猫はブロッコリーを食べても大丈夫
栄養バツグンな野菜『ブロッコリー』は猫に与えても大丈夫な食べ物となります。ブロッコリーを猫に与えると以下の効果が期待できるといわれていますよ。
- 免疫力UP
- 老化防止
- 貧血の予防
- 抗ガン作用
- 抗酸化作用
- ウンチが出やすくなる
といった、たくさんの効果が期待できるのです。ブロッコリーは食物繊維が豊富なので便秘予防に効果がありますし、老化をおさえる成分も含まれています。
また、意外にも鉄分が豊富に含まれているので貧血予防効果も期待できるといえるでしょう。
ただ、猫は肉食動物ですので野菜を食べさせるときにはいくつかの気をつけるべき点があるといえるでしょう。
注意点を知らずにブロッコリーを食べさせしまうと優れた栄養成分によって、逆に体へ悪影響を与えてしまうことになるので要注意といえますよ。
与えるときの注意点1.『食べさせすぎないこと』
猫にブロッコリーを食べさせるときは『少量』与えるようにしましょう。猫は肉食動物ですので野菜を消化するのが苦手です。
そのため、一度にたくさんの量を食べさせると消化不良を起こし、下痢や嘔吐といった症状が出てしまうことがありますので気をつけてください。ちなみに与える量は『茹でたブロッコリー小さじ1杯ほど』が良いといわれています。
また、消化しやすいように細かく刻むことをおススメします。量が少ないと感じるかもしれませんが、猫は体が小さいのでこのくらいの量でもブロッコリーの恩恵を受けることができるといえるでしょう。
ご飯を食べさせるときに数日に一回程度トッピングとして一緒に与えると良いかもしれませんね。
ちなみにブロッコリーをたくさん与えてしまうと、抗がん作用や抗酸化作用効果のある成分『イソチオシアネート』によって胃が刺激され、胃が炎症を起こすなどの悪影響を与えてしまう可能性があるそうです。
このように与えすぎるとブロッコリーの高い栄養素が逆に猫の体へ悪影響を与えてしまうことになりますので、食べさせるときは少量を与えるようにしてくださいね。
与えるときの注意点2.『茹でてから与えること』
ブロッコリーを与えるときは、必ず茹でて柔らかくしてから与えるようにしてください。生のままだととても硬いので消化しにくく、内臓に負担をかけ消化不良を引き起こしやすくなってしまうのです。
ちなみにお湯で茹でるとお湯に栄養が流れ出てしまいますので、茹で汁も少し一緒に与えるとより栄養を摂取しやすくなるといえるでしょう。
また、レンジで加熱をして与える方法もおススメとなります。レンジで加熱する場合は水を少量使うだけとなりますので、こちらの方が栄養がブロッコリーに残りやすいといえます。
ちなみに加熱の方法はブロッコリー100gあたり大さじ2杯程度の水をかけてからラップをし、600wで1分半~2分ほど加熱すればOKとなります。愛猫に与える際は念のため、キチンと加熱されているか確認してから与えてくださいね。
与えるときの注意点3.『ある条件に当てはまる猫には与えないこと』
自然のサプリメントともいえる栄養満点のブロッコリーですが、猫によっては与えない方が良いといわれています。
- ブロッコリーのアレルギーをもっている猫
- 子猫
- シニア猫
- 体調が優れない猫
- 甲状腺機能低下症の猫
上記に当てはまる猫は消化不良を起こしやすく、甲状腺の機能が低下する可能性がありますので与えない方が良いといえるでしょう。
特に甲状腺機能低下症を抱えている猫にブロッコリーを与えると、ブロッコリーの成分『ゴイトロゲン』によって甲状腺の機能が低下してしまい、症状が悪化してしまう危険性がありますので与えないように気をつけましょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:れもん♀ / 1歳 / キジシロ / 5kg
優れた栄養素を持つブロッコリーは猫にとってもすごく良い食べ物となります。しかし、注意点を守らないと逆に猫の体に悪影響を与えてしまう可能性がありますので要注意!
愛猫に与えるときは『茹でて(加熱して)細かく切った』ブロッコリーを『小さじ一杯程度』食べさせるようにしましょう。愛猫がいつまでも元気に健康でいられると良いですね。