猫がストレスで吐く原因
猫はストレスが溜まりやすいと言われている生き物ですが、猫はストレスを感じると吐くこともあるんだとか。なんだか人間みたいですよね。今回は猫がストレスで吐く原因をいくつかあげていきたいと思います。
引っ越しや模様替え
引っ越しや模様替えをしてから猫が吐くようになったという場合は、注意が必要になります。今までお気に入りだった場所がいきなりなくなってしまうことは猫にとって大きなストレスで、吐く原因になってしまうことがあるそうです。
新入り猫が来た
割と多いのが新入り猫の影響で、先住猫がストレスを感じ吐いてしまうということです。新入り猫の存在は先住猫にとってストレスになりやすく、慣れるまでは時間がかかることも少なくはありません。
家族が増えた
赤ちゃんが生まれるなどで家族が増え、自分があまり構って貰えないことで猫がストレスを感じて吐くこともあります。猫が赤ちゃんに焼きもちを妬いてしまうことも少なくはありません。先住猫の気持ちも大切にして猫と赤ちゃんの中をうまく保つのが1番です。
ストレスで猫が吐く時の対処法
ストレスで猫が吐く時の対処方法は、猫が吐く原因によって異なります。
引っ越しや模様替えで猫がストレスで吐く場合
猫が引っ越しや模様替えでストレスを感じ吐く場合は、出来るだけ猫のお気に入りの場所は崩さないようにするというのが大切なポイントになります。
特に引っ越しの際には、家具をすべて買い替える!という方も少なくはありません。その時、猫ハウスやケージ、猫がお気に入りだったタオルなどは引っ越しの際すぐに新しい物に変えようとせず、時間をかけて徐々に変えていくと良いですね。
模様替えで猫がストレスを感じ吐くことも少なくはないので、模様替えの時には猫が今までよくいた場所はそのままにする、などの対処法が必要になります。
新入り猫が来て猫がストレスで吐く場合
新入り猫が来て先住猫がストレスで吐く場合は、新入り猫よりも先住猫を優先し、先住猫に「あなたが1番だよ」と教えてあげなければ、症状はなかなか改善しないことが多いと言われています。
新入り猫がかわいくて仕方ない気持ちをグッとこらえ、先住猫に尽くしてください。また、新入り猫と先住猫をはじめから同じ部屋で生活させてしまうと、お互いにストレスを感じることが多いので、初めは新入り猫をケージに入れ別部屋で生活させましょう。
どちらもニオイで存在に気が付きます。慣れてきてから対面→新入り猫をケージに入れて同じ部屋で生活→ケージから出して同じ部屋で生活、という風に、1か月ほど時間をかけながら徐々に慣らしていくようにしましょう。
慣れるまでの期間ですが、長い時には1年程かかってしまうケースもあります。我が家は去年の8月に迷いこんできた猫を保護してからもうする1年が経ちますが、いまだにシャーシャーの言い合いで、まだ慣れるには時間がかかりそうな気がします。
家族が増えて猫ストレスで吐く場合
赤ちゃんが生まれた時など、家族が増えて猫がストレスを感じ吐く場合があります。赤ちゃんが生まれた場合はどうしても赤ちゃんに手がかかり、なかなか猫にかまってあげることができなくなってしまいますよね。
そんな時に猫はストレスを感じがちですが、赤ちゃんのことをしっかりと優先し、「この子も家族!飼い主の大切な存在!」ということをアピールしながらも猫に構ってあげる必要があります。
うまく関係がつくれたら、まれに猫が赤ちゃんのお世話をしてくれることもあるそうですよ。
猫がストレスで吐く?それとも病気?
猫がストレスで吐くこともありますが、病気によって吐くこともあります。
1番心配のいらない猫の吐き戻しは、毛玉の排出です。基本的には猫=よく吐く生き物だと思っていて問題はありませんが、ストレスを感じたことによって毛づくろいの回数が増え、毛玉を取り込みやすくなり吐いてしまうということもありますので注意が必要になります。
ストレス以外にも、胃腸障害のため猫が吐くことも。胃腸障害が原因の場合、下痢を伴うことも多く、その場合胃腸炎だと診断されることが多いのですが、胃の調子だけが悪く猫が吐くという場合は胃炎や異物を飲み込んでしまった、など様々なことが考えられますので注意が必要です。
猫の様子がおかしいと感じたときには、すぐにかかりつけの獣医さんへ相談するようにしましょう。
まとめ
今回は猫がストレスで吐くことについてまとめました。
猫はストレスを感じやすく、それによって吐いてしまうことも多いと言われていますが、猫が吐く=ストレス。
と決めつけるのはよくありません。
毛玉の排出のために猫が吐いているだけだったり、ほかの病気が隠れている可能性もあるので、”たかが猫のおう吐”と甘くみずに、十分に注意しなければいけません。