甘えん坊な猫の特徴
甘えん坊な猫を見分けるには、以下のポイントに気をつけて見てみましょう。
- 去勢したオス猫
- 後追いする猫
- いつも飼い主さんの近くにいる猫
- ふみふみを良くする猫
- すぐに邪魔しにくる猫
- スリスリがモーレツな猫
去勢したオス猫は甘えん坊
オス猫は元々、メス猫のご機嫌を取る為か、甘えん坊な気質があります。去勢したオス猫は、更に甘えん坊になる傾向があります。特に、初めての発情期を迎える前に去勢手術を受けた猫は、子猫の性格のまま、成猫になると言われています。
後追いする猫は甘えん坊
飼い主さんが移動すると、愛猫が追いかけてくる・・・ありがちな光景です。後追いする猫は、甘えん坊と思って良いでしょう。子猫が母猫を追いかけるように、飼い主さんを追いかけるのです。
いつも飼い主さんの近くにいる猫は甘えん坊
気がつくとなぜか、愛猫が近くにいる、という事はありませんか?そんな猫は甘えん坊と言えます。飼い主さんの側で幸せそうに毛づくろいをしていたり、ぐっすり寝ていたり。普段あまりベタベタしてこない猫も、このような行動をしていたら、実は隠れ甘えん坊だと思って良いでしょう。
ふみふみを良くする猫は甘えん坊
毛布や飼い主さんのお腹など、柔らかな場所で前足を、ふみふみする猫がいます。子猫時代に母猫と過ごす時間が、十分ではなかった猫がやりがちと言います。子猫気分が抜けずに、母猫と過ごした幸せな時を思い出し、記憶の中で甘えているようです。
すぐに邪魔猫になる猫は甘えん坊
甘えん坊な猫の特徴で多いのがいつも飼い主の邪魔をする猫です。飼い主さんが雑誌やパソコンを見ていると、堂々と前を横切って、邪魔してくる事はありませんか?または、雑誌やキーボードの上に、ドテッと寝そべることは?これを俗に、「邪魔猫」と言います。「構って!こっち見て」と態度で示しています。
しょっちゅう邪魔猫になる猫は、甘えん坊認定です!可愛いけど、キーボードを勝手に押されると、困るのですよね。
スリスリがモーレツな猫は甘えん坊
甘えん坊な猫には「撫でて!」のアピールが激しい猫もいます。飼い主さんの膝に遠慮なく乗り、至近距離まで迫ってきます。特に甘えたい時は、顔スリスリがモーレツに強くなります。
前足を伸ばして、飼い主さんの顔などに触れようとすることもあります。ありがた迷惑な気もしますが、このような時はしっかりと、構ってあげましょう!
猫が突然甘えん坊になる原因
それまではさほど甘えん坊でもなかった猫が、急にベタベタと甘えん坊になった場合、そこにはどんな原因があるのでしょう?
- 分離不安症
- 発情期
- ストレス
分離不安症
甘えん坊の猫のように飼い主さんと離れる事で不安を感じ、病的な行動を起こすのが「分離不安症」です。
甘えん坊の猫のように飼い主さんに絶えずまとわりつき、外出しようとすると落ち着かなさげに歩き回る、飼い主さんの布団での粗相や過剰に鳴くなど、甘えん坊のような仕草以外にも猫が今までと違う行動をしだしたら、注意してください。
分離不安症の対策は色々とあるのですが、猫が急に甘えん坊になったらまずはかかりつけ医に相談してみた方が、良いかもしれません。
発情期
避妊手術をしていないメス猫に限りますが、発情期になるとやたら、甘えん坊になる事があります。頭や首などを、いつもより多く擦り付けてくるのです。
元々スリスリが激しい猫は、見分けがつかないかもしれませんが、避妊手術をしていない場合は、高い鳴き声で鳴くことはないか、甘えん坊の猫のようにいつもよりクネクネが多くないかなど、その他の発情サインが出ていないか、注意深く観察しましょう。
ストレス
例えば、飼い主さんが今までよりも外出する事が多くなった、スキンシップを取ってくれなくなったなど、猫が寂しい思いをして、それがストレスになって甘えん坊になっている可能性もあります。
今まであったスキンシップが少なくなったので、補おうとしていつも以上に甘えん坊になっているのかもしれません。思い当たる場合、猫と過ごす時間は、十分に構うようにしてあげてください。
まとめ
筆者の個人的な意見ですが、猫はみんな、甘えん坊の部分はあると思います。その表れ方に程度の差があるだけで、甘えたい気分になる事は、猫生の中で何度もある事でしょう。
我が家の3匹の猫たちを見ていると、その甘え方に個性があって、とても面白いと感じます。オス猫はやはりとても甘えん坊で、甘え方もあからさまです。メス猫はオス猫よりも、甘え方がさりげないです。
最年長のメス猫は、付かず離れずといった感じで、一定の距離感を持って甘えますが、なぜか私と部屋に2人きりになると、突如甘えん坊に変身します(笑)。
ちょっと困る時もありますが、愛猫の甘えん坊な部分も受け止めて、可愛がれるのが一番良いですね!飼い主さんの前で甘えん坊になる、という事は、母猫のように信頼している、という事です。そんな愛猫を放っておくこと、できませんね!