猫に紐で遊ばせる3つのリスクと誤飲した時の対処法

猫に紐で遊ばせる3つのリスクと誤飲した時の対処法

猫が喜ぶおもちゃとして人気の紐ですが、実は紐…、見えない危険が多く潜んでいる形状のおもちゃと言えます。今回は猫に紐で遊ばせる危険性と、誤飲した時の対処法について、ご紹介します。是非、ご参考にしてみてくださいね。

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猫が紐で遊ぶのが危険な理由

おもちゃをくわえる猫

紐で遊ぶのが好き!という紐好き猫は多くいますね。飼い主さんも「猫が喜んで遊ぶから、紐を与えて自由に遊ばせている」ということもあるのではないでしょうか?しかし、猫が大好きな紐には猫の命に関わる危険が潜んでいるんです。ここで飼い主さんが見落としがちな、「猫が紐で遊ぶのが危険な理由」について、詳しく見ていきましょう。

1.紐を飲み込む可能性

紐のおもちゃなどの誤飲は成猫にも起こります。が特に、紐の誤飲が多いとされる年齢は、子猫〜2歳くらいまでの猫であると言われています。この年齢の猫は好奇心が旺盛で、遊び好きであるため、紐でも何でも口に入れてしまう傾向があり、誤って紐やおもちゃを飲み込んでしまう危険があります。

飼い主さんが、飲み込まないと思う長さの紐でも、猫が遊んでいるうちに、紐を食べる可能性もあります。実は紐自体が、猫の狩猟本能をくすぐってしまう形や、動き方であるため、紐で遊んでいるうちに、紐を口の中に入れてしまったことで、そのまま紐を丸呑みしてしまったということが報告されています。

飼い主さんがいない時に、紐のおもちゃを与えているのは、大変危険なんですね。

2.紐のおもちゃは首や体に絡まる

猫に紐のおもちゃなどを与えていることで、紐が首や体に絡まってしまう恐れがあります。これは実際に起きた飼い主さんのお話ですが、「紐が猫の足に絡まってしまい、足が非常に腫れていた」ということや、「いつの間にか紐が輪っかになっていて、猫が紐で首を吊りそうになって…ゾッとしました」など。

飼い主さんが見ていない時に、紐が体や首に絡まってしまう危険があり、場合によっては紐で事故が起きてしまう可能性が考えられると言うことです。

3.腹膜炎

紐は他の異物と違って、誤飲の症状がすぐに現れないため、「元気がない」「ごはんを食べない」などで、飼い主さんは異変に気付くことが多いようです。しかしある程度の長さの紐が腸内に入ってしまうと、便で出てこないため、紐は腸内に留まり続けてしまいます。

飼い主さんが猫の、紐の誤飲の発見が遅れてしまうことによって、腸内に留まった紐の摩擦で、猫の腸が紐によって破れてしまう可能性があります。さらに腸内の内容物が、お腹の中に漏れ出てしまうことで、「腹膜炎」という重篤な状態になり、死亡する可能性もあるため、紐の誤飲は大変危険です。

猫が紐を食べてしまった時の症状

子猫の足元に転がる毛糸
  • 何度も吐く
  • 口の中を頻繁に気にする
  • 食欲不振
  • 水しか飲まない
  • 元気がない
  • 呼吸困難(喉に詰まった場合)

以上が、「猫が紐を食べてしまった時の症状」として挙げられます。紐など、誤飲した物が、胃や、腸に到達すると食欲不振の原因となります。また、紐などの誤飲物が喉に詰まると、呼吸困難になることがありますので、飼い主さんが紐の誤飲に気付いた時点で、早急に動物病院に連れて行きましょう。

猫が紐を食べてしまった時の対処法

紐のおもちゃで遊ぶ猫

猫が紐を誤飲してしまった…そんな時、どうしたらいいの?ここでは、猫が紐を食べてしまった時のために正しい対処法をご紹介します。

慌てて手を出すのは危険!

猫が紐に絡まっている際、また、紐に絡まってしまった猫はパニック状態になってしまう可能性があるため、飼い主さんが助けようとした際に、噛まれて怪我を負ってしまう恐れがあります。

猫が暴れている時は、頭の上からバスタオルなど、布を被せて視界を遮ってください。猫は視界が遮られると、動きを止める習性があるので、猫の動きを止めてから、絡まった紐を解いてあげましょう。万が一に備えて、長袖や手袋をしておくと安全ですね。

様子を見ようは絶対にダメ!

紐などを誤飲した場合、早い時では3~4時間ほどで腸に誤飲物が移動すると言われています。猫の胃の中に飲み込んでしまった紐があれば、内視鏡で取り出せることもありますが、紐などの誤飲物が腸に到達してしまうと、手術をする必要があります。

このため様子を見るのは危険!飼い主さんが紐などを誤飲したことに気付いた時点で、早急に獣医師に受診してもらい、正しい処置をしてもらうことが必要です。

猫の様子がおかしいときはすぐに病院へ!

猫が、食べてしまった紐が残っている場合や、残骸がある時は、誤飲している可能性が考えられるので、動物病院に連れて行くことができますが、そうでない場合は、大切な猫の「誤飲」に気付いてあげられない時もありますね。この場合は、飼い主さんが猫の様子がおかしい、と感じたときに、すぐに病院へ連れて行ってあげましょう。

猫が紐以外に誤飲してしまいがちな物

床に並ぶおもちゃの画像

猫が紐以外に誤飲してしまいがちな物とは何でしょうか?ここで、猫が紐以外に誤飲してしまいがちな物についても知っておくことが大切ですね。

砂利や土など食べ物ではないもの

異食症によって、砂利や土など食べ物ではないものを食べる猫もいますが、特に異食症を発症しやすいのは、シャム猫やバーミーズといった東洋発祥の猫とも言われています。砂利や土の場合でも、大き過ぎるものは、排便で体内から排出されない場合もあるので、食べさせないように注意しましょう。

布やウールなどの繊維

こちらも異食症により、布やウールなど繊維質の物を食べたがると言われていますが、異食症の中でも繊維質の異食はウールサッキングとも呼ばれている猫によく見られる、異食症とされています。しかし食べてしまった繊維から長い紐や糸が出ていると、体内で詰まる危険がありますので、できる限り気を付けてあげましょう。

ビニール

猫草の代わりに、ビニールを食べて吐き出すという猫も見られるようですが、胃や腸に詰まると大変なことになるので、十分な注意が必要です。

まとめ

おもちゃと並んで眠る子猫

猫達は長い紐が付いたおもちゃを好んでくれますが、紐のおもちゃには、意外と多くの危険があるということです。もちろん、飼い主さんが猫の健康を守るためにも、猫に紐で遊ばせる時は、飼い主さんがいる時のみにして、紐で遊んだあとは必ず片付けることで、紐を誤飲させないようにすることができますね。紐のおもちゃは日常的に管理することが大切ということです。

しかし、おもちゃ以外の紐状の物にも注意しておきましょう。例えば、スカートやカーテンの裾のほつれた糸などです。猫達がカーテンのほつれた糸で遊んでしまうことが思わぬ事故が起きてしまうこともあるので、紐状の危険な糸を見つけたら事前に切っておくなどの対策が必要です。

猫達と安全に暮らすためにも、日常の安全チェックも大切と言えますね。