鼻がなっている時に注意したい症状
![キャットタワーで眠る猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/5/7d245531be819ab748238aecc3d41a95.jpg)
猫が寝ているときに「ピーピー」「ブーブー」など鼻が鳴っているときがありますよね。
「可愛いいびきだな〜」と飼い主さんも何も気が付かずに、そのままにしてしまいがちですが、実は病気が原因によって、そのように鼻が鳴っていることもあるのです。
そこでここでは早期発見に繋げるためにも「猫の鼻が鳴るときに気をつけたい症状」についてご紹介させていただきます。
1.鼻水が出ているとき
![毛布にくるまる灰色の猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/4/b639b4c5e9f4496f03aa8af7b0cee068.jpg)
猫が鼻水を垂らして、「ブーブー」「ビービー」といびきのように鼻を鳴らして寝ていることがありますよね。
これは、ホコリや花粉症などに反応してしまうアレルギーから引き起こされる「慢性鼻炎」が原因によることがほとんとです。
こちらが原因の場合は、命を脅かす心配はないでしょう。しかし、鼻水だけでなく、
- いびきの音があまりにも大きい
- 呼吸がしにくそう
などという症状もあるときには鼻咽頭ポリープである可能性があります。
鼻咽頭ポリープになってしまうと、猫は寝苦しいせいで睡眠障害になってしまったり、気が付かずそのままにしていると失神をしてしまったりすることもあります。
大きないびきや鼻水が気になるときには、「鼻咽頭ポリープ」を疑うようにしてください。
2.猫の声が変わったとき
![鳴く黒猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/8/af71b7f6d078b157b72f279f38ce2b63.jpg)
猫が寝ているときに鼻を鳴らして寝ることが多い、起きているときに鳴き声がいつもより「こもっている」「声が変わったな」と思うことありませんか?
もしそのような症状があるときには、鼻の奥で徐々に膜が張ってしまう鼻咽頭狭窄という病気である可能性があります。
この病気は、鼻の奥に膜が張ってしまい、次第に息がしにくくなってしまう病気です。
飼い主さんが気が付かずに放っておくと、「呼吸困難」になってしまうこともあるので早めに治療や手術をする必要があります。
3.鼻水に血が混ざっているとき
![猫の鼻アップ](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/6/a8f8f6093862616d60e1fc300c81b427.jpg)
猫が鼻水を垂らしていることは、アレルギーなどによる慢性鼻炎などで見かけますよね。
しかし、そんな鼻水に「血」が混ざっていることありませんか?
猫の鼻水に血が混ざっているときは注意が必要です。
怪我をして血がでているのではないときには、クリプトコッカス症という病気である可能性が高いからです。
猫のクリプトコッカス症は、
- 鼻の穴にしこりができる
- 血の混ざった鼻水がでる
- くしゃみがとまらなくなる
などの症状があります。猫の鼻が鳴ることが気になるときには、猫の鼻の様子をチェックしてみてください。
4.呼吸がしにくそうなとき
![寝転んでこちらを見る猫の顔アップ](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/6/1995bad3de9c5ec8d782da6c0f28af38.jpg)
猫が鼻を鳴らして寝ているときに、「呼吸がしにくそうだな」と思うときありますよね。
こちらは鼻水が出て、呼吸しにくいだけなら、まだアレルギーなどが原因なのでしょうが、他の病気である可能性もあります。
それは軟口蓋過長症です。この軟口蓋過長症になると呼吸がしにくく、繰り返し嘔吐をしてしまったり、呼吸困難により死亡してしまったりするケースもあります。
まとめ
![ベッドで仰向けになって眠る猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/9/6cda8749ea91a61af413bab9da62bbc5.jpg)
猫が鼻を鳴らして寝ているとき、「ただのいびき」だと思ってしまいがちですが、実は
- 鼻咽頭ポリープ
- 鼻咽頭狭窄
- クリプトコッカス症
- 軟口蓋過長症
などの病気が潜んでいる可能性もあります。
もし他にも気になる症状があるときには、鼻の表面や穴を見てみたり、出血をしていないかチェックをしてみたりしてください。
そして他にも何か症状があったり、不安なことがあったりするときには迷わずに、なるべく早めに動物病気へ連れて行ってあげるようにしてください。