猫は枝豆を食べても大丈夫
- 猫に枝豆は少量ならば与えても大丈夫
- 人間用の塩ゆでした枝豆は食べさせてはいけない
- 枝豆の皮、枝豆の葉や茎は食べさせない
猫が枝豆を食べるのは問題ありません。しかし、人間用に調理されたものは塩分が多く内臓に負担がかかるため、猫用に調理した物を与えれば問題ありません。
猫が枝豆を食べた時の効果
枝豆は栄養価が高い
枝豆は、大豆にも多く含まれる、タンパク質、食物繊維、カリウム、マグネシウム、鉄分、ビタミンB1などが豊富です。カリウムには利尿作用も期待出来ます。そしてカロリーも低いので、肥満気味の猫のおやつとして代用も可能です。
枝豆の食物繊維で便秘や毛玉症を予防!
枝豆に含まれる食物繊維は便通を整え、舐めた毛によっておこる毛球症を防いだり、コレステロールを取り込むことを防ぎます。
枝豆以外の豆の効果
枝豆以外に、黒豆には色が表現している通りに、猫用サプリメントでも使われるポリフェノールの一つである「アントシアニン」が豊富に入っています。目の機能を改善したり疾患を予防する効果も期待できます。その他の栄養素に関しては、枝豆、茶豆、黒豆と大きな違いはありません。
猫に枝豆を食べさせる時の調理方法や適正量
- 枝豆を水だけで茹でる
- 枝豆は一度に2〜3粒を食べやすい大きさにして与える
生の枝豆を購入し、塩や調味料を入れずに水だけでしっかりと茹でます。猫に枝豆は一度に2〜3粒を目安に、大きなままではなく小さく切ったり、ずんだ状にすり潰したりして与えます。いつも食べるフードにトッピングするのもアイデアです。
猫に枝豆を食べさせる時の注意点
枝豆が猫の体質に合うか注意
枝豆の原料である、大豆アレルギーは猫にもあります。猫に枝豆をほんの一口与え、痒がったり吐いたりと体調に変化が無いか確認します。
猫に枝豆アレルギーではなくても体質に合う合わないもあります。アレルギーを起こさない事を確認後、下痢をしていないか便に変化がないかもチェックしてください。
もしも問題が出た場合は、病院に行ってください。その時は調理方法、与えた分量を先生に伝えられるようにしてくださいね。
枝豆は人間用と猫用の調理方法をわける
人間用の冷凍食品には塩分が入っていますので食べさせてはいけません。必ず猫用に調理したものを与えてください。
枝豆の加工品として「ずんだ餅」があります。食べる事自体に問題はありませんが、糖分過多になるので出来れば与えない事をおすすめします。
枝豆を猫に与えすぎると消化不良をおこす
猫の体内で食物繊維は分解できないので、多量に摂取すると消化不良やガス溜まりを引き起こす事があります。
生のままではなかなか手に入りにくい黒豆ですので、おせちで使用する乾燥した豆を使いたい場合は、乾燥のまま使用せず水で戻し、しっかりと茹で柔らかくしてください。
枝豆の皮や枝豆の葉や茎は与えない
農薬がついている場合がありますので、枝豆の皮、葉、茎は与えない方が良いです。人間も、硬くてあまり食べる部分ではありませんので、猫にもやめておきましょう。
そもそも枝豆とは
枝豆という植物が大豆の他に存在するのではなく、未成熟のままの大豆を収穫したものが枝豆です。枝豆用、大豆用として美味しい品種は違います。大豆は豆類、枝豆は緑黄色野菜に分類されます。
購入してから、「あら?この枝豆は毛が茶色いので古くなっているのかしら?」と心配になる事ありませんか。大丈夫です、それはきっと茶豆です。
産地や品種の違いにより、枝豆には、茶豆、おせち料理に使う黒豆もあります。
- 枝豆/さやに白い毛の生えている
- 茶豆/さやに茶色の毛が生えている
- 黒豆/さやも豆も全体的に大粒で濃い色
まとめ
塩ゆでしない枝豆を料理すれば、人間用と猫用に分けなくても食べられますね。そして人間にとっても塩分過多にならず健康的な食べ方ができると一石二鳥の嬉しい効果も期待出来ます。
枝豆の栄養素は総合栄養食と言われるキャットフードにバランスよく入っているものです。枝豆は猫がうっかり食べてしまっても問題ない食品ですが、あくまでもおやつなど補助的な食品として与える方が望ましいです。
ビールを飲んでいるときにおねだりに来たら、と想像するだけでワクワクしてしまいますが、塩ゆでしていない枝豆をあげてくださいね!
20代 女性 あめたま
しかし、枝豆は人間用と猫用に分ければ与えても特別害が無いという事を知り、驚いています。
確かに枝豆は栄養満点でありながら、人間にとっては良い成分でも猫にとって不利益になる栄養素とされる要素はありません。
与える量や調理の仕方などを気を配る必要がありますが、逆に言えば少しの注意点にさえ気を配れば猫に与えても差し支えない食べ物だという事が分かりました。
何よりもずんだ餅も食べさせても良いとは考えられなかったため、猫は案外何でも食べる事が出来るのだと感じられました。
いくつか注意点はありますが今後は枝豆の美味しい季節となるので、猫と一緒に夏の風物詩を楽しめる機会が増える事は喜ばしいです。
40代 女性 かな
細かく刻んで、カリカリにトッピングします。喜んで食べてくれます。夏場は特に体の余分な熱をとってくれますし、アントシアニンを多く摂れてオススメです。ペースト状にしても、食べやすいかと思います。我が家の猫ちゃんには、カリカリをお湯でふやかしてペースト状の枝豆を、混ぜこんで食べさせますと食欲がないときでもたくさん、食べてくれます。老猫ちゃんでも食べやすいですよ。