猫はトマトを食べても大丈夫?
![トマトを取ろうとする猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/4/1af2b15590355dc1594ef81de43953f2.jpg)
トマトに含まれるリコピンは、抗酸化作用が非常に高く、肝臓疾患やガンのリスクの軽減にもなります。また、水分量も豊富なため、夏の熱中症対策にも効果的です。
猫にトマトを与える際の注意点
![トマトの前に座る猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/0/baa81d668bbca5f88970844ca92502bc.jpg)
人間同様、猫にとっても、トマトは健康を維持するために有効であり、食べても良いと言えます。しかし、猫に与える際には注意点がありますので、いくつかご紹介します。
1. 加熱する
![ゆでトマト](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/3/1e0376e693e2dff19321669ca1d4073c.jpg)
猫にトマトを与える際は、生ではなく加熱しましょう。リコピンは油に溶けやすく、加熱した方が吸収力が高まるという利点があります。
また、肉食である猫は野菜を消化するのが苦手。皮も生のままだと消化不良を起こす可能性があります。茹でたり、煮込んでスープにすると良いでしょう。
2. 葉や茎は与えない
![トマト](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/6/935e6e34bda972c3a97a4c6a864c7fc0.jpg)
トマトの葉や茎には「トマチン」という有毒物質が含まれています。もちろん売っているトマトには、葉や茎はついていないので心配は要りませんが、自宅で栽培している場合は、猫が葉や茎に触れないように気をつけましょう。トマチンを摂取すると、嘔吐や下痢、血便を引き起こしてしまうかもしれません。
3. 青いトマトは与えない
![枝になる青いトマトと赤いトマト](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/2/da4d042ad6e718c7c97c33884542a4a9.jpg)
有毒物質である「トマチン」は、熟していない青いトマトにも含まれています。与える際は、必ず熟した真っ赤なトマトを与えるようにしましょう。
4. 大量に与えない
![トマトと猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/9/d48fa673634c5f432e2f090729e58d69.jpg)
肉食である猫にとって、野菜はほとんど必要ありません。大量に与えてしまうと消化不良を起こしてしまいます。飼い主さんとのコミュニケーションの一環として少量を与える程度にしましょう。おやつや、キャットフードのトッピングとして与えるのが良いでしょう。
まとめ
![トマトの横に座る猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/5/ee44e8fe9bfa9be3beccbd7e6c3e65b9.jpg)
トマトは、猫にとっても様々な健康効果を期待できる野菜と言えます。そのため、積極的に与えたいと考える飼い主さんもいるでしょう。
しかし、本来健康に良いトマトも、時に猫にとっては有毒になることがあります。また、種類によっては猫の苦手なクエン酸が多く含まれているため、嫌がる猫もいるかもしれません。猫の様子を窺いながら、健康維持に役立てて頂ければと思います。