猫の鼻血が出た時に考えられる病気

猫の鼻血が出た時に考えられる病気

ふと気が付くと猫が鼻血を出していた!何てことも少なくはありません。ケガの場合、さほど心配もいりませんが、もしかしたらその鼻血、病気のサインかも・・・。

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監修:獣医師 平松育子先生

(ふくふく動物病院)

猫が鼻血を出す原因

目を瞑る猫の顔アップ

猫が鼻血を出す主な原因として、

  • ケガ
  • 病気

のどちらかが挙げられます。他の猫との喧嘩や、どこかにぶつけた等の外傷のあるケガの場合、鼻血がすぐに止まれば心配はいりません。しかし、猫の鼻血が出る病気というのはいくつか存在します。

病気の場合、すぐに獣医師に診てもらう必要がある為、まずは鼻血の原因を探る事が大切だと言えます。どうせただのケガだろうと素人判断で簡単に決めつけてはいけません!鼻血くらいと思っていても、命に関わる病気の可能性もあるのです。

猫が鼻血を出す病気

猫の鼻と口アップ

猫が鼻血を出す事がある病気はいくつかありますが、その中から、よくある病気をご紹介したいと思います。

  • 猫が鼻血を出す病気:慢性副鼻腔炎
  • 猫が鼻血を出す病気:クリプトコッカス症
  • 猫が鼻血を出す病気:歯槽膿漏
  • 猫が鼻血を出す病気:ガン
  • 猫が鼻血を出す病気:猫風邪

慢性副鼻腔炎

症状としては、

  • 元気が無い
  • 食欲の低下
  • 呼吸が苦しそう
  • くしゃみ、鼻水が出る
  • 鼻血が出る場合がある

等が見られます。慢性副鼻腔炎の場合、鼻血が主な症状として出るわけではなく、くしゃみのしすぎで鼻血が出る場合もあるといった感じです。慢性副鼻腔炎では、鼻水がさらさらの物ではなく粘り気のある膿を持った物が出ます。

治療法は、一般的には抗生物質の投薬、そして症状がひどい場合には洗浄を行う事もあるようです。

クリプトコッカス症

クリプトコッカス症の症状も慢性副鼻腔炎とよく似ています。鼻血も出ますが、それに加えて鼻や目の周りに肉芽腫が出来る事もあり、症状がひどくなると肺炎を引き起こす可能性があります。

治療法はこちらも同じく抗生物質の投薬がメインとなりますが、症状がひどい場合には切除手術が行われる事もあります。

歯槽膿漏

猫はお口の病気になりやすいと言われていますが、歯槽膿漏になってしまった場合、歯根部分に膿が溜まり、鼻にも影響をもたらす場合があります。鼻血に加えて歯茎の状態も悪いという事でしたら、歯槽膿漏の可能性があるかもしれません。

歯に付着した歯石取りが主な治療法になります。

ガン

鼻腔内にガンが出来て潰れてしまうと鼻水に鼻血が混じる事もあります。あまり考えたくない病気ではありますが、このような場合もある、と頭に入れておきましょう。そうする事で早期発見にも繋がります。

鼻腔内リンパ腫の発生確率が高いですが、残念ながら外からはわからないうちにどんどん大きくなっていることもしばしばです。片側からだけ鼻血が出る、鼻息の音が大きい、いびきがひどいなどの症状が鼻血に伴う場合はできるだけ早く受診しましょう。

猫風邪

猫風邪も、ただの風邪だと思ってはいけません。症状は

  • 鼻水やくしゃみ
  • 食欲の低下

等、比較的わかりやすい物に加え、くしゃみのしすぎで鼻腔内が傷つき鼻血が混じった鼻水を出す事があります。治療法はこちらも抗生物質の投与がメインで、症状が重ければ注射や点滴といった処置が行われる事が多いです。

ここで紹介した病気が全てではありません。あくまでも、猫の鼻血を甘く見てはいけないと言う事でいくつか書かせていただきました。人間の鼻血も頻繁に出ると病気を疑われる事がありますが、それは猫も同じなのです。

猫が鼻血を出した時の処置

ティッシュを持つ人の手を抑える猫の手

猫が鼻血を出してしまった時、人間と同じように鼻をつまんだりティッシュを詰めたりすればいいのかと思えば、そうではありません。なんでも、猫の鼻腔は奥に行けばいくほど広くなっているそうで、入口の方は狭いんだとか。

ですから、軽くティッシュを詰めておこうと思っても猫が動いたり、いじったりしてしまった結果思いのほか奥に入ってしまったと言う事もありますので、自己判断でティッシュを詰めるような事はしないようにしましょう!

出来る事と言えば、鼻にティッシュを当て鼻血が床に垂れないようにする事くらいしかありません。他の症状が無く少しの鼻血が数分で止まるようなら、様子を見てもいいかもしれませんが、あまり頻繁に、それも一度出たらしばらく鼻血が止まらないという場合は病気の可能性があります。

まとめ

獣医に顔を見られている茶色の猫

他に目立つ症状が見られない時は、鼻血くらい・・・と思ってしまいがち。しかし猫の鼻血は病気のサインかもしれません。愛猫が苦しんでいる事に気が付いてあげられるのは飼い主さんだけです。

愛猫の変化にいち早く気が付いてあげる事が出来ると、その後すぐに治療をして治す事が出来ます。しかし悪化してしまってからでは体のあちこちに支障をきたしてしまう場合もあります。猫が鼻血を出したら出来るだけ早急に、病院に掛かる事をオススメします。

記事の監修

  • 獣医師
  • 平松育子先生
  • (ふくふく動物病院 院長)

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

40代 女性 かえで

 我が家で飼っていたねこちゃんでよく鼻血を出すねこちゃんがいました。
長男ねこなのですが、長男らしく元気いっぱいの子だったのですが、たまに鼻血をだすことがあり、心配になって獣医さんに診ていただきました!
原因は見てないところで気づかなかったのですがひっかいたみたいでアレルギー性鼻炎でした。お鼻が痒かったんだと思います。
体にも湿疹がでていたので治療していただきました。
抗ヒスタミン剤を少しずつ飲ませて様子をみました。鼻水や痒さもましになったみたいで、ごはんもゆっくりと食べるようになりました。鼻血もでなくなりあんしんしました。
鼻血には色んな病気の場合があるそうで心配しましたが、大きな病気ではなく安心しました。

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