな、と思っていたら、犯人は猫だったということがあります。猫が観葉植物の葉をかじることはよくあることです。

猫が観葉植物の葉をかじっているのは、多くは食べるためです。肉食の猫が、なぜ葉っぱを食べるのでしょう。

室内の葉っぱを食べるのは、だいたい家の中だけで飼われている猫です。猫は、外にいると草を食べることがあります。その理由は、吐くためと言われています。猫は、頻繁に毛づくろいをしますので、その時に毛を飲み込んでしまうのです。

そのため、時々胃の中の毛玉を吐き出すことが必要になります。吐きやすくするために、草を食べているのですね。

ただ、毛玉を吐くためとはいえ、大切にしている観葉植物を食べられてしまうのは困りますし、猫が食べて害のないものなのか心配になります。

食べさせてはいけない観葉植物

ポインセチア

観葉植物の中には、毒性があったり、猫に害になる成分を含んでいるものもありますから、注意が必要です。猫に食べさせてはいけないものは、以下のようなものがあります。

  • 幸福の木(ドラセナ)
  • アロエ
  • ポトス
  • アイビー
  • ポインセチア

観葉植物だけでなく、花瓶にさしてある切り花にも注意が必要です。スイートピーやサクラソウ、すずらん、水仙などの球根類やアジサイは毒性があります。

これらの植物は、猫がいる家庭では置かない方がいいでしょう。

食べても安全な観葉植物

観葉植物でも、猫が食べても害のないものがあります。パキラやサンセベリア、ガジュマル、エバーフレッシュなどです。食べてもいいとはいえ、かじられるのは困りますが…。

猫に観葉植物をかじられないようにするには?

猫草を食べる猫

猫に観葉植物を食べさせないようにするには、猫が必要としている草を与えてあげることです。猫草というのが市販されていますから、置いてみてはいかがでしょうか。園芸店やホームセンター、ペットショップなどで購入することができます。

それでも、観葉植物があると、食べないまでも枝や葉にじゃれついたり、土をほじくり返してしまうことも。

どうしても室内にグリーンを置きたい場合は、観葉植物を置いた部屋に猫を入れないようにしたり、植物をケースで覆うか室内用の温室に入れるしかありません。最近では、本物と見紛う作りの人工の観葉植物も売られていますので、それを置くのも手です。

猫は野菜もかじる?

野菜と仔猫

観葉植物と同じ理由で、猫は野菜を食べることがあります。

野菜の触感や味が好きという猫もいますが、外で草を食べる代わりに野菜を食べてしまうことがあります。我が家では葉物野菜をテーブルの上に置いておくと、よく猫が来て食べていました。ただし、野菜にも、猫が食べてはいけないものがありますので、注意しましょう。

まとめ

観葉植物に手を出す猫

猫、特に室内飼いの猫は、部屋の中に観葉植物があると食べてしまうことがあります。

お腹にたまった毛玉を吐き出すめであることがほとんどですので、猫草を置くと食べなくなることが多いです。

ただし、念のため猫に有害な植物は置かないようにした方がいいでしょう。対策をきちんとして、猫がいてグリーンがある暮らしを楽しんで下さいね。

投稿者

40代 女性 茄子紫

観葉植物は接触出来ない所へ(吊るすなど
アロマは断念
ハーブはベランダ
と頑張っていますが

楓の鉢植えをやられました…
寒くなったので葉が散らばっているのかと思っていたらネコ楽しく毟っていました…食べてません。ネコは特に被害ないのでいいのですが

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